食満留三郎
けまとめさぶろう
プロフィール
概要
初登場は原作では22巻、アニメでは第16期。(原作では、初登場から名前が判明するまでに9年要したことから「9年目のプリンス」と呼ばれることも)
熱血かつ勝負を好む武闘派。時に強情を張り周囲を巻き込むこともあるが、基本は常識的で面倒見も良く、真面目で心根の優しい性格。
アニメでは戦いを好む一方で、自室や図書室で自習する勉強熱心な姿も度々見られる。
後輩に対して面倒見が良く、同じ用具委員の下坂部平太の怖がりな性格を治す為に富松作兵衛と協力した事もあったり、委員長改選編(アニメでは22期最終話「忍術学園のお花見の段」)で後輩達が書いた勧誘文句に「お父ちゃん」と書かれた後がある。
同室の善法寺伊作の影響か、何かと不運な目に遭いやすい。最近では不運そのものが移っているとまで言われている(17期81話『本当の顔は?の段』では、鉢屋三郎が忍術学園に侵入した曲者を追うために留三郎に変装した際には池に落ちている)。
伊作が夜中に突然臭いの強い薬草を煎じ出したり(その為、六はの部屋は薬の臭いが染み付いている)、木造彫りなどの内職をしたりすることには手を焼いているが、伊作が不運で自身を巻き込んでいることを気にしたり、謝ってきた時には「同室じゃないか」と慰めたり、同室のよしみで手伝う事もある等、なんだかんだ友情には厚い。
アニメの「同室シリーズ」では名言を多々生み出している。
同学年の潮江文次郎とは犬猿の仲であり喧嘩が絶えないが、いざという時には協力し合う場面も見られる(ただし局地的に雨が降るほど稀な出来事である)。
また、同じ熱血漢でも文次郎とは少し方向性が違う。
ドクタケから「忍者の先生になってくれ」と言われた事があり、忍者としては優秀である。
30期34話『同室の思い出』にて、ちょっと年の離れた二人の兄がいる三男坊だということが明かされた。また、口癖の「勝負だー!」は元々は兄に追い付けない悔しさを力に変えるためのもの。
能力
得意武器は鉄双節棍(てっそうせっこん)。鉄双節棍とは鍛鉄製の連接棍棒、わかりやすく言うと鉄でできた和製ヌンチャクの事であり、腕を振り加速して打撃力を高める武器である。
23期33話『武術大会の名勝負の段』で富松作兵衛、27期31話『似た者同士の段』で浜守一郎にも教えたりやらせたりする場面もあるが、両者の様子から見て扱いが難しいのがうかがえる。
上述した通り、文次郎とは同じ接近戦を主とするスタイルやけんかっ早い性格も相まって頻繁に対立している。力量的にはほぼ同等だがあえて言えば文次郎がやや優勢に描かれる事が多く、決着後に留三郎だけが手当を受けている場面がある(22期64話『雨が降るのは誰のせい?の段』など)。
24期6話『お嬢さんと呼ばれたいの段』では女装を披露しており、「留子」と呼ばれている。