スコープ(Scope)は直訳すると「範囲」を意味する英語である。
このため、「Scope」単体では文章やプログラムなどのうち、ある一定の範囲を意味する言葉となっている。
使い方によってはある「範囲」の「観測」や「表示」と言ったニュアンスを含むことも。
Tele(望遠)＋Scope(範囲)＝Telescope(望遠鏡)、Micro(微細)＋Scope(範囲)＝Microscope(顕微鏡)のように用途等を頭に付けることで、「ある一定の部位を観測する機器」という意味合いを持つようになるが、日本では接頭語を省くことが多いので「スコープ」は様々な意味を持つようになっている。
銃のスコープ
照準器自体はサイトと呼ばれる。自衛隊では照準眼鏡とも呼ばれる。
狙撃においては距離や横風など様々な影響を受け、また弾道は緩くとも放物線を描いて飛ぶためゲームのように必ず十字の中央に当たる訳ではない点に注意。映画などではスナイパーが各種条件を計算の上で、スコープのダイヤルをカチカチと調整する様子が描かれるのがそれである。
必ずしも高倍率とは限らず、アサルトライフルや機関銃に搭載される視野の広い低倍率のスコープもあり、歩兵の射撃精度を高めている。（ACOGなど）
ただし双眼鏡と同じく、倍率が高いほど視野は狭まり死角や手振れも増え、長距離以外では役に立たないため高倍率＝良いスコープという訳ではない。（可変倍率の製品もある）
関連タグ
望遠鏡 単眼鏡 双眼鏡 顕微鏡 暗視スコープ（ナイトビジョン）
レティクル …スコープに刻まれている模様パターンそのもの
