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PSO-1とは、ソビエト連邦においてSVD狙撃銃に使用する為に開発された光学照準機である。

独特のシルエットと色合いでSVDを引き立たせる名脇役

また、本稿ではPSO-1以外にSVDに装着可能な照準器についても記述する。


概要編集


倍率は4倍固定式で視野6°。

対物レンズ側に伸縮式のフードが備わっている。


PSO-1

レティクルパターンはポストタイプでサイトポストが「 ^ 」型の独特のものである。

左下に備わる曲線グラフのようなものは距離計で、身長170cmの敵兵士が立った状態でいる場合に突き合わせて凡その距離を測る。距離は上に書かれた数字×100mである。

しかしながら、弾道特性が異なるVSSAS-VALの場合は異なる照準器が必要となる。


レティクルはGOST規格(ソ連の工業規格)に対応する電池を使用して発光させることが可能である。(少なくとも冷戦期の連邦軍向けの個体は西側の工業規格の電池を使用する事は出来ないと思われる)

取り付けは、冷戦期のソ連製軍用銃では標準的な取付方法である「銃左側に備えられたサイドマウントレールに嵌め込む」形となる。

この固定方法はソ連製の軍用銃の他RPG-7等でも採用されており、例えばアフガニスタン紛争ではAK-74にRPG-7の照準器を付けた写真も見受けられる。(当たるのだろうか…)


初期型は、暗視装置赤外線投光器を発見する為のフィルターが備わっていたが、暗視装置の進化とともに投光器が使用されなくなると省略された。


派生型編集

SVDと共に東側各国でコピーされている。

現在では、民間市場や輸出を視野に入れたベラルーシ製のPSOPが多く流通しているほか、PSO-1の光学系をそのままにマウントを省略してチューブ型にしたものが販売されている。


軍用 ソ連製及びロシア製編集

前述の通りSVDのサイドマウントレール装着可能な光学照準器ならほぼ全て取り付けが可能である。

ゼロインを的確に行い、照準の修正のためのデータを適切に収集できれば使用可能である。

1P21/1П21編集

ゴツさと細いチューブがバランスを取れているPSO-1と打って変わって、分隊支援用狙撃銃へ取り付けるものとしてはやたらと厳ついスコープ。

倍率は可変式で3-9倍ないし4-12倍。外観は素敵だが、あまり使用例が見られない。

SVDにはPSO-1と同等の方法で取り付けが可能。 作品がPixiv内で発見できないので海外の収集家のホームページのリンクを掲載した。

1P59/1П59編集

SV-98と同時期に開発された倍率可変式のスコープ。かなり大型で重量がある。

SV-98向けの名称は、取付方法などが異なるため1P69/1П69となっている。

これもPixiv内で作品が見受けられないので海外の収集家のホームページのリンクを掲載することとした。


なお、純粋なPSO-1はAKシリーズに取り付ける際にはシーバーカバーの高さが高いため、PSO-1を取り付ける場合にはマウントの嵩上げが必要となる。

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