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ハリアーの編集履歴

2012-10-10 00:23:35 バージョン

ハリアー

はりあー

チュウヒという鳥の英語名(Harrier)。またはイギリスで開発されたV/STOL攻撃機。本記事では後者を紹介する。1960年に初飛行した「ホーカー・シドレーP.1127」を原型とする初めての実用VTOL戦闘機(実質的には攻撃機)であり、フォークランド紛争をはじめとして実戦に参加している。生産数718機。

イギリスのホーカー・シドレー社が開発した世界初の実用垂直離着陸機(V/STOL機)である。原型機の初飛行は1960年。1970年代の時点で初期型のハリアーは性能の限界に達していたが、アメリカのマクドネル・ダグラス社は、より洗練したハリアーIIを開発した。


ホーカー・シドレーP.1127

VTOLへの期待

第二次世界大戦終結後、世界各国(特に戦勝国)では次なる戦闘機を模索していた。

Me262のようなジェット戦闘機はもちろんの事だが、

これとは別に『どんな場所からでも離着陸できる戦闘機』というのも求められていた。

つまり、VTOL機の事である。


当時はすでに核兵器が実用になっており、

どんな国でさえ首都への核攻撃だけは絶対に阻止しなくてはいけなかった。

VTOLはそのための迎撃機として期待され、実際にXFV・XFYは穀物サイロ型格納庫が用意されていた。


最初に実用化された方法は『テイル・シッター方式』といい、

早い話が通常の航空機を縦にして運用するというものである。

中でもトリープフリューゲルなどはよく知られている方だろう。


これなら設計は通常の機と同じようにでき、お手軽にVTOLを実現できる利点があった。


さて、航空機というものは実に厄介なもので、

エンジンや機体設計で得られた「合計得点」の中から、目的にあわせて割り振らなくてはいけない。


つまり『重い荷物を積む』『長く速く飛行する』なら多くの「得点」を割り振らなくてはならず、

『軽い荷物を遅く運ぶ』ならその分機動性や運動性に多く得点をわり振れる。




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AV-8B シーハリアー VTOL 攻撃機 ジェット戦闘機

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