(OSXの項も参照されたい。)
概要
Mac OS X(オーエス テン)は、
Apple Inc.のMacintoshコンピュータ用の現行オペレーティングシステム (OS) である。
2012年2月16日、v10.8となるMountain Lionのリリースより、
正式名称であった"Mac OS X"から"Mac"が外され、
"OS X"へと改称が行われた。
(※以降、特に必要がなければ"OS X"と表記する。)
バージョン9まで続いたそれまでのMac OSの後継として、
名称はローマ数字のX(テン)が付けられ、2001年に最初の製品版が発売された。
「v10.5 Leopard」でUNIXとしての認証を受けた。
バージョン別OS名称
OSの各バージョンには猫科猛獣のコードネームが当てられており、
v10.2 Jaguarから(日本ではv10.3 Pantherから)は商品名にもなっている。
また、v10.7までは先頭に「Mac」の名前が付けられており、「Mac OS X」という名称だった。
バージョン | 名称 |
---|---|
Public Beta | Siam |
Mac OS X v10.0 | Cheetah |
Mac OS X v10.1 | Puma |
Mac OS X v10.2 | Jaguar |
Mac OS X v10.3 | Panther |
Mac OS X v10.4 | Tiger |
Mac OS X v10.5 | Leopard |
Mac OS X v10.6 | Snow Leopard |
Mac OS X v10.7 | Lion |
OS X v10.8 | Mountain Lion |
OS Xの特徴
Macintosh専用のUNIX互換OS。
このOSからiPhoneやiPadなどAppleのモバイル製品に搭載されるiOSが派生している。
旧来のMac OSとは全く別にネクスト・ソフトウェアのOPENSTEPの技術をベースに開発された。
UNIXベースとなり、比較的容易な移植でBSDやLinuxなど
他のUNIX系OSで開発されたソフトウェア資産を使うことができ、Wineという互換環境をインストールすれば、
制限はあるがWIndows向けソフトウェアも一応使うことができる。
v10.4まではClassic環境と呼ばれるMac OS互換機能を持っている。
v10.5およびIntel版の v10.4からこの機能はなくなった。
多言語対応に力を入れており、標準インストールで複数の言語がサポートされている。そのため、言語別パッケージという概念がなく、同じバージョンならばどの国で買っても同じパッケージである。
主要な付属アプリケーション
主要なユーティリティ
- Automator
- BootCamp
- ColorSync
- DigitalColor Meter
- FileVault(ホームディレクトリを暗号化)
- Grapher(グラフ計算機)
- Inkwell(手書き認識)
- VoiceOver(音声認識)
- X11 (X Window System)
- アクティビティモニタ
- キーチェーンアクセス
- ことえり
- ファックス
- 移行アシスタント
- Dock
- TimeMachine
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