曖昧さ回避
- Apple製ハードウェア用のキーボードに採用されている修飾キー。(本項目で記述)
- 道路標識や硬貨などに刻まれているマーク。
北欧で400年 〜 600年ごろ作られ、コマンド記号を含んだ石版などが発見されているらしい。
概要
コマンドキーは、MacintoshやiPad、NewtonなどのApple製ハードウェア用キーボードに備わる修飾キーの一つである。キートップには、⌘(コマンド)マークが刻印されている。
スペースキーの左右に配置され、他のキーと一緒に押し下げることで、さまざまなコマンドを送信できる。MacOSやOSXにおいて軸足のような存在であり、快適に操作するには欠かせない。Windows系OSでのコントロールキーに近い機能を持つが、コントロールキーも別に存在しておりUNIX系ソフトウェアの操作や2ボタンマウスのエミュレーション、ことえりに代表されるインプットメソッドの操作などで多用される。
使用例
以下の例は、多くのアプリケーションで使用できる機能である(例外あり)。
⌘+A | すべてを選択 |
---|---|
⌘+C | 〔選択項目の〕コピー |
⌘+F | 検索 |
⌘+H | アプリケーションを隠す |
⌘+I | 情報を見る |
⌘+M | 最小化 |
⌘+N | 新規ウインドウ、新規〔書類〕 |
⌘+O | ファイルを開く |
⌘+Q | 〔アプリケーションの〕終了 |
⌘+S | 保存 |
⌘+Shift+S | 別名で保存 |
⌘+W | ウインドウを閉じる |
⌘+X | 〔選択項目の〕カット |
⌘+V | 〔カーソル位置に〕ペースト |
⌘+Z | 元に戻す |
⌘+, | 環境設定 |
⌘+? | ヘルプ |
⌘+F1 | 次のウインドウを手前に表示 |
⌘+Shift+F1 | 前のウインドウを手前に表示 |
※これらの用法はコンピュータに動作させる機能を表す英語の単語の頭文字が選択されていて、一般的な制御文字の動作とは無関係であることに留意されたい。
複数の項目の選択
MacでのFinder上でコマンドキーを押しながら項目をクリックすることで、シフトキーと同様に複数の項目を選択することが可能になる。ただ、コマンドキーを使用した場合、シフトキーを使用する場合とは異なり、範囲ではなく、クリックした項目のみが選択される。Windows系OSでのコントロールキーの役割に近い。Macでコントロールキーを押しながらクリックすると、右クリックと同じ動作をする。