京成3000形
けいせいさんぜんがた
京成電鉄3000形(2代)
京成電鉄で使用されていた抵抗制御車の鋼製車両3200形や3300形、また3500形未更新車や一部の3600形を代替する目的で、2002年にデビュー。環境対策・省エネ・メンテナンスフリー・バリアフリー対策を盛り込んであり、日本車輌の「日車ブロック工法」に基づく軽量ステンレス車体とIGBT素子によるVVVFインバータ制御方式を採用した。
また、製造コストの低減のため車体構造や基本的な性能などを京成グループで共通にした「京成グループ標準車体」を京成グループ各社でも採用、姉妹車両(兄弟車)を新製投入している。
3000形(7次車を除く)
6両編成と8両編成が存在する。日本車輌と東急車輌→総合車両製作所が担当し、2019年の3042編成まで足掛け17年にわたって製造された。
3026編成から車内案内表示装置にLCD表示装置を採用しており、それ以前の編成は落成当初LEDによる電光掲示であったが、2019年までにLCD表示装置への換装が完了している。
3050形(3000形7次車)
新AE形と同時デビューを果たした「成田スカイアクセス」こと京成成田空港線用の車両。スカイアクセス線対応のため最高速度が120km/hに引き上げられたことから、従来車の区別として3050番台となり8両編成6本が投入された。全編成日本車輌製。
このグループから車内案内表示装置にLCDは採用されている。
2019年の2代目京成3100形(3150形)の投入に伴い、3100形に合わせたオレンジ色のラインカラーに変更された(3051編成のみオレンジ色にならず直接通常色化された)が、3100形の増備に合わせて順次京成本線向けへ転用、2023年6月までに全て通常色になった。
なお、通常色後も従来車とは内装の色調が異なっているほか、正面の車両番号が切り文字ではなくメタリックステッカーになっているのが区別点。