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ここでは、京成電鉄

1960年に登場した初代3100形

2019年に登場した2代目3100形について解説する。

初代

赤電」3000系列の一族で、1960年から1962年にかけて2両編成16本が製造された。この形式から前照灯がシールドビーム2灯式となり、標識灯と後部灯が兼用となった。

2次車からは京成の量産車両では初めて空気ばね台車を採用している。

側面は従来の赤電と同じだが、3121~3124の4両は側窓が小窓のタイプが試験的に採用されていた。

1980年から1982年にかけて4両編成化を、1987年から1989年にかけて冷房化改造を実施。

京成3700形に置き換えられ1996年に引退。前後して3121・3122、3125~3128の6両は千葉急行電鉄へ貸し出し(リース)となり、1998年まで使われその後廃車となった。

なお、片開き式の赤電で現行塗装化されたのはこの形式が唯一である。

余談だが、本来なら本形式が車体更新と同時に京成最初の冷房改造車両になる筈だったが、当時の京成の経営悪化で見送られ、1987年から89年に掛けて改めて冷房化された。

2代目

2002年から長らく導入されていた3000形に代わる新形式として、京成グループ共同で開発された。

製造は日本車輌総合車両製作所が担当し、8両編成7本が導入された。

なお、新京成電鉄の80000形は「京成グループ標準車体」として共同で設計された兄弟車だが、制御機器類のメーカーが異なる。詳細は「80000形」の記事を参照。

VVVFインバータ装置は3000形時代のIGBTからSiC(炭化ケイ素)へ移行、また空気清浄機・防犯カメラ・Wi-Fiも製造時から装備している。

車両番号は3000形と同様に各車両の番号を「3151-1」「3151-2」…のようにハイフン付きとしており、京急とは逆に成田空港側から付番している。

なお、現時点では成田スカイアクセス京成成田空港線)向けの3150番台しか導入されていないため、以下の解説はそれに準じたものとする。

3150番台(3150形)

2019年に登場。座席や外観の一部に成田空港線のオレンジ色を取り入れ、また車体各所に飛行機(編成中央を境に、1~4両目が成田空港方面、5~8両目が羽田空港方面に機首を向けたデザイン)や沿線(成田山新勝寺・浅草雷門東京スカイツリー)や富士山をイメージしたイラストが添えられている。

貫通扉のガラス戸には空を飛ぶ京成パンダとハナちゃんが描かれている。

扉間にある座席の一部は折り畳み式となっており、この区画はスーツケース置場となる。

本形式の導入に伴いそれまで成田スカイアクセスで使用されていた3000形7次車(3050形)は、新車投入過渡期は一時的に3100形に合わせたオレンジ色のラインカラーに変更されたが、順次京成本線向けに転用され塗装も一般色となり、3600形3400形の置き換えに充当された。

投入時期は列車無線システムのデジタル化移行と被っており、最終落成分の3157編成は最初からアナログ無線の四角いIRアンテナが無い(SRアンテナのみ搭載)状態で竣工している。

編成表

  • CP=コンプレッサー、VVVF=制御装置、SIV=補助電源装置、BT=蓄電池

←浦賀方面

形式モハ3100-8モハ3100-7サハ3100-6モハ3100-5モハ3100-4サハ3100-3モハ3100-2モハ3100-1備考
MT構成M2cM1TM1'M2TM1M2c
機器構成CP・BTVVVFSIVVVVFSIVVVVFCP・BT
第51編成3151-83151-73151-63151-53151-43151-33151-23151-1
第52編成3152-83152-73152-63152-53152-43152-33152-23152-1
第53編成3153-83153-73153-63153-53153-43153-33153-23153-1
第54編成3154-83154-73154-63154-53154-43154-33154-23154-1
第55編成3155-83155-73155-63155-53155-43155-33155-23155-1
第56編成3156-83156-73156-63156-53156-43156-33156-23156-1
第57編成3157-83157-73157-63157-53157-43157-33157-23157-1

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