概要
京成電鉄の通勤型車両である。1993年に8両編成5本が製造された。車両デザインは1991年に製造された京成3700形と同様であるが、3700形がステンレス車体であるのに対しこちらは鋼製車体となっている。(再更新を行わないからとか言われることもあるが、実のところ改造を担当した大榮車輌ではステンレス車体の製造が不可能だったことによる)
実は本形式は初代「スカイライナー」でおなじみ初代AE形の機器・台車を再利用して製造された形式であり、書類上は初代AE形の改造車という扱いとなっている。制御方式は界磁チョッパ制御を採用している。
結果的に、すでに引退した2代目「スカイライナー」のAE100形よりも長生きしていることになっている上に廃車が発生した2020年の時点で既に元のAE形よりも改造後の本形式としての期間の方が長くなっている。(ただし、車体更新車なので一概には言えないが)
運用
先頭車が電動車であることから、京浜急行電鉄への乗り入れにも対応しており、かつては三崎口駅まで乗り入れていたが、2021年現在は全ての列車が京急空港線へ乗り入れ、京急蒲田以南には乗り入れていない。
また、成田スカイアクセス線への乗り入れには対応していないが、イベントで乗り入れたことはある。
廃車
3100形への置き換えにより2020年より廃車が開始された。最初に廃車されたのは3408編成で、その後2023年までに計4編成が廃車となり現在はデジタル無線を装備したラストナンバーの3448編成のみが残存している。なお、同編成は2023年10月から11月にかけて全般検査が施行されたため、もうしばらくの間は活躍が見込まれる他、現在都営浅草線系統で運用されている最後の直流電動機使用形式ともなっている。