概要
京成3400形とは、京成電鉄の通勤形電車である。1993年に8両編成5本が製造された。
「スカイライナー」の初代AE形の機器・台車を再利用して製造された形式であり、書類上は初代AE形の改造車という扱いとなっている。そのため、種車と同じ界磁チョッパ制御を採用している。
既に元のAE形よりも改造後の本形式としての期間の方が長くなっている(ただし、車体更新車なので一概には言えないが)。
車両デザインは1991年に製造された京成3700形と同様であるが、3700形がステンレス車体であるのに対しこちらは鋼製車体となっている。
これは再更新を行わないからとか言われることもあるが、実のところ改造を担当した大榮車輌ではステンレス車体の製造が不可能だったことによる。
運用
先頭車が電動車であることから京浜急行電鉄への乗り入れにも対応しており、現在は京急空港線へ乗り入れる運用がメイン。
また、成田スカイアクセス線への乗り入れには対応していないが、イベントで乗り入れたことはある。
廃車
更新から25年以上を過ぎた2020年から、3100形(2代)の新製投入に伴う3050形(2代)の本線転用に伴い廃車が開始、その後2023年までに計4編成が除籍された。
2025年1月現在はデジタル無線を装備したラストナンバーの3448編成のみが在籍している。