兜(城プロ)
かぶとがたせいめいたい
城娘が戦う敵の総称であり、ゲーム内の任務などにおける別名は『兜型生命体』。城娘と同じく、属性による強弱関係を持つ。
現代では各地の博物館や城郭を襲い、由緒ある骨董品を持ち去っていく。時間逆行した際に出逢った兜達は古戦場で暴れまわり、各地の戦に混迷を広げている。その目的などは全く不明であり、統率者ともとれる大将兜すら全く言葉を発しなかったため、旧時代の兜型生命体が何のかは黎明期の船擬人化ゲームの敵並みに目的と正体の掴めない敵勢力であった。
当時、実装された解説図鑑などでは、まるで人工物を想起させる単語が並んでおり、いまいちその正体は判然としない。また大将兜(ボス)は撃破すると、専用の破損絵を見ることが出来たが、このとき、割れた装甲の隙間からは女体のようなものが見えるなど、何等かの意味のある設定を思わせるような一面も。尚、デザイナーのZトン氏の同人誌では中身には自動人形(からくり)的なイメージをもってデザインした旨の記述がある。
兜の正体に言及した一部の城娘曰く「アレは中に人が入っている」との事なので、他の雑兵クラスにも『ガワ』に入れられた何かがいると思われる。
尚、前述した図鑑は「鉄球を振り回しタコ殴りにする」「鋭い葉っぱを手裏剣の如く投擲する」「爆弾を相手に張り付けて爆殺する」「数百度の火炎で相手を焼く」「灼熱の手で相手の鎧を溶かし、切り裂く」「衝撃を撃ちこみ地震を引き起こす」等、エゲつない攻撃をしている設定やスケールのデカい設定が書かれていた。
関ヶ原の乱が勃発する直前に突然現れ、戦場にいた様々な人を鏖殺し、関ヶ原を中心として日本中を荒らしまわっている。「ザッ!!」「ザザッ!」という効果音と共にどこからともなく現れ、カタカナ交じりに「殺セ」「奪エ」と叫びながら容赦ない横暴を繰り広げいる。並の武器では役に立たず、城娘としての力が無い人では雑魚の桃型にすら勝てない程の強さを誇る。しかし殿はその限りではないらしく、ゲーム中では普通に兜相手に斬りかかり、普通に勝つ。
大将兜は旧の「かつて武将クラスの人がかぶっていた兜の名」ではなく「歴代の戦国武将の名」を名乗っている。大将兜には旧作とは違い中身が存在しない(あるかもしれないが旧の時のようなカットインは入らない)。その代り各武将の性格を模した性格(城娘曰く『魂の模倣』)をしており、旧以上に強烈な個性を持つ。だがほぼ全ての大将兜は元の武将よりも凶暴性、残虐性が増している。城娘を「敵」として認識している一方で、元の魂が持つ愛着故か、捕えたり仕留めた城娘に対しては即座に抹殺する事なく『瘴気』に当てたり、その魂の模倣によって城娘を騙し、従える事が多い。しかしそれだけではなく一部の大将兜は「元の魂の意思に基づいて城娘を逃がす」「部下を城娘に渡し、口先だけで殿との不和を引き起こして敵対を煽る」「瘴気で傀儡となったはずの城娘をまるで娘の様に世話する」「元の魂の往来の性格が強すぎて、あえて城娘を襲わず殿を待つ」等の奇怪な行動を取る事がある。兜となった加藤清正曰く「模倣した魂の意思がそうさせる」との事。
大将兜たちが動く目的は「更なる知略の開発」「より強力な城の築城」「強敵との戦い」等一貫しておらず、各々の目的のために各地を暴れまわっているように見える。また、大将兜間の仲は良くなく、自分の城(城娘)自慢大会を開いた時は終始全員が喧嘩腰であった。仲良くしろよ…
尚、旧との決定的な違いとして大将兜のみならずほぼすべての兜に自我がある。初期の本編では機械的に人を襲い、土地を荒らしまわる描写しかなかったが、次第に残虐非道な描写が増えていき、時には末端の兜を肉壁や自爆と云った捨て駒にする等、分かり合えない『敵』として立ちはだかっている。一方ネタ要素の強いイベントストーリーが開催される度に、カタコトとはいえ普通に喋るようになり、上司の横暴に振り回されて涙する兜たち、アニキ的大将兜の鼓舞によって奮い立つ兜達、動物型・機械型兜が変な語尾を付けて普通に喋ったり…など、雑魚にも様々な個性が見られるようになっている。本来敵である城娘相手でも、味方に引き込めた場合は「頑張レ!」を声をかけたり城娘に捕まって模擬戦やプチ謀反の駒にされ等、なんだか憎めない悪役となりつつある。イベント内の番外編に当たる絶に至っては「味方に引き入れた城娘と自分たちのコンビネーションを妄想する」「城娘にオギャる妄想をする」「深夜に騒ぐ」「日記を書く」等、どんどん人間らしい…というかバカらしい行動をする兜が増えいる。君たちは何処へ向かっているんだ。
その一方でイベント内でも洗脳中、もしくは妄想内の城娘達とは「殿をブッ殺しに行くぞ!」が一種の合言葉になって居る等殿の扱いは終始辛辣であり、城娘には理解を示しても人間に対しては相変わらず分かり合えない存在である様だ。ちなみにREでは開設図鑑が廃止されたため、各兜の(戦闘中の動作以上は)生態、攻撃方法は不明となってしまった。
REにおいて、2020年10月27日から実装されたユニットであり、主にユカリ珠と引き換えに入手することができる。
巨大化はできない、地形属性を持たない(指定する施設も装備不可)代わりに、計略を使うことで一時的に大将兜に変身することができる。
イベントで入手できる特効武器を装備すると、特殊効果を発動可能。
なお、兜娘は合成及び改築素材として使用することはできない。
旧城プロの設定の片鱗を感じさせるそんな彼女たちだが、どんな存在なのか、そしてどのような経緯で殿の味方となったのかは不明なところが多い。
総大将クラス
黒漆塗大水牛脇立桃形兜
黒漆塗燕尾形兜
金箔押熨斗烏帽子形兜
朱塗大天衝桃形兜
銀箔押一ノ谷形兜
Zトン様(http://www.pixiv.net/member.php?id=14168) 旧の兜のほとんどを担当
ケースワベ様(http://www.pixiv.net/member.php?id=24517) REの新規大将兜のほとんどを担当
2024年8月には城姫クエストとのコラボにおいて、まさかの兜が登場することに。
しかも、コラボイベント期間中、ログイン回数によってSR武将及びSSR武将となった兜が配布されるのである。1日でSR兜、7日でSSR兜が入手できるので、ログインはお忘れなく。
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コメント
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すべて見る鉄のララバイ……ある歴史修正主義者の誕生……
…これは、同田貫正国が“極”から、さらに原点回帰する物語。 注意事項 城娘は出てきません。敵ユニットである兜(城プロ)が登場するだけです。また、旧城プロと城プロ:REの設定を混ぜ込んであります。まぁ、兜が敵というなら、“兜割り”同田貫正国を絡めぬわけにいくまいよ(笑)。それと、審神者と骨喰藤四郎の死亡描写がありますので、そういうのが苦手な方は、ご遠慮ください。 また、鉄のララバイとありますが、この小説は、ロボットアニメ“装甲騎兵ボトムズ”は一切関係ありません。 しかし、ボトムズ、および、その外伝小説“青の騎士ベルゼルガ物語シリーズ(特に最終巻ね)”のオマージュ小説でもあり、さらに、OVAシリーズ“ペールゼン・ファイルズ”のOPテーマ“鉄のララバイ”の歌詞から、プロットを組みました(ですから、挿入する形で鉄のララバイの歌詞を紹介しています)。 以下、雑記。 いやね、久しぶりに“鉄のララバイ”を聞いていたら、ティンときたわけですよ。テレビシリーズの主題歌“炎のさだめ”が、主人公・キリコ・キュービィを歌ったものなら、“鉄のララバイ”は、主役機・スコープドッグを歌ったものなんですが、スコープドッグの特徴である“パイロットの命ごと消費される、使い捨ての量産機”という部分が、やはり、“戦場の量産品”である同田貫正国を思わせましてね。 だから、刀剣男士・同田貫正国で、“むせる”小説を書いてみたぜw。 ただ、同田貫正国は、キリコ・キュービィよりは、“青の騎士ベルゼルガ物語”の主人公、ケイン・マクドガルや、“機甲猟兵メロウリンク”の主人公、メロウリンク・アリティのほうに寄っていると思うので、ストーリーのテーマは、“青の騎士ベルゼルガ物語”寄りにしてあります。…まぁ、いずれにしろ、知らなくても読めます(笑)。 ちなみに、リンクを張っておきますので“鉄のララバイ”が気になった方はぜひぜひ。 https://www.youtube.com/watch?v=xCcn66N4EYk では、最後に…ボトムズの名次回予告から…。 “今回も、たぬきと地獄につきあってもらう!!”18,004文字pixiv小説作品