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経歴

生没年不詳。平安時代中期の作家、歌人。父は清原元輔

「清少納言」は通称であり、『清』は清原氏の出であること、『少納言』は親類にこの位の者がいたとされることから。本名は不明とされているが諾子(なぎこ)だという説がある。

つまりこの呼び名の切れ目は『清・少納言』であり、『清少・納言』ではない

陸奥守・橘則光と結婚し、息子の橘則長をもうけるも、武骨な夫とそりが合わず離婚一条天皇の中宮(のち皇后宮)藤原定子に仕えた。

紫式部とは、中宮彰子と定子の跡目出産競争もあってライバル関係とも目されており『紫式部日記』に少納言の悪口が書かれている。ただし、紫式部が宮仕えをはじめたのは少納言が退職した何年も後であり、二人の間には面識はなかったと思われる。

定子が出産時に亡くなって間もなく、少納言は宮仕えを辞めた。退職後も彰子の女房たちと手紙を交わしており、彼女の根に持たないさっぱりとした性格がうかがえる。

実子としては上記の橘則長のほか、再婚相手の藤原棟世との間に上東門院小馬命婦がおり、彼女は紫式部の娘大弐三位和泉式部の娘小式部内侍とともに彰子に仕えた。

人物

「春はあけぼの」の出だしで有名な随筆枕草子』の作者である。

『枕草子』には、定子が大好きであった節が多々見受けられるため「『枕草子』は最古の百合エッセイ」などと言われることもある。ちなみに、少納言は定子より11歳くらい年上である。

利発で気の強い性格であったと言われ、人によって好き嫌いの出る人物だったようだ。そのせいか「晩年不遇説」をでっちあげられたりもしている。

歌人としての才にも優れ、『小倉百人一首』にも歌が収められている。上述の『枕草子』には歌が綺麗に詠めた時の自慢話も見える。

逸話

  • 頼光四天王から命を狙われたことがある。清少納言が引退後、兄の清原致信のもとで尼として暮らしていた頃。突然、頼光の部下の襲撃があり、兄が殺されてしまう。そこで清少納言は尼僧の格好をしていたので、男の変装だと疑われ殺されそうになる。女だということを分かってもらうため、清少納言は着物の裾を上げ、「私は女だ!」ということを証明。頼光の部下らは納得し引き上げた。これはトリビアの泉でも取り上げられた逸話だが、史実では頼光ではなく弟の頼親であり、藤原保昌と揉めた結果、仁義なき争いみたいな結果になったという。

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