「コミックガム」(ワニブックス)にて2007年から2010年まで連載された漫画作品。かかし朝浩著。
いささか過剰にアクティブで少々暴力的な清少納言(清原諾子)とその見合い相手で腐れ縁(史実では一時期夫)関係な無骨な苦労人の橘則光、冷静な堅物だが作品のためならSTKもかます紫式部(藤原香子)を中心に、基本的には史実をベースとしつつキャラデザイン等に現代風の意匠を取り込んで平安女流文学の有名人たちの少々はっちゃけ過ぎた姿が描かれる。
主な登場人物
中宮→皇后藤原定子付の女房。絵に描いたような(いや絵だけど)ツンデレで平安貴族の娘の割に野山を駆け回り虫も怖がらず則光に物理的ツッコミを食らわす文字通りの暴れん坊だがあの春はあけぼのな随筆作者らしく才気煥発。
橘則光
従五位下修理亮→従六位下左衛門尉を歴任する下級貴族。武骨者で酒と歌が苦手というこの時代としてはかなり深刻な弱点を抱えているが相当の豪腕の持ち主である。清少納言には「のスケ」(当初の役職名から)呼ばわりされ投げられたりどつかれたりを繰り返していたが…。
女御→中宮藤原彰子付の女房。清少納言とは対照的な冷静沈着でマイペースの現実主義者。
紫髪のショートカットという完全に史実とは異なる外見の持ち主。
本編登場時点で既にあの最古のラノベの著者としてその名を知られる。
史実での夫・藤原宣孝は当初はただの作品に煮詰まった時のネタ採取用観察(ストーキング)対象だったが、次第に接近していく。
関連イラスト
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姫のためなら死ねる:ほぼ同じ時期を舞台とした作品。