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千葉急行電鉄

ちばきゅうこうでんてつ

現在の「京成千原線」の前身となる「千葉急行線」を運営していた第三セクター鉄道。会社としては現在は解散している。
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千葉県に存在していた第三セクターの鉄道会社。

運営していた「千葉急行線」は千葉中央からちはら台までを結んでいたが、1998年に経営破綻で会社解散となり路線は京成電鉄へ移管。現在は「京成千原線」として営業している。


歴史

元々は小湊鉄道の千葉都心直結線として1957(昭和32)年に非電化内燃単線1067mm軌間で免許が申請され、当初は海士有木駅から最短で千葉へ直結する海士有木〜本千葉間を結ぶルートを予定していた。しかし、小湊鉄道に新線建設の体力が無かった事と、千葉市原ニュータウン(白井・印西市の千葉ニュータウンと区別する為便宜上呼称)のアクセス線として注目され、小湊鉄道より京成と直結した方が有効とされ、1972(昭和47)年に千葉〜海士有木間の鉄道免許を京成電鉄へ譲渡、京成と小湊鉄道と地元自治体が出資した千葉急行電鉄が設立され、その免許を保有する事となった。


しかし、京成の経営悪化及び千葉千原ニュータウンの入居者低迷、土地取得難航の影響で開業が延び、1992(平成4)年に漸く千葉中央〜大森台が開業。この際経営体力や輸送力の都合上単線で建設された。

その後1995(平成7)年に漸くちはら台迄延伸したのも束の間、千葉急行電鉄自体の経営が破綻し、1998年9月に会社解散、10月1日から京成電鉄が引き継ぎ千原線に編入された。千葉急行としての鉄道運営は僅か6年半の短さだった


なお、千原線の運賃が別途計算になっているのも、元の千葉急行電鉄からの扱いからであり、巨大債務となった千原線を引き取った事で当時の京成が一時期経営が悪化したと言われている。


路線

総延長10.9km 全線単線

直流1500V 軌間1435mm

駅名読み仮名駅の仕様備考
千葉中央ちばちゅうおう相対式2面2線京成との共同使用駅
千葉寺せんそうじ片面1面1線複線相対ホーム準備あり
大森台おおもりだい相対式2面2線当初の終点で列車交換可能駅
学園前がくえんまえ相対式2面2線列車交換可能駅
おゆみ野おゆみの片面1面1線複線相対ホーム準備あり
ちはら台ちはらだい島式1面2線終点でホーム2面3線化準備と車両基地用地あり

車両

使用車両は全てリース(借り入れ)車両だった。

  • 1000形 モハ1029〜1032:1992年〜1994年在籍
  • 3050形 モハ3067〜3074:1994〜1996年在籍
    • 以降の車両は全て京成電鉄から借りていた。ちはら台延伸で2編成体制になる。
    • ここまでは青地に白帯の塗装だった。
  • 3100形 モハ3121、3122、3125〜3128:1996〜1998年在籍
    • 3100形と3150形の塗装は京成のそれに「帯色の赤と青を入れ替えた」もの。
  • 3150形 モハ3151〜3154、3157、3158、3161、3162:1996〜1998年在籍
    • 千葉急行解散後は京成藉に復帰している。

関連タグ

京成電鉄京成千原線

芝山鉄道

千葉急行:表記揺れ

第3セクター

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