「日本人、アフリカに来ないか?」
「アフリカに来い」
概要
アフリカ・カメルーン西部のデュラ村(Dula Village)で生活するYouTuber。
別名でコーベナット(Covenant)とも名乗り、YouTubeチャンネル「デュラ村【広報部】」で活動している。村の養鶏場を経営しつつ、自身もそこで働いているらしい。
カメルーン人なのだが、日本が好きで日本人向けの動画ばかり投稿しており、その奇抜な投稿スタイルと、自力で学んだ日本語による独特のカタコトな日本語文章のセンス、奇抜すぎる投稿スタイルから数多くの日本人ファンが居る。
本人もX(旧Twitter)を使い、DMや返信を通じて日本人ユーザー達から日本語・日本文化を学んでいる。
しかし、日本人のおふざけでヘンなことを学ばされることも多く、成績の不振だった中日ドラゴンズの立浪和義監督に向けて何故かアフリカへの亡命を呼びかける動画を投稿。しかも走りながら。この動画を投稿した後、Kongboは日本のネット民の間で話題となり一躍有名となった。
どうもよからぬ日本人がXで「devilは日本語で立浪和義」という嘘を教え、それをKongboがつぶやいたところツッコミが殺到、「devilじゃなくてmafia」などと教える人まで現れた末に立浪監督という存在を認知し、ネタにするようになったのが原因らしい。その後も「アフリカに亡命しないか?」「アフリカに来い」と頻繁に口にしており、アフリカ亡命を持ちネタにしてしまっている。
一方で、過労の日本人から自殺を考えているという相談のDMをされた際は、『生きることがしんどい日本人へ』と題し、彼なりのアドバイス動画を投稿している。この動画もまた大きく話題となり、再生回数160万回を記録した。相談してきた件の日本人は考えを改め、自殺を回避したとのこと。Kongbo曰く「彼は仕事を捨てましたが心の輝きを獲得しました」らしい。これ以外にも少しだが日本人へのアドバイスを動画で上げている。
この動画からは、日本人全体に「アフリカに来い」と呼び掛けるようになった。もっともこれは、日本社会で生き辛さを感じている日本人に、「世界は広いのだから貴方が幸せになれる場所はきっとある。だから諦める前に、貴方が幸せになれる場所を探してみて欲しい」という彼なりの思いやりの言葉でもある。
また、他にも養鶏場で育てている七面鳥たちの名前をネット上で募集した際、日本のネット民のおふざけで「麻生太郎」と名付けられる事態が発生したり(七面鳥が事故で全滅した時は「麻生太郎全滅」と報告した)、本田望結が大好きでそれに関連した動画を上げたりと、奇抜すぎる投稿スタイルを確立している。
他にも現地の人々の日常会話の様子を投稿したりと、日本人には馴染みの薄い異国の生活模様を見せてくれることも(ただしタイトルは『【理解しろ日本人】デュラ村日常会話 初級編:人の悪口を言う』である)。
その奇抜な投稿スタイルが故、プチ炎上することもある。例えば村で育てた鶏をクリスマスに食べた動画を出した際は「鳥を殺すな」という批判DMが殺到したが、そのときは謝罪動画に見せかけた煽り動画を投稿するなど、アフリカに居るのを良いことに日本の批判者を煽り散らかしている。
ちなみに現在のYouTubeチャンネルは2代目。初代のチャンネルは『【初体験】立浪風呂に入ってみた!』と題した立浪監督の頭を大量に入れた風呂に自身が浸かるコラ動画がセンシティブ判定されてしまい、凍結されている。
上の立浪監督にアフリカ亡命を呼びかける動画も、凍結前は同チャンネルで最も再生回数が多かったものを再投稿したもの。
それでも現在のチャンネルは初代よりも登録者数が多く、現在は登録者数10万人を突破している。
SNSアカウント
KongboはX(旧Twitter)でも活動している。
その盛況ぶりはYouTube以上で、フォロワー数なんと17万人(2024年7月現在)。しかも定期的に投稿を万バズさせている。
こちらでもスタイルはYouTubeと同じだが、上記のように本田望結を気に入っているために、彼女のアカウントに特に絡んでいる。本田望結の投稿を特に引用リポストしたり、本田望結の「おはみゆ」という挨拶や、本田望結の自撮りポーズを真似た引用リツイートを度々行っており、本人よりもいいね数を獲得してしまったこともしばしば。
ちなみに勘違いされることがあるが、Kongboは元インプレゾンビではない。インプレッション稼ぎ等関係なく、最初から日本人向けの投稿ばかりしてまくっていただけのカメルーン人である。
デュラ村養鶏場
Kongboはデュラ村の養鶏場で働いており、養鶏場での活動を紹介することもしばしば。
養鶏場の動物たちにはSNS上にて名前を募集することもあり、教会から譲り受けた七面鳥14羽を上記のように麻生太郎と命名。が、事故によって麻生太郎は14羽とも全滅してしまった。
後にクラウドファンディングで購入した別の七面鳥3羽にそれぞれ津田、ゴイゴイ、スーと命名。他に購入したバリケン鴨3羽にもそれぞれ行政、司法、立法と命名する等、募集した名前といえど独特のネーミングセンスを発揮している。
また、養鶏場には「Maru(マル)」という愛称の日本人が働いており、こちらは日本語文の通訳やデュラ村公式Xアカウントでの日本人向けの文章も一部担当している(ネイティブなので当然だが日本語文はKongboより流暢)。
Kongboがマラリアと腸チフスのダブルコンボでブッ倒れた際は、下の動画にてMaruが代理という形で初めて登場した(現在は完治している)。
Kongboが日本に興味を持って発信するようになったのも、カメルーンの港町で旅路の途中だったMaruと偶然出会い、Maruを通じて日本に興味を持ったところが大きい模様。
また、後にYouTubeとTwitter(現X)での収益10か月分から、400mトラック20個分の土地を購入し、デュラ農場を開園させるなど、着々と経営を拡大している。
余談
元々SNSやYouTubeで活動を始めたのは、自身の生活するデュラ村の様子をSNSを通じて発信し、その収益を村を発展させるための新しい収益源にしたいという郷土愛からである。そのためデュラ村やアフリカを馬鹿にされると普通に怒る。
これらのネット上での活動はラゴス大学で学んだ経験を活かしているという。大学に行けたのはKongboの母のおかげで、自身を大切に育ててくれた母には強く感謝しているという。
with newsがKongboに対して行ったオンラインインタビュー(下記リンク)によると、Kongboの本名は「サンミ・ファイェニュウォ」。2024年時点で33歳。
当該記事では日本人のMaruの本名も紹介されているほか、KongboとMaruが出会った理由や日本への発信をするようになった理由なども紹介されている。
なお、Kongboのいるデュラ村は「カメルーン西部」ということは判明しているが、強盗などに押し入られる危険性があることから、村の具体的な所在地については明かしていない(Googleマップ等で調べても当然だがヒットしない)。実際に一度、自宅の屋根を強盗に破壊されて盗難被害に遭っている(強盗被害を報告する投稿)。
関連動画
- 佐倉あましんによる解説動画
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外部リンク
- YouTubeチャンネル
- X(旧Twitter)アカウント
- デュラ村公式X(旧Twitter)アカウント
- デュラ村の売店:Kongboがバイク事故で怪我したり、上記のようにマラリアと腸チフスで倒れてしまった際は、こちらのサイトから治療費を募集した。現在はどちらも目標金額を達成したため、募集を締め切っている。