概要
MARVELコミックのスーパーヒーロー「デアデビル」を主役とした実写映画。2003年公開。
『X-MEN』シリーズや『ファンタスティック・フォー』と同じ20世紀フォックス製作。
オリジン、エレクトラとのロマンス、ブルズアイやキングピンとの戦いと、後に監督自らコメントした通り「色々詰め込みすぎた」ストーリーなどが災いし、評判自体は残念ながら芳しくない。
だが主演のベン・アフレックやジョン・ファヴロー、コリン・ファレルらキャスト陣の出世作になったのも事実である。(参考)
2005年にはスピンオフ映画『エレクトラ』が公開されている。
キャラクター
オリジン・活動はコミックと概ね同じ。
- エレクトラ・ナチオス(ジェニファー・ガーナー / 岡寛恵)
大富豪の令嬢。マットがデアデビルとして活動してから初めて出会い、互いに惹かれあう。
同じくマットの弁護士としての友人。
暗黒街の大物。八百長に逆らったマットの父ジャックや、エレクトラの父ニコラスなど敵対人物には容赦しない。
演者の都合でコミックと違い黒人。
ウィルソンに雇われた殺し屋。
余談
ベン・アフレックとジェニファー・ガーナーは本作の共演をきっかけに交際、結婚したが、2015年に離婚した。
- 後年の他シリーズとの繋がり
ベンはDCユニバースでメインキャラクターの1人、ブルース・ウェイン / バットマンを担当したが、本作のマスクを被ったヒーローを演じた経験が買われたという。
ちなみにそもそもデアデビルは「MARVEL版バットマン」として生まれたヒーローだったりする。
ジョン・ファヴローはMCUでハッピー・ホーガンを演じており、2021年の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ではマット・マードック(演:チャーリー・コックス)に弁護を担当してもらった。
コリン・ファレルは『ザ・バットマン』シリーズでオズワルド・コブルポット / ペンギンを演じており、MARVELとDCの両方でヴィラン役を担当した数少ない俳優となった。