概要
召喚術士のエルダー(頂点)として君臨し、アルカイト王国の建国にも関わった九賢者の一人、ダンブルフ・ガンダドア(CV:なし / ささきいさお)本人。
彼のアバターを操作する人物の本名は咲森鑑(さきもり かがみ)といい、リアル(現実世界)では28歳(大学卒業後6年)の青年。家族には妹の麻由がいる。
ある日、鑑は課金アイテム「化粧箱」を使い、遊びのつもりで自分のアバターを理想的な美少女の姿へとキャラメイクしたが、途中で寝落ちしてしまい、目が覚めると自身が作った美少女の姿になっていた。
丹精込めて作った渋い老人の姿に戻れなくなったことに多大なショックを受けると同時に、なんとゲーム世界からログアウト出来なくなっていることに気付く。そして情報収集していく過程で、更なる驚愕の事実に行き着く。まずゲーム世界のキャラクターだったはずのモンスターやNPCが独立した自我を持った「現実の存在」となっていること。さらに眠っている間にゲーム世界の年数が30年も経過していたことに。
現状を把握しつつ行動を開始するが、世界的に有名な賢者であるダンブルフが可憐な美少女の姿になっていると知られては自身の沽券に関わるので、ダンブルフの弟子であるミラと名乗ることにした。その後ソロモンやルミナリアといったかつてのプレイヤー仲間と再会し、逼迫した状況にあるアルカイト王国の現状を打破する為、ソロモンから直々に残りの九賢者を見つけてくるよう依頼され、彼らを探す旅に出ることとなった。
ちなみに彼自身は老人ではないが、かつてのダンブルフの姿に愛着があることから、ミラになった後もダンブルフと同じ老人口調のロールプレイを続けている。
賢者時代のキャラクター名の由来は、『ハリー・ポッター』シリーズに登場する魔法使い「アルバス・ダンブルドア」と、『指輪物語』に登場する魔法使い「ガンダルフ」を組み合わせたもの。ミラは本名の鑑(かがみ)をもじったもの(かがみ→ミラー→ミラ)。
容姿
一言で表せば、銀髪のロリっ子。
ただし、胸はわりとあるほうだったりする。
キャラメイクした当人曰く「さささ最高傑作じゃあーっ!!」と豪語していた(漫画版での描写)ほどの力作であり、ソロモンや他の賢者達からも以前からその趣味嗜好を聞かされていたのを覚えていたため、「君が話してた理想像まんま」と認めている。
その可憐な容姿から多くの男性や女性の目を惹きつけており、本人も生まれ変わった自分の姿を見て、「わし、かわいい」と満更でもない様子を見せている。
姿が変わったことに気づいてからもダンブルフの時と同じローブを着ていたが、アルカイト城で泊まるようになってからは城のメイドたちによって着せ替え人形のごとくミラ用に製作された服を着せ替えられるようになってしまう。特に、新開発の魔導ローブのデザインは推しキャラに似ていたことで「良い」と評価してしまい、刹那瞬く間に着せ替えられることに。
ミラが城に帰るたびにやってくる新衣装お着替えが本作における隠れた見どころと言えるだろう。
新衣装でメインとなってるのは黒いマントを羽織っていて、黒と紫の二色になっているミニスカートに黒のガーターベルトに白のニーソックスでの絶対領域が特徴的になっていたりする。
男性としての自意識は一貫しており、悪友のようなルミナリアはともかくとして生粋の女性と一緒に入浴する際には桃色な思考に囚われることも。
当初は周囲の女性陣に提供される形だったが、機能面での実益も兼ねて下着に挑戦するなど次第に染まってきているようだ。ちなみにきちんとした下着の付け方を知る前は男性からの視線には無防備なのでけっこうな頻度でパンモロしていたりする。
TSキャラの見どころとしては序盤は女体に慣れていなかったので排泄シーンで失敗するエピソード(文字通りお花摘みに花を使う)などもあったりするが、以降は服飾面での試行錯誤などに興味関心が移っていったようだ。
少年のような内面に従って無自覚の内に異性との距離を詰めたり惑わしたりと小悪魔な振る舞いを見せることもままあるが、そんな自身の魅力を自覚している部分もある。
老練なダンブルフ時代からの反動で一気に子供になった分、大人っぽさへあこがれるお子様のようにに周囲から見られがち。ミラ本人も肉体に引っ張られているのか大人げないさまをみせることもしばしばである。
プレイヤーとしての実力
ダンブルフとしての二つ名である『軍勢』を形容する圧倒的物量の召喚術に加え、(トップのメイリンに及ばないものの)仙術士としてはトップクラスの仙術、さらに自らが編み出した精錬技術を用いた魔封爆石(簡単に言えば魔法の爆弾)など、その戦術は多彩かつ強力である。
特に『軍勢』に用いられるダークナイト及びホーリーナイト(のちに灰色の騎士へ発展)は、同時展開数は千体以上を数える。運用はミラのマナに依存するためもちろん有限だが適切な周囲からの援護や下準備さえあれば無尽蔵に出現するに等しい。さすがに普段は必要な量のみにセーブしている。
その一方で量でなく、質がほしい場合は「ヴァルキリーシスターズ」や「皇竜アイゼンファルド」などを呼び出し、対アンデッドには特別に組まれた召喚体たちによる専任チームを組むなどしている。
ほか探索技能や隠密潜入に特化した個性豊かな召喚体の数々を介して取りうる行動の幅の広さもミラが専門とする召喚術の強みと言えるだろう。
ただし、現実化したゲーム世界に移行した七賢者の中では最も新参であるため、純粋な戦闘経験や踏んだ場数ではほかと比べて一歩譲る。本人もそれを自覚しているためほかを圧倒する実力を笠に、手頃な強さの敵を相手に新技術を実証したり経験を積もうとする悪癖がある。良くも悪くも戦士よりは学者肌な人物といえる。
非常に高い実力を持つため、たいていは何とかなってしまうのだが不用意な呼び出しに応じて術者にとって(通常なら)必殺の罠に踏み込んでしまったり、舐めプの末に捕縛しなければいけない敵を逃がしてしまったりと脇は甘い。特に後者に関しては同格のカグラから苦言を呈されている。
一方で同格の相手にはハメプレイに似た戦術を採るなどして容赦ない。
ある程度の手練れとの手合わせの際に調子が出てきたという理由で必要以上のダークナイトを出してしまって、結果的に相手の心を追ってしまうこともしばしば。
ソロモンとルミナリアとの再会後は、精錬技術が30年前にダンブルフが姿を消したことで技術が失伝、召喚術士も同時に人口減少で衰退している状況である事を知らされて衝撃を受けてしまい、九賢者探しの傍らで召喚術の宣伝と30年の間に失われた技術の伝承を行っている。
関連イラスト
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ターニャ・デグレチャフ:少女の姿で異世界を歩む事になったの元成人男性にして主人公繋がり。