ソレスタルビーイング号
それすたるびーいんぐごう
ソレスタルビーイングが建造した全長15kmのコロニー型外宇宙航行母艦。
小惑星を改造して造られている。
内部にはヴェーダの本体の他、居住施設や工場施設もありMSの建造なども行えるほどの広大な空間がある。
主武装は外周リングに配置されている超大型砲。疑似太陽炉を60基消費する必要があるが、その威力はメメントモリをも軽く凌駕するほど絶大。船体表面には無数のビーム砲台が設置されている。この他にも光学迷彩を搭載しており、普段は月の裏側で船体を潜めている。
TVアニメ版
リボンズ・アルマークらイノベイター(イノベイド)勢力の拠点として登場し、TVアニメ版に於ける最終決戦の舞台となった。作中でリボンズ達が会話をしているラウンジも、実はこの母船の内部だったりする。
ソレスタルビーイング、カタロン、連邦クーデター派、アロウズの艦隊に超大型砲を撃ち込んで焼き払い、光学迷彩を解除してその巨大な姿を現す。
ビーム砲台やガガによる攻撃でソレスタルビーイングらを追い詰めていくが、ティエリア・アーデが死ぬ間際にヴェーダを奪還しセラフィムガンダムのトライアルフィールドでガガを始めとするイノベイド製の機体が停止、首魁のリボンズも刹那・F・セイエイに討たれた事でイノベイター勢力は敗北。
戦後はヴェーダ共々新生した連邦政府に接収された。
劇場版
TV版で連邦政府に接収された事で、連邦軍の施設として扱われている。内部が非常に広大なためか、接収されてから2年経過しても船体の7割程度しか構造解析が済んでいない模様。
内部では多数のイノベイドの技術者達が作業に従事していて、ガデラーザの建造が行われている。一方、その裏では秘密区画内でティエリアの肉体とラファエルガンダムの建造がひそかに行われていた。
カティ・マネキンとパトリック・コーラサワーが視察に訪れており、純粋種のイノベイターであるデカルト・シャーマンと邂逅していた。
地球外生命体「ELS」の襲来では、艤装を施されて地球圏防衛艦隊の旗艦として利用され、超大型砲による先制攻撃で無数の小型ELSを消し飛ばし、月サイズの超大型ELSを貫いた。
しかし、ELSが地球連邦軍のMSや艦艇、GN粒子の情報を学習してからは形勢が逆転され、防衛艦隊の消耗と同時に浸食を許してしまい、超大型砲を破棄せざるを得なくなってしまった。最終的に司令室にも浸食が進むが、刹那がELSとの対話に成功したことで、最悪の事態は免れた。
その後どうなったかは不明だが、この船の構造は外宇宙航行艦スメラギの建造の参考になったと言われている。