増殖し共鳴する イカイノカノン
概要
『スプラトゥーン3』の追加コンテンツ、サイド・オーダーに登場するヒト型のボス。
秩序の塔10Fもしくは20Fにランダムで出現する。
10Fでは1-2-4体、20Fでは2-3-5体が出現する。
ファミ通のインタビューによると、その正体は前作『スプラトゥーン2』のヒーローモード主人公4号のデータがコピーされ、ペースト状にされた存在。
仮面タイプが4号のコピーで、ヘルメットタイプが4号のコピーのコピーである。
容姿
インクリングとほぼ同じ姿であり、金属光沢を持つペースト状のドロドロとした体に8号と同じ服装でオーダーブキを持っている。タコゾネスのイカバージョンか。
先頭に立っている仮面タイプと、その他のヘルメットタイプの2種類のイカイノカノンが居るが、仮面タイプのみゲソ(髪の毛)があり、このゲソ型は前作のデータがある場合、前作プレイヤー=4号と同じゲソ型になる(データが無い場合はガールのショートヘアになる)
ちなみに前作のオクト・エキスパンションでのこちらと違い質問等で容姿選択はないうえに、一度始めたらボスの容姿は固定となるので拘っているプレイヤーは要注意を。
マッシュ
お団子頭
ロングヘア
攻略
基本的にはオンライン対戦と同じ感覚で挑めば勝利できる。一体一体はそこまで強くないが(といってもヒーローモードのタコゾネスと同じくらいの強さはある)、それぞれヒメドローンと同型のドローンを従えており、ドローンはスケルトーンを召喚するため、邪魔が入りやすい。
また、パレットの強化具合に合わせてあちらも強化されるため、自身の強化が仇となる場合も。
イカイノカノンは様々なオーダーブキとボム、スペシャルウェポンを使用するので、相手のブキに合わせた間合いで戦おう。ただし、例によってチャージ系ブキは使ってこない。
中央にある高台にはアーマーが3つあり、そこで戦うと高さを取れる上に相手の動きを見やすいためかなり楽。ただし20階では1つのみ。
パレットにホーミングが付けられていると狙いやすい(特にチャージャーはフルチャージを当てて瞬殺できる)。
攻撃パターン
- オーダーブキ各種
各々のブキで攻撃をしながらナワバリを塗っていく。
複数体出現していると結構な速度でナワバリ作りをされてしまうため、定期的に塗り返しておこう。
攻撃として注意するものはすばしっこいオーダーブラシと、範囲攻撃が厄介なオーダーブラスター・オーダースロッシャーを持っている個体。特に後者2つはこちらの強化具合によっては一撃でアーマーを破壊して来る。遠くから倒すか、ヒメドローンのエイム力に頼ろう。
今まで通り、チャージャー・スピナー・ストリンガー・ワイパーは使わない。
こちらのパレットの強化具合に応じて、あちらのブキの性能も強化される側面がある。
例えば連射速度を上げているとあちらも超連射ブラスターをぶっ放してきたり、ヒト速が高いとちょこまかと移動されたり、ヒメが強化されていると召喚されるスケルトーンも強力な個体が増えたり……など。
- スプラッシュボム
突然ポイッと投げてくる。油断しているとアーマーを吹き飛ばされるので、被弾を抑えるためにも高台から降りないように注意。
アーマーをメインやスペシャルで割った後に追い討ちしてくることもある。
ボムが爆発する頃には別の場所へ移動しているため、素早く追いかけよう。
- カーリングボム
こちらの動線を分断したり、投げた後を潜って追いかけてくることがある。
スプラッシュボムより殺傷力は低いが鬱陶しい。
- スペシャルウェポン
ウルトラチャクチ、マルチミサイル、アメフラシなど多彩なスペシャルを使う。
チャクチとアメフラシは範囲外に避け、マルミサは動いて回避しよう。ミサイル弾数はそこまで多くない。
広範囲を塗られてしまうため、すぐにリカバリーを。
- 開幕ウルトラチャクチ
ケージから登場するや否や、上空で即座にウルトラチャクチを発動して急降下して来る。着地狩りを拒否する、前作の心の中の3号に似た行動パターン。
敵陣寄り広場の凸部分の右側でセンプクすれば、全ての爆風を透かしつつ着地狩りに移れる。
- スケルトーン召喚
ドローンがスケルトーンを呼び出す。
割とバリエーション豊富。召喚を確認したらさっさと倒そう。
通常同様ドロップアイテムを落としてくれるため、次のカノンが来るまでリスキルしてアイテムを溜めるのも手。
戦闘BGM
この曲、一部のフレーズはNANORAYによる楽曲「Lovely You!」や「Mimicloq」のパクリと言えるくらい似ている。実際に生みの親であるNANORAYも反応しているようだ。
余談
- 名前の由来は
- 「イカ」。
- 「異界」。英語版では「Parallel」。
- クラシック用語で「複数のパートが同じメロディを追いかけるように演奏する」形式を表す「カノン」。「輪唱」とも呼ばれる。
- スリップダメージに呻く。倒すとオンライン対戦で見られるやられたイカのアイコン及び、やられた!のシグナルが見られる。また全て撃破するとオンライン対戦と同じ「WIPEOUT!」と表示される。ただし、全て効果音はくぐもっている。
- サイド・オーダー配信前にプレイヤー間で散々4号ではなイカ?と言われていた、キービジュアルに写る影の正体はコイツらだった為、最後まで4号は登場しなかった。しかし、ストーリー内では4号の様々な話を聞くことが出来る。
- ゲソ(髪の毛)がある仮面タイプのカノンのみ、倒すとイカのタマシイが現れ、仮面を落とす。一方、他のゲソが無いヘルメットタイプのカノンは倒してもタマシイは出ず、仮面ではなく頭部自体が転がる。
- イカイノカノンが4号をコピーしている理由だが、4号は最強格と噂されるインクリングで、『コダコの極秘メモ』によると、イイダはネリバースの治安維持を4号に任せようとしていたとされる。メモ内でコダコは「チツジョな世界を守るために(4号を)利用しない手はない」と言及していることから、イイダが秩序維持に呼んだ4号をコダコがそのままコピーして利用したのだろう。
- 尚4号は実は混沌派であり、コダコからは「自由でちょっと苦手なタイプ」と評価されていた。秩序派であり、同様に最強のウデマエを持つとされる旧3号(現司令)を起用しなかった理由は不明である。そもそも旧3号はシオカラーズのものすらある中でパレットが存在していないが、それは何故なのだろうか?
- ある程度塔を攻略してシンジュが一定数に到達するとユメエビの露店に『イカイノカメン』という彼らの顔に似た頭ギアが買える様になる(値段:333シンジュ)。前述のゲソ個体が落とす仮面はこれである。
- 初回会敵時、4号風個体を筆頭とした7体のカノンが現れる限定演出があるが、向かって左奥にいる個体だけセンプクが遅れており、よく見ると仲間の手に引っ張られてインクに戻されている。演出時の後ろ6体各々のポーズもやたらと個性的なこともあって、ちょっとかわいい……が、こいつらに本当の意味で意志があるのかは詳細不明である。
- イカイノカノンを含むボス戦は10階と20階でフィールドの雰囲気が異なる。10階ではアイボリーの床、フロア下に白い霧、黄色みを帯びた強い照明と全体的に明るい雰囲気となっている。一方、20階ではアッシュグレイの床、フロア下に赤い霧、青みを帯びた弱い照明と全体的に暗い雰囲気となっている。
- カイセンロンドとゴロゴロマルチャーレのフィールドにも同じような小ネタがある。