概要
かわぐちかいじの漫画『ジパング』に登場する架空の護衛艦。当時のこんごう型護衛艦をもとにあたご型護衛艦を想像して描いたものである。連載当時はあたご型護衛艦の完成予想図が公表されていなかったため、こんごう型にむらさめ型護衛艦のヘリ格納庫を継ぎ足した艦形になっている。
艦番号はDDH-182。
2009年にひゅうが型護衛艦2番艦の「いせ」が進水し、この艦番号を付けることとなった。モデルとしたあたご型護衛艦がミサイル護衛艦(DDG)を名乗るのに対し、みらいはヘリコプター搭載護衛艦(DDH)を名乗っている。
アニメ版と漫画版では装備に細かい違いがあるが、これはアニメの制作に海上自衛隊が協力しており、自衛隊の協力で性能の矛盾を修正したり、一部の装備を当時の自衛隊が保有している装備に改めたからである。
因みに、対水上武器として対艦ミサイルのハープーンと共に、当時の海上自衛隊が導入していないトマホーク巡航ミサイル(過去に実在した対艦用巡航ミサイル型BGM-109B)を搭載しているが、後に現実の海上自衛隊に導入される事になった。しかも対艦ミサイルとしての能力が復活した最新型が含まれる。
ちなみに劇中の「オペレーション・サジタリウス」で使用した対地型トマホークのRGM-109Cも装備している。
姉妹艦
本艦はゆきなみ型護衛艦の3番艦となっており、原作ではほとんど描かれていないが、姉妹艦に『ゆきなみ』(1番艦)、『あすか』(2番艦)、『はるか』(4番艦?)が存在する。『ゆきなみ』は第1護衛隊群旗艦として、『はるか』は本艦の僚艦として登場する。
ただし、『はるか』は本艦の同型艦か後継艦かは作中で明言されていない。