概要
具象(ぐしょう)とは、
- ものが実体を備え、固有の形体を持っていること(※kb-b)。また、そういう形(※kb-b)。具体(※kb)。対義語は「抽象」(※kb)。
- [━する] わかりやすい方法や形で表わすこと(※kb)。また、そのようにして表わされたもの(※kb)。
関連イラスト
1. 形無き「勢い」という概念を具象化した作品。跳ねるカエルと、圧倒するような数の多さにより、「勢い」を表現している。
2. 「目撃された」という状況を具象化した作品。画面中央下に人物が小さく描かれており、画面手前の貴方(主観者)が目撃されている状況になっている。貴方が取り返しのつかない何かをやらかしていたのなら、ここが壮大なドラマの起点になっても可笑しくない。
3. 形無き「思春期」という事象の具象化。
5. 形無き「時間切れ」という概念を具象化した作品。巨大な歯車が象徴する「時間」に支配された世界観にあって、何かに取り組んでいた少女は、無念にも時間切れを迎えてしまう。意図していた何かは破綻し、少女は上がろうとしていた縄梯子から足を踏み外して深い闇の底へ落ちてゆく。
脚注
- 出典等
※kb-a 「具象」 コトバンク > 小学館『デジタル大辞泉』
※kb-b 「具象」 コトバンク > 小学館『精選版 日本国語大辞典』
※kb-具体-a 「具体」 コトバンク > 小学館『デジタル大辞泉』
※kb-具体-b 「具体」 コトバンク > 小学館『精選版 日本国語大辞典』
※kb-具象芸術 「具象芸術」 コトバンク > 小学館『精選版 日本国語大辞典』
※kb-非具象芸術 「非具象芸術」 コトバンク > 小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』、大森達次。
※kb-具象画 「具象画」 コトバンク > 小学館『精選版 日本国語大辞典』
※alc-figurative "figurative" 『英辞郎』
※artscape-1 「フィギュラティヴ < Artwords」 artscape、藤田千彩、2024年3月11日更新。
※artscape-2 「ノンフィギュラティヴ < 現代美術用語事典 1.0」 artscape、中島律子、2009年1月15日掲載。