注意
メスガキは蔑称・罵倒の意味を含む場合があり、人によっては悪印象を持たれることもある単語である。一方で、近年ではこの言葉がタイトルや作品説明に使用されるなど、キャラクターの属性として広く認知されつつある。
このため、必ずしも蔑称として用いられているわけではないが、使用する際は念のためTPOを考慮すべし。特に実社会で使用する場合、状況によってはトラブルの原因となる可能性がある。
曖昧さ回避
ゆっくり実況者のぐらんの動画に登場するキャラクター。2018年3月以前のイラストはほとんどこれである。(詳細は→メスガキ(オリキャラ):ニコニコ大百科)
pixivではよその子タグが併記されているので、こちらのキャラのみを検索したい方は「よその子 メスガキ」で検索すると良いだろう。
概要
古くは1982年の『うる星やつら』単行本14巻の『口づけと共に契らん!!』で、この単語が罵倒の一つとして確認されている。
この使用例では、社会的に自立した成人女性から、未だ社会的義務を負わない学生女子へと向けられた罵声であり、メス(=社会性を伴わない女性)+ガキ(=子供)という社会的地位差から発せられたものであった。
しかし、この単語は2018年以降、「相手(特に成人男性)を小馬鹿にするような言動や侮蔑的な態度をとる生意気な未成年女性の萌えキャラクター」の属性を指すものへと変化している。
また、この属性を持つキャラクターたちは子供でありながら露出度の高い服装を着ているなど、性を意識させる外見で描かれることが多い。
場合によっては異性を誘惑する性的な要素も含まれるため、R-18界隈での使用も多い。
また、相手を(社会的にも戦闘的にも性的にも)見下して嘲笑し、「ざぁこ」呼ばわりする雑魚嗤笑も、この属性の定番となっている。
こうした生意気な言動で相手を苛立たせる属性であることから、大人から怒りを買って制裁を受けるというドSホイホイ展開が多く見られる。この制裁は、「わからせる」と呼ばれてることが多い。
また、逆に生意気で自分に何もかもが劣る子供に徹底的に屈服させられたいというドMホイホイの需要も存在し、両極端なシチュエーションが同居しやすい属性になっている。
なお、根拠のない自信で大人をからかう生意気な子供のキャラクターは、以前から社会派や実話系、露悪ジャンルの作品などで描かれていた。(萌えキャラとしては描かれていない)
ロリビッチとの差異
似た属性として「ロリビッチ」が存在する。しかし、ロリビッチの要件は「幼く、かつ性的に奔放であること」である。
このため、清楚ビッチかつロリであるなど生意気属性を伴わず、メスガキに該当しないケースも多い。
また、逆に性的にはおちょくるだけで本番に至らない、メスガキだが非ビッチというケースもある。
加えて、「メスガキ」は「ロリ」とは断っていない。ロリではないがガキの範疇である中高生ぐらいの世代、場合によってはロリには見えるが成人済みの女性も含まれてくる。(とはいっても人によってガキの範囲は異なるが)
「小悪魔」とも近く、相手を性的に挑発して翻弄する言動、ある程度の年齢まで用いられる語であるなどの共通点があるが、小悪魔の場合は生意気かどうかは問わないなどの相違点もある。
もっとも、自然発生的に生まれた呼称であるがゆえ、実際小悪魔やロリビッチとの境界は曖昧であり、近似属性を包括した広い括りとして「メスガキ」という言葉が用いられる場合もある。
これらの区分けは個々人の主観による所が大きく、厳密な定義がある訳ではない。
なお、メスガキはロリビッチに比べると必ずしも性行為に至る必要がなく、一般作品のキャラクター属性としても用いられる。
このことから、pixivでは先方のタグのR-18率が約9割であるのに対し、こちらは概ね6~7割程度と、R-18比率がだいぶ下がる。
関連タグ
雑魚嗤笑:人を「雑魚」呼ばわりしてあざけり笑うメスガキ属性のテンプレ。
わからせ:「メスガキ」に対する「回答」の一つ。快楽堕ちで従順にしやすいが、暴力行為でこれを行うと8割程度R-18になるし、現実でやったら法に触れる。正論や教育でわからせる事を推奨する。
オスガキ:男児版。上記の通り焦点が「メス」にある故、こちらの作品数は多くない。
メスガキ艦娘:艦隊これくしょん(二次創作)向けの専用タグ。
おっとりお姉さん:極めて対の存在。
メス牡蠣:「お腹よわよわ♡」
幼馴染ざまぁ:メスガキが負けヒロインに特徴として備わっている場合もある。
美少女無罪/かわいいは正義:『何故メスガキは主人公をはじめとする作中の登場人物達に嫌われないのか?』に対する答えとも言える概念(そして『これらが効かなくなったら』のIFを体現したのが前述の『幼馴染ざまぁ』とも言える)。