プロフィール
名前 | バルバトス・バチコ |
---|---|
性別 | 女性 |
身長 | 120cm |
体重 | 30kg |
誕生日 | 8月5日 |
年齢 | ロビンよりは上 |
一人称 | あッチ |
呼び名 | バチコ、バチコちゃん(サリバン)、姉ちゃん(ロビン)、師匠(入間) |
職業 | 悪魔学校(バビルス)特別講師 |
位階 | 不明だが、少なくとも8位階以上と思われる |
家族 | 大頭領(恐らく祖父)、頭領(父)、ロビン(従弟) |
家系能力 | 百射百中 |
CV | 竹内順子 |
由来は、ソロモン72柱の悪魔バルバトス。
概要
悪魔学校(バビルス)に招かれた特別講師の一人。
弓に長けたバルバトス家本家出身で、分家出身のバルス・ロビンは従弟にあたる。
バルバトス家の長である大頭領は、魔谷大戦三大英雄の一人であり、恐らくバルバトス家大統領は祖父、バルバトス家頭領は実父でもある為、バルバトス家の令嬢でもある。
注意:本誌及び単行本のネタバレを含んでいる場合があります。アニメ派の方はご注意下さい。
人物像
見た目はピンクのツインテールとゴスロリ風のファッション(修行の時はジャージ)が特徴の可愛らしい少女。
だが、見た目とは裏腹に非常に我が儘かつ気まぐれの強烈な性格。
可愛いものが大好きで、常にココアシガレットやポッキーのようなものを口に咥えている極度の甘党。傍若無人な面が強いが、13冠の一人のサリバンのことは尊敬しており、会うと赤面し目も合わせられないほど慌てふためく乙女っぽい一面もある。だが、同じ13冠のパイモンとは非常に犬猿の仲で、会うと胸ぐら掴み合うほど仲が悪い(しかし、勝負としてディスコでダンスしたり、カラオケに行ったりなどそこまで嫌い合っていない)。また、パイモンの回想や言動から恐らく幼馴染の関係であり、出身地も近く地域であると思われる。
バルバトス家を通して3人(バチコ、頭領、大頭領)しかいない百発百中の弓の名手で「絶望の羽喰(アンデッド・アーチャー)」の異名を持っており、サリバン曰く13冠に劣らない実力らしい。ちなみに、大頭領は13冠に匹敵するが、戦以外に外に出ることはないとのこと。
ゆえに彼女のもとに弟子入りを希望する悪魔が大勢いたが、集中と忍耐を要する弓は熱中しやすく飽きやすい悪魔にとってはもっとも相性が悪い武器であったため、バチコは弟子達を根気強く指導するものの誰も最後まで付いてこれず全員離れてしまった(作者のツイートによると、バチコは元々面倒見が良く情熱的で教えるのもうまいのだが、「だからこそ悪魔との相性がよくなかった」という)。
その経験から弟子を持つことに諦観していたが、鈴木入間と出会い、開花させた彼を一番弟子と称している。
36巻のスキマにてバルバトス家頭領が父親であることが判明したことから、大頭領とは祖父と孫の関係である可能性がある。
作中の行動
収穫祭の際に特別講師の一人(ロビンの助っ人)としてサリバン直々に入間の特訓を頼まれ承諾する。だが、上記の経験からあまり乗り気ではなく、彼とリードを修行させず自分の舎弟の様な扱いをしていた。リードは早々に音を上げてロビンに弟子入りしたが、入間はそのまま留まったことにより「超絶なアホ」として少し興味を示す。
その後も目的を忘れて舎弟のように扱うが、様子を見に来たサリバンと再会した際に本来の目的を思い出し、すぐに入間に自分だけの弓を作らせる。
だが、今までの弟子達のように諦めて自身の元を離れていくと期待していなかった。しかし、誰よりも我慢強い人間である入間が自身の予想を上回る弓を作り出したことで彼を認め、本格的に修行をつける。最後まで諦めることなく直向きに努力を続ける入間に心を開いていき、自身の大切な一番弟子として扱う様になる。
そして、収穫祭で見事優勝し「若王」の称号を得て「ダレス(4)」へ昇級した入間に1日目の活動を叱責しながらも褒め称えて労った。
その後、サリバンに招かれた時に引き続き入間の指導を任されることと同時に入間が人間であることを知らされる。驚きはしたものの、入間が人間であったことで納得したものがあり、それでも大切な弟子であることに変わりないと受け入れる。だが、入間と再会した時にうっかりいつも(舎弟)のように扱ったのを見せてしまったことで、危うくサリバン達に怒られそうになる。
魔界三傑の推薦で『13冠の集い(サーティーン・ディナー)』に参加し、新13冠候補として紹介される。案の定、パイモンと罵り合いを始めるが、アスモデウス・アムリリスに仲裁される。
その後、大頭領のもとへ報告に行ったが、大頭領から「アクドル大武闘会(だいうんどうかい)」に参加していたイルミ(入間)を見せられて、イルミの見事な弓の腕前を見た大頭領はロビンあたりに嫁がせようと画策していた。瞬時にイルミの正体に気付いたバチコは自分にすべて一任させてもらうことで阻止し、すぐに入間の元へ行って𠮟りつけて女装している時は弓の使用を禁止させた。それと同時に弟子へのプレゼントとして羽の耳飾りを渡した。
合同昇級試験『心臓破り』は観戦していたようで、試験終了後は入間に労いのメールを送り、後日入間を連れて魔スイーツ専門店を訪れて慰労会を行う。そこで、入間に自分が新13冠候補としてバベルに行かなけらばならず、しばらく会えなくなると告げるが、入間は「師匠の活躍を喜ばない弟子はいない」とバチコが新13冠候補に選ばれたことを喜んだ。
バチコはそれを見て喜び、緊張しながら入間を『大貴族会(デビキュラム)』でのエスコート役に指名しようとしたが、すでに先約がいたことで断られてしまい激昂する。
『大貴族会』では、同じ新13冠候補のメフィスト、ゼブブラ、ナルニア(に変装しているアンリ)と同席していた。その後、新13冠が発表されると、実績や影響力を考慮した結果、ナルニアとメフィストが就任することが決まる。バチコは未熟だったと仕方が無いと思いつつもやはり悔しい気持ちを抱いていたが、突如バールがデルキラの席も空けるべきと提案し、代わりにバチコが就任することを推薦する。直後に13冠のベヘモルトが会場を襲撃し、それをバールが倒したことで発言力を増した彼の提案が通されて内定状態となる。
だが、それによって「一度は認められなかったのに、席が空いたから収まるのは果たして良いのか」という正当性への疑問が自他共に出てきてしまい、魔界中から好奇の目に晒される事態となってバチコの立場が悪くなってしまう。バチコを晒し者扱いにされたことでバルバトス家の大頭領が激怒し、他の魔谷大戦三大英雄の同意を得て13冠に対して戦争も辞さないほどの怒りを表明し、一触即発の危機的状況となってしまう。バチコは本家に引き籠もってしまったが、そこにロビンに連れられた入間が訪れて大頭領と対面。非常に機嫌が悪い大頭領を前に入間は自分も13冠に怒っていることや、実績が足りないのなら自分も協力してこれから作り上げて恩返ししたいと主張したことで、裏で聞いていたバチコは感涙していた。
その入間の決意を見て大頭領は大いに彼を気に入って意気投合し、さらに入間はバチコを励ますためにアクドル式の応援方法「褒め円陣(ミサ)」を提案し、大頭領とロビンもノリノリだったため慌てて止めに乱入した。
そして、正装に身を纏ったバチコは大頭領に13冠の席に就く覚悟を表明し、それを受け取った大頭領も自ら大頭領の座を降りて現・頭領に譲り、バチコを"頭領"に任命する。大頭領はその重圧に負けるようなら13冠の席を担うのは片腹痛いと指摘するが、バチコは受けて立つ覚悟を見せた(ちなみに、入間達は「褒め円陣」をやろうとしたが必死に拒否した)。
その後、正式に『頂弓(ちょうきゅう)』として新13冠に就任する。
『師団披露(バトラパーティ)』では、メフィストとともに認識阻害メガネを掛けて訪れていたが、カルエゴにバビルスの生徒の家族関係者ではないから入場を認められなかった(バチコはロビンの従姉のため入れると思っていたが、教師のためこれも認められなかった)ため、サリバンに抗議して何とか入れてもらえた。
能力
家系能力は「百射百中(ひゃくしゃひゃくちゅう)」。
一度に百本の矢を発射可能だが、命中率は射手の技量で決まる。
ロビンの「一射必中」の進化系。
また、家系能力で「魔力の弓」を作れるが、他の悪魔は弓の「核」となる素材(植物、羽など)を手にしながら弓の形をイメージして「進化(クワルツ・クワルツ)」と唱えることで弓を作ることが出来る。
ちなみに、矢を放つ時は「バチコーン!」と叫んでおり、入間も同じく叫んでいる。
余談
作者いわく
また、バチコがピンク・ロビンが緑なのは、入間が「アズとクララと離れても寂しくないように」との事。