⚠️33巻からの内容が含まれます。
アニメ勢はネタバレ注意⚠️
プロフィール
人物
歴代一族の中でもナルニア卿は”厳密”だと有名です
魔界に仇なす存在には一切の加減なし
どんな凶悪な犯罪魔も骨の髄まで調教し苦しめると噂の…魔界の番犬
(291話より引用)
番犬一族であるナベリウス家の長男であり、ナベリウス・カルエゴの兄。弟同様に厳格な性格の悪魔。
現在は魔関署特別警備長に就いている。その職務内容故か、表向きの身分として「フェンリル」という偽名と姿を持っている。
魔関署警備局長アザゼル・アンリと同様にニンゲンに対しては魔界に存在してはならないと考えているが、見つけた場合は記憶を消して人間界に送り返すという穏便な方法を持つアンリと違い見つけた場合はすぐに排除すべきと考える過激な思想を持っている。
活躍
登場までの経緯
68話(8巻)において、カルエゴがウァラク・クララの家へ家庭訪問した際、クララの母からの質問に対して初めて存在が明かされる。
しかし、それ以降カルエゴ外伝、276話、280話などでちょいちょい姿が見えていたが顔はいずれも見えず。
心臓破り編後
275話・276話にて、教師として潜り込み『心臓破り』の試験中に問題児クラスを襲撃したアトリ(とシーダ)を推薦したのがナルニアである事、更に280話ではアンリの口から次期13冠候補になっていた事が判明する。
大貴族会(デビキュラム)編
存在が明かされてから222話という時を経て290話でようやく全体像をお披露目し正式な初登場となった。
………と思っていたのだが実はその時のナルニアは、相次ぐ高位階悪魔失踪事件から新13冠候補であるナルニアを守るために変装したアザゼル・アンリであり、同じく大貴族会に参加していたアンリの娘・アザゼル・アメリの護衛であるフェンリルの正体がナルニアである。
イルマの「悪魔たちがお互いを尊重して 高め合えるような”優しい魔界」のアピールに対して「悪魔しか要らない魔界」と解釈し、〝悪魔同士の協力〟による他種族の淘汰を望みながら、魔神や魔獣、そして人間を魔界にとって邪魔と公言し、魔界に迷い込んだ人間を保護し人間界に返そうとするアンリに対し、自身は徹底して人間の存在を全否定する悪魔至上主義にして人間排斥主義であることが明らかになる。
そして、イルマの正体に気付いたこともあり、イルマに対して自身の思想をぶつけて威圧するも、そこに乱入した13冠のアスモデウス・アムリリスにさり気なく妨害され、直後にアムリリスから強烈なビンタを受ける(その際に一瞬だけ素顔を明らかとなっている)。その後はアムリリスに威圧されたこともあって引き下がり、イルマに謝罪しその場を立ち去る。
しかし、洗面所にて不敵な笑みを浮かべながら13冠になったことで得られる権力によって魔界を上述の思想が反映された姿に変えることを期待しながら「私はこの時を待ちわびていた・・・!」とつぶやく。
実は作中における黒幕である雷皇バールの内通者。
べべモルトを誘拐・改造を施し襲撃させたのはバールであるが、デビキュラム会場に侵入させたのはナルニアであることがバールとのメールのやり取りで判明する(デビキュラムの警備は魔関署が担っており特別警備長であるナルニアならば侵入の手筈を整えることが可能と推測される)。また、バール配下の六指衆のシーダとアトリを推薦によってバビルスに潜入させたのもナルニアであり、これはバールから13冠となるための推薦を得ることが見返りと思われる。
13冠就任が確定した後、弟のカルエゴと再会して「イルマに近づくな」と警告する(この一件により、カルエゴは本人なりに推測を重ねた上でイルマの正体が人間である事実に思い至る事となった)。しかし、アトリをバビルスに明確な悪意を持って潜入させたことをカルエゴに見抜かれたことで、カルエゴとは袂を分かつことになる(正確にはカルエゴがナルニアをバビルスに仇なす者として敵と認定した)。
スカーラ
イルマが高位階昇級試験『スカーラ』を新13冠のメフィストの審査の元で受けていた際、イルマが多耳族の独立を促してることを知ると、直属部隊「牙隊」を送って独立を阻止(表向きは自然保護のための開墾阻止と現地捜査)しようとする。
それを独断で行ったことでアンリに詰め寄られるが、もう同じ13冠で対等であることを理由にアンリの許可はいらないと相手にせず、大分前に部隊を向かわせたことを教えた。
本人曰く、多耳族の独立は彼らの聴力を利用している他の高位悪魔達からの反発を招く恐れがあり、低位階の悪魔が独立して自由を叫ぶと魔界の均衡が乱れることを危惧して早めに問題の芽を摘むとのことだが、実際は明らかなイルマに対する妨害であることが窺える。「牙隊」隊長のアミィ・アザミ大佐に対して、サリバンを始めとした高位階悪魔達がイルマに肩入れし、不自然に彼の周りに大きな力が集まっていることを教え、イルマを魔界の均衡を崩す得体の知れない化け物と断じて危険性を説いた。そして、今回最も恐れていることでメフィストがイルマに篭絡される可能性も考えていたが、見事的中する。しかし、アンリが発行した極めて強制力の強いデルキラ印による退却通知によって牙隊が撤退させられた為、目論見は失敗する。