楽園の崩壊に、抗え――
概要
東方幻想エクリプスとは、スマートフォンやタブレットで遊べる東方Projectの二次創作のゲーム。公式での略称は『ゲンリプ』。
あの怒首領蜂シリーズなどの弾幕シューティングでおなじみのCAVEが、2021年7月にIPライセンスを経て東方二次創作を手掛けることが発表。
その後、2年4か月の歳月を経てリリースに至った(2023年9月にタイトルが発表)。
弾幕シューティング要素を持ちながらも敵の弾幕を『破壊』する要素を持つ。
ストーリーは選択したキャラクター毎に物語が描かれる他、育てたキャラを仲間として連れて行くことも出来る。
東方ロストワードが萌えを意識した立ち絵なのに対し、こちらはクールで厳しい表情をした乙女達を描いており、デザインも独自性が強い。
ストーリー
【幻想郷】――それは日本のどこか山奥、忘れ去られた者たちが集う場所。
結界により外の世界と隔てられたこの場所には、多くの妖怪とわずかな人間が住まう。
幻想郷では、妖怪が【異変】と呼ばれる事件を引き起こす事もあり、人間は【スペルカードルール】にのっとった美しき弾幕勝負で異変を解決するのがこの地の決まりだった。
人間と妖怪が共生する平和な地に――突如”それら”は現れた。
これまでになかった新たな存在により、 混乱を極めていく幻想郷。そこに生きる”彼女たち”は、それぞれの思いを抱き、 動き出す。
幻想を蝕む大異変が始まる――
キャラクター
通常キャラはゲンリプ・登場キャラクター一覧を参照。
怪威
東方幻想エクリプスのオリジナルキャラクターであり本作の敵。読み方は「かいい」。怪異ではなく怪「威」と書く。
簡単に言えば幻想郷に突然現れた謎の生命体。人間や妖怪とはまた違った異形の姿を持つ。通常の弾幕では傷ひとつつけられず、想起カードや式化を使用しないと倒すことができない。
システム
幻想郷に現れた謎の敵・怪威と戦う霊夢ら幻想少女たちの物語を主軸にした弾幕シューティング。
同時に様々なキャラや、強化アイテム兼収集要素の「想起カード」の育成強化も行っていくキャラ育成ゲームとしての側面も持つ。
メインストーリー
霊夢を中心とした群像劇型のメインストーリー。ランクを上げることで閲覧が可能となる。
怪威から人々を守ろうとする者たち、独自に怪威を打倒しようとする者たち、願い事異変を利用して利益を得ようとする者たちなど様々な思惑が交差する。
ADV方式で物語が進行するが選択肢や戦闘はなし。モブ(里の人々など)以外は全編フルボイス。
2024年10月17日から下記の「異変クロニクル」が登場したが、それぞれ別々に閲覧が可能となっている。
異変解決
メインストーリーの裏側を描くサブストーリー。解放したキャラクターのもののみプレイ出来、最後までクリアすればキャラクターの制限なく出撃可能となる。
中には界力を稼ぎやすいものがあるので、これを利用して強力な式化を作るのが基本となる。難易度が高ければ高いほどたくさんの界力が稼げる。
異変クロニクル
2024年10月17日に実装した新モード。ランクは関係なくメインストーリーとサブストーリーの両方が楽しめるが、全てのメインストーリーが閲覧出来るわけではない。最後まで見たければランクを上げて鈴奈庵で正規のストーリーを見る必要がある。
時系列に沿った各シナリオを読みつつステージを進めるモードであり、ステージ毎に用意されたミッションをクリアすることによりクロニクルスターを獲得することが出来る。このスターは一定数集めることで石を貰うことが出来、特にキャラ固有ストーリーで貰えるスターによるものは特に多めに設定されている。
尚、チュートリアルを除きこのモードではオートプレイによりキャラが自動的に動く他、画面左下にスペルカードやスキルの発動ボタンが出現する。また、それに加えて一部を除いたステージでは式化キャラクターを使用しない特徴もある。
サブストーリーは該当キャラクターを解放しなくてもプレイ可能だが、クロニクルスターの獲得条件にキャラクター指定があるので、可能な限り自機は解放しておきたい。
EXストーリー
いわゆるサブストーリー。
現在では期間限定イベントで描かれる物語のみ収録されている。
異変解決
各キャラクターに用意されたシナリオを進めるモードで本作の要のひとつ。
物語的にはサブストーリーに当たり、新ストーリーでは語られなかった部分が描かれる。
双方の物語を照らし合わせることで見えて来るものもある。
キャラクターをスライドで直接移動させながら、タップ中自動発射されるショットで襲い来る怪威を倒して進む。
ステージそのものは自動で右か下へ進む強制スクロール。
怪威を倒すと出現する金のアイテム(陰陽玉にある模様のようなもの)を一定数集めることでブレイクが可能となり、特殊攻撃で相手の弾幕を破壊し「界力」に変換、ドロップさせることが可能。
ドロップした界力をたくさん拾い、クリア後に消費することで、キャラクターのステータスを強化することができる。
最終的にできたキャラクターは「式化」が行われ、後述の「攻略」ステージで使用可能になる。
- ブレイク
エネルギーが溜まっている状態で起動する特殊な攻撃。
相手のあらゆる弾幕を破壊し、界力に変換する力を持ち、実弾はもちろん普段は破壊できないビーム系も破壊できる。
レーザーのみ相殺に留まる(同じレーザー系の弾幕を持つキャラははじめから相殺可能)。
ブレイクには3種類の攻撃パターンが存在し、自分の弾幕がブレイク可能なものに変化する「ブレイクショット」、自身の周りにシールドを展開し触れた弾幕をブレイクする「ブレイクシールド」、特殊な光球を出現させ波動で広範囲を一気にブレイクする「ブレイクスペル」が、それぞれのキャラに設定されている。
育成の際には育てているキャラがどれを使うか把握しておくと、強化指針が決めやすいかもしれない。
- 強化について
まず出発前に、キャラクターに装備させる想起カードを6枚、式化キャラクターを2人選ぶ。
キャラクターが元々持っている強化要素と、装備したカード・式化キャラの強化要素から抽選され、各ステージクリア後の界力による強化画面で選択し、ステータスの増強やスキルの習得ができる。
消費界力は要素によって異なるが、キャラやカードを強化することで必要量が減らせる。
これを進めていき、最終的なステータスが「式化」として新しく使えるようになる。
様々なキャラを入手・式化し、繰り返していくことで、自分だけの最強キャラを作れる、ということになっている。
- ストーリー
道中の会話はフルボイス。
物語を楽しみつつ歯ごたえのある戦いを楽しむことができる。
全5話まで用意されているがキャラクターのステータスを上げないと入手したてでやると3話までしか見れない。
イベントなどのEXストーリーではリアクションにとどまる。但し、2024年10月17日から行われたハロウィンイベント『ホーンデット紅魔館』のみフルボイスとなっている。
- 装備システム
2024年10月17日から実装された新システム。
キャラクター毎に装備品を装着させることでステータスを強化させる事が出来るシステムであり、その効果はそのキャラで作成した全ての式にも対応される。
また、限界突破を行った回数だけ枠を増やすことが出来、1人のキャラにつき最大で5つ装備品を付ける事が出来る。
協力戦
2024年8月2日に実装された新モード。
週末の3日間(初期の頃は2日間)に他のプレイヤーと協力して複数用意されたマップを攻略していき、報酬やポイントを集めていくモード。
このモード専用の属性として『調査型』、『弾幕戦特化』、『能力戦特化』、『回復型』の4つの個性がキャラごとに設定されており、各々の役割をこなしつつ報酬を獲得することが肝となっている。
2024年10月17日からは新たに『協力戦メダル』が報酬に加わり、50枚で装備品と交換できる。
攻略
「異界」と呼ばれる、怪威が支配する区画を攻略するモード。
式化したキャラクターを3人編成して挑む。場所によって、同時に戦う共闘モードと交代で戦う切替モードがある。
操作は異変解決と同じだが、キャラクターや想起カードを強化する素材を集めるための「資源調達」、複数のボスや怪威と連戦する「ボス連戦」、力試しができる「塔攻略」の3種類のモードが存在、それぞれに用意されたステージを攻略することになる。
各ステージには特効となる属性や推奨評価があるため、異変解決で鍛えたキャラクターを用意して挑む必要がある。
1日につき資源調達は3種類が2回ずつまで、ボス連戦は1回まで。石を使うことによって3回まで挑戦回数を増やすことが可能。
塔攻略は何回でも挑戦が可能。因みに階層によっては上スクロールで進めるステージが存在する。
里
お馴染みの人里。
今作では4つの場所へ行くことができる。
また、ストーリーの読み進めることで*マップ上に変化が起こる。(モードが増えることは無い)
- 鈴奈庵
いわゆるデータベース。
キャラクターや想起カードの設定を見たり、ストーリーを読んだり、ボイスやBGMを聴いたりできる。
BGMは東方二次創作楽曲でお馴染みの様々なサークルが手掛けている力作揃い。
対象のキャラが手に入るとホーム画面でも聴ける。
- 香霖堂
日替わりや週替わりで様々なアイテムを交換できる。
1日1回/週1/ 月1でそれぞれ石を無料で貰えるので忘れずに交換しに行こう。
- 寺子屋
慧音の寺子屋。
キャラクターの進捗を見ることができ、達成するごとに様々な報酬が獲得できる。
- 龍神像
にとりたち河童が設置した天候予測機。
後述の願掛け(ガチャ)ができる。
キャラ
文字通りキャラの管理ができる。
プレイアブルキャラの育成、想起カードの管理と強化、異変解決で式化したキャラの管理が可能。
前述した資源調達で集めたアイテムはここで使用する。
願掛け
ざっくり言うとガチャ。
キャラクターや想起カードを集めるのには必須の項目。
少し特殊な仕様になっており
- キャラが欲しい場合は「遭逢の願掛け」
- 星5ランクの想起カード(要するにSSR)が欲しい場所は「追憶の願掛け」
……を選択・ガチャしなければならない。星4・星3の想起カードはどちらでも排出される。
確率は控えめに言っても渋い(3%)のでよく考えて回そう。
所謂すり抜け(ピックアップされたもの以外も出やすい)が多く、限界突破がしにくい傾向にある。反面、限界突破によるキャラクター強化の影響が大きい。
このためダブったキャラやカードから強化していく感じになる。本作では特定の属性ではないと参加d系内ステージがあるので、可能ならば色んなキャラを育てておきたい。
また天井システムに関しては通常ガチャと期間限定ガチャとで分かれているのだが、「キャラかカードか」ではなく、双方まとめて「通常か限定か」で分かれているため注意が必要(ただ、どちらのでも言えるがガチャが切り替わってもポイントはそのまま継続されるので狙いたいものが来た際には天丼近くまで留めて置いてやるのもあり)。
ちなみに今作ではリセマラ用なのかはじめから「新規ユーザー作成」機能があり、会話やチュートリアルをスキップすれば超高速でリセットがかかる。
手順としては、
- 紫が10回分のガチャを引く(1キャラ確定で出現)。
- ストーリーに移るのでスキップ。
- ホーム画面からログインボーナスのアイテムを回収する(石が11500個手に入る)。
- ホーム画面から里へ行き香霖堂に入る。500個分の石がタダで手に入る(月間陳列の方を見る)。
- 石の合計が12000個を超えるので願掛けを選択して40連ガチャをする(ただし有償ガチャは回せない)。
これで合計50連のガチャが出来る。基本的にはピックアップガチャが推奨される(新キャラに加え初期キャラも引き当てられるため)。
始めたての人で絶対に当てたい推しがいる場合はこれを使うことも視野に入れよう。
豆知識
自機の属性と同じ属性の想起カード6枚をセットすると同属性ボーナスが掛かりスコアの獲得量が増える(有志の調べではセットした式化キャラの属性は影響しないとのこと)。
また自機によってスコアの上昇量も変動する。
レミリアや妖夢などは使いやすい反面、スコア量が低くなってしまう。
ランキングに挑戦するなら是非とも意識したい。
スキルは異変解決で最初に覚えた9個までしか選択画面に現れない。
このためスキルを習得しても使えないことがあったが現在では改善されており、覚えたスキルの中から9個までセットできるようになった(異変解決中や式化後も自由に変更出来る)。
式化キャラをセットしているとそのキャラが覚えているスキルも習得候補に上がるが、あまりにもスキルを覚えさせていると目当てのスキルにあり付けないという事態に陥る。
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