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レオ兄弟対宇宙悪霊星人の編集履歴

2024-11-27 21:28:32 バージョン

レオ兄弟対宇宙悪霊星人

れおきょうだいたいうちゅうあくりょうせいじん

「ウルトラマンレオ」第33話のサブタイトル。

ある団地105号室に突如異変が起きた!不気味な青白い手が伸びて来る

電話コードが蛇の様に這い回り、水道から生暖かい人の血が…

悪魔の霊が住み着いたのでしょうか?君達を恐怖の部屋へ案内しよう

さぁ、みんなで見よう「ウルトラマンレオ」!!

放送日

1974年11月22日

登場怪獣

宇宙悪霊アクマニヤ星人

STORY

パトロール中のマックロディー。ふと異変を感じた助手席のダンは、隣のゲンに呼びかけ、空を指差す。すると、空には薄い暗雲が立ち込めていた。ゲンが「嫌な雲」だと言っていると、その中から現れたのは…

ウルトラマンレオ補追 怪奇隕石アクマニヤ

巨大な眼のついた隕石だった!ゲンはダンの指示を受け追跡。

ナレーション「宇宙の悪霊が棲むという謎の怪奇隕石・アクマニヤが、遂に飛来したのだ!しかし静かな昼下がりの町の人々は、その不吉な事件の前兆を知る由もなかった」

(場面転換)

平和なひとときを送る町の住人達。その中にはトオルの従兄弟であるタカシとその母、そして隣人の山根よし子とその父の姿があった。タカシはトオルを呼びに自転車で走り去り、3人とも笑顔で見送る。するとよし子はタカシの母に今日で幾つの誕生日か尋ねる。父が嗜めるものの、タカシの母は微笑んで33だと教える。3人は仲良く何処かへ向かう。

すると、アクマニヤ隕石はマンションに接近。だが、人々は見えていないのか誰一人それに気がつかない。そこへマッキー3号でパトロール中だったMACの白土隊員が駆けつけるものの、アクマニヤ隕石は瞬きと共に目を赤く輝かせ、その姿を消してしまった。

時を同じくして花屋へ誕生日祝いの花を買いに来ていたよし子ら三人だったが、そこへあの赤い光が降り注ぎ辺りが軽く揺れる。地震かと思われたがすぐに止んだため、特に気にされなかった。山根は花束を預かると自分で会計を済ませる。すると、花の中から緑色の腕が…

だが誰もそれに気がつく事はなく、腕もすぐに引っ込んで消えてしまった。山根が花束をタカシの母(以下、梅田)に渡そうとすると、よし子が持つという。持ってみると重いと愚痴を溢すよし子だが、ちゃんと持ったまま花屋を後にする。

一方の白土はアクマニヤ隕石の捜索を続けていたが、再び姿を現した隕石はすぐに消え去ってしまう。白土は本部へポイント7238の上空で飛行物体が消滅したことを報告し、引き続き調査を続行するのだった。

(場面転換)

住居のマンションに着いたよし子ら3人。よし子が「チューリップ」の歌を歌いながら楽しげに歩き、山根家の前で立ち止まると、梅田は誕生日パーティーは6時からだと伝える。そしてよし子から花束を受け取ると、梅田は礼を言って自室に戻って行った。

自宅へ帰った山根親子。山根がタバコに火をつけようとマッチを擦っていると、よし子は「お隣のおばさんをお嫁に貰えばいいのに」と言い出す。どうやら山根家は父子家庭で、梅田家は母子家庭のようだった。山根は娘の提案を笑って流す。

すると突如、赤い光の明滅と共に揺れが起こる。2人を頭痛が襲い、苦しんでいるとあの緑の腕が床を突き破って伸び、よし子の足を掴んだ。よし子が悲鳴を挙げ、誰かが足を掴んだと父に言うと異変は収まった。山根が娘の足元を調べるが何もなく、怖くなったよし子は父に抱きつく。山根は娘を元気付けようと、彼女を優しく抱え上げた。

その頃、梅田家の部屋でも異変が起きつつあった。花の香りを堪能していた梅田は例の発光と共に突然の頭痛に襲われ、薬を取り出そうと棚を探っていると、中からあの緑の腕が出現し手を引っ張った。慌てて手を振り払い棚を閉めるが、腕はそのまま蠢き続ける。ベッドに倒れた梅田に、別の腕が伸びてまた腕を引っ張る。悲鳴が部屋中に響き渡った…

(場面転換)

マックロディーをマンションの近くで停めたゲンは、降りてダンと分かれて聞き込みを始める。手始めにジャンケンをしていた女の子達に話を聞き、大きな目玉を見なかったか尋ねるが2人とも知らないという。

続いて自転車で家に帰る途中だったタカシに出会ったゲンは、前にトオルの所で会ったことがあるというタカシに彼がトオルの従兄弟である事を教えられる。何か変わった事がなかったか聞くがタカシは別に何もないという。

聞き込みを終えたゲンはダンに何も変わった事はなかったらしいと伝え、ダンも引き上げる事を決める。2人を乗せたマックロディーはマンションから走り去って行った。

そして自宅へ帰ったタカシは呼び鈴を鳴らすが、母は出てくれない。ドアを叩いても出てくる気配はなく、仕方なくドアノブを回すと開いたので中へ入る。

部屋へ入ったタカシはベッドの上で目を見開いて倒れている母を発見し、驚いて声をかける。か細い声で水を求める母のため、コップを手に水道の蛇口を捻るタカシ。しかし、そこにあの光が…

水道管から出てきたのは水ではなく、真っ赤な血であった。

怖くなったタカシは部屋から出ようとするが、外から吹き込んできた緑色の煙に押し返されてしまう。外から新聞のクズなど沢山のゴミが吹き込み、怯えるタカシ。すると、電話の受話器が伸びてタカシの首に絡みついた。コードを振り払って窓の外へ出ようとするタカシだが、赤い強烈な光が差し込んでタカシの行手を阻む。地面を転がるタカシは母に助けを求めるが、母の顔は見る間に緑色に染まっていき、タカシは戦慄する…

(場面転換)

その頃、MAC基地に白土が帰還したが、あの時遭遇した大きな目玉の正体が気になっている様子だった。

白土「う〜ん、何だろうな、あれ」

梶田「目玉だって?」

白土「うん、飛んでくのを見つけてマッキー3号で追いかけたんだ。そしたら、瞬きを…この瞳と一緒だよ」

松木「気味が悪いわ…」

梶田「宇宙船…いや、隕石の一種かな」

松木「隊長から連絡があって、データを揃えてコンピュータにかけたんだけど…」

白土「で、回答は?」

松木「"正体不明、回答不能"」

MACの一同も、謎の怪奇隕石の正体に首を傾げていた…

(場面転換)

ゲンとダンは地上でパトロールを続けていた。ダンはこのまま何事もない事を祈る…

そして、あの団地へトオルがやって来た。片手には叔母への誕生日プレゼントを持っていたが、彼は何故か人気のない団地に不気味さを感じていた。

やがて部屋の前へ辿り着いたトオルは呼び鈴を鳴らしてタカシの名を呼ぶものの、誰も答えない。ドアが開いていたので中へ入ると、そこには物が散乱していた。トオルが不思議そうに足を踏み入れると、光と共に怪現象が発生。物が巻き起こってドアが勝手に閉まり、トオルは慌ててドアを開けようとするがノブが発光。忽ちドアノブは高熱を発し、トオルは手を離してしまう。部屋の奥からまたあの緑の腕が伸び、トオルは悲鳴を挙げる。

それからどれだけの時間か、トオルは気絶して床に倒れていた。そんな彼にタカシが駆け寄って助け起こし、一緒に母を助けようと呼びかける。トオルとタカシが2人でベッドへ向かうが、そこに母の姿はない。ふとトオルが天井を見上げると、そこにタカシの母は張り付けられていた。やがて床の物が次々天井に張り付いていき、悲鳴と共にそれらの物がトオルらに降り注ぐ。梅田母もベッドに落下し、タカシらが駆け寄るとそこへ緑色の腕が伸びる。

窓は割れ、本棚からも腕が迫り、壁を破って別の腕が現れ…

その惨状は正に地獄絵図。壁にかけられた絵をも突き破って腕が現れ、トオルもタカシも気絶。部屋に不気味な呻き声が響く…

(Aパート終了)




































余談

第22話以来11話ぶりのアストラ再登場。また、アストラの登場シーンは第22話からの流用。


本話の舞台は終始団地またはその付近であり、怪奇シーンが色濃く描かれる等、初期や怪奇シリーズの作風への回帰が見られる。


ウルトラダブルフラッシャーは前回の使用と逆になっている。


アクマニア星人の声を演じた丸山詠二氏は、『ウルトラセブン』のワイルド星人、前作『ウルトラマンタロウ』のテンペラー星人の声も演じているが、どちらもダンを演じた森次晃嗣氏と共演しており、この回で3度目の共演でもある。




関連タグ

ウルトラマンレオ アクマニヤ星人 アストラ

レオ兄弟

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