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スポーツが大好きで、とても明るくって可愛い女の子・弥生

でも夜になると、月を見つめてしょんぼりしてしまいます…

すると月からの使者が迎えに来ます、しかし弥生は地球が大好き!

月に行こうとしません。MACと月からの使者との激しい戦い!

さぁ、みんなで見よう「ウルトラマンレオ」!!

地球を守る白い花本話レオ兄弟対宇宙悪霊星人

放送日

1974年11月15日

STORY

ある日の城南スポーツセンター。ギャラリーを走る女子達の掛け声が館内に響き渡る中、トランポリンの上で見事な回転技を披露するひとりの少女がいた。名を弥生という彼女の華麗な動きにゲンも目を見張り、やがて降りて来た弥生にゲンは肩を叩いて誉める。しかし、弥生は俯いて晴れない表情を浮かべていた。

その夜。屋上に上がった弥生は、薄い雲が立ち込める中で輝く月を見上げる。月の中心には赤い光が輝き、弥生は月に向かって尋ねる。

弥生「貴方は誰?私に何の用なの?毎日毎日、私の邪魔をしないで下さい」

それから少し時間が経ち、いつしか弥生の姿が消え、ゲン、猛、百子の3人がスポーツセンター内を探し回っていたが、見つからなかった。猛と百子は「1時間前に屋上にいた」「月を見つめていた」という証言を得ており、ゲンは不思議に思う。百子によるとここ2、3ヶ月の間弥生は沈みがちだったとの事で、ゲンらはもう一度捜索する事に。

(場面転換)

その後、MACの服装に着替えたゲンは、山中にある弥生の家を訪ねていた。その家には、彼女の兄らしき男性・太郎の姿も。

彼女の両親は「うちの弥生に限って間違いない」「年頃の娘なら時々つまらない事を考えて沈む事もある」とあまり深刻に思っていない様子だった。ならいいとゲンが安心しかけると、マックシーバーからダンが「月に異常事態が発生した」との事でゲンを呼び戻す。帰ろうとするゲンだが、マックシーバーを玩具か何かだと思った太郎に呼び止められたので、ゲンは自身がMAC隊員であることを伝えて去った。

太郎「弥生の何処がおかしいと言うんじゃ、なぁおっ父?」

父「あぁ、何処もおかしいとこはない」

太郎「おっ父、おっ母、弥生はおらの嫁っこになるんじゃな」

母「そうともそうとも、あの子はお前の嫁になるんじゃ」

太郎「うん、月がなんじゃ!」

どうやら、彼は弥生の兄であると同時に婚約者らしい。兄妹で結婚とはどうも何かありそうだが、太郎は外に飛び出し、月を睨みつけ怒鳴る。

太郎「こら月!おらの弥生に妙な真似したら、承知しねぇぞ!!」

(場面転換)

一方、マックカーで山道を下るゲン。すると、その進路上には弥生が立ち尽くしていた。ゲンは弥生に駆け寄り、話しかける。

ゲン「弥生さん、何処行ってたの?みんな心配してたんだよ、こんな寂しい道を1人で歩いちゃいけないな、家まで送るよ」

するとその時、近くで激しい光が起こる。弥生はそれに導かれる様に、走っていった。ゲンもそれを追う。

すると、弥生は竹林の中で立ち止まった。ゲンが追いつきかけると、ふと月から一筋の光が差し込み、辺りは明るくなる。ゲンは竹の影に隠れ、その様子を見守った。すると、どこからともなく霧が立ち込め、誰かの声が聞こえて来る。

???「王女様、いよいよ明日十五夜にお迎えにあがります。この15年間、王女様の命を狙う悪い奴らと、私どもは戦い続け、とうとう勝ったのです」

弥生「私は地球で生まれて地球で育った、普通の女の子よ?何のことだかわからないわ」

???「無理もございません、生まれ落ちられるとすぐ地球にお移ししたのですから…しかし王女様、この私の声が聞こえるということは、人間ではないということだ。貴女は我々月の中心に住む、月族の女王になられる方なのです」

弥生「嫌…嫌です!私は人間の子よ?この地球でお嫁に行って赤ちゃんを産む、だから私を迎えになんて来ないで!そんな事したら、私死んじゃうから!」

???「何を仰されますか!貴女様は…」

ゲン「よせ!よさないか、何の関わり合いもない子に変な事言うな!」

???「王女様、明日必ず迎えに参ります。用意してお待ちになっていて下さい、必ず…」

ゲンが弥生を庇うと、霧は吸い込まれる様にどこかへ去り、差し込んでいた光も消えた。

弥生「おおとりさん!」

ゲン「大丈夫、誰かが仕掛けをして悪戯してるんだよ」

弥生「でも怖いんです!ここ半年の間、満月が近づくと変な音が聞こえるんです!」

ゲン「何もかも気のせいだ、だって月には生き物は何もいないんだよ」

弥生「そう…そうよね」

ゲン「さっ行こう、家まで送るよ。ね」

弥生「えぇ…」

そしてゲンは車に弥生を乗せ、家まで送り届けた。礼を言う弥生に、ゲンは心配するから今の出来事を誰にも言わない様に告げる。

弥生はゲンに見送られ、家の前で手を振って別れた。

弥生「さよなら!」

ゲン「おやすみ!」

そして家に帰った彼女を、家族も暖かく迎えるのだった。

弥生「ただいま!」

母「弥生!」

太郎「何処行ってたんだよーっ」

(場面転換)

ゲンが帰還すると、MAC基地のレーダーが謎の反応を観測していた。

ゲン「月の裏側じゃないですか」

ダン「凄いエネルギーだ、大爆発を起こして月が跡形も無くなるかも知れんな」

白川「隊長、コンピューターによりますと15年前に月面に全く同じ現象が現れています」

ゲン「15年前…?あの子は確か15歳だ…隊長、かぐや姫です」

ダン「かぐや姫?」

ゲン「実はですね…」

ナレーション「隊員達は、ゲンから弥生の事を聞いた」

ダン「そうか、迎えは明日の十五夜に来ると言う訳か…」

一通りの話を聞き終えたダンが考え込んでいると、モニターに映し出された月の表面に、弥生も見た赤い光が…

白川「噴火でしょうか?」

ゲン「そんな馬鹿な!月の火山は全部死火山で、活動してない筈だ!」

しかし、火山は噴火した。その様子を隊員全員が見つめ、ダンが画面を拡大。すると中から巨大な岩石の塊が飛び出す。

岩石は月を飛び出し、隕石となって宇宙を漂う。その表面には二つの丸い目があった。ゲンはこれが怪獣であると推測する。

すると今度は途端に計器が次々鳴り出し、白川隊員が確認。

白川「現在のままの軌道ですと、落下地点はAX-501地点!明日の午後8時前後です!」

ゲン「AX-501…?弥生さんの家の近くだ!」

佐藤「午後8時と言えば、月が丁度上りきった時間だ…」

ゲン(あいつが月よりの使者か…!)

モニターに映る隕石を強く睨むゲン。

(場面転換)

翌朝、太郎は家の窓に釘で板を打ち付けていた。

しかし、家の中の弥生の耳には謎の音が響く…

弥生「月が呼ぶ…私を呼んでる!助けて!」

父「大丈夫だ、何処にもやりはせん!」

空が暗くなり始めた頃、マックロディーが弥生の家に到着。弥生の兄は巡回にきた梶田に「ご苦労さんです」と一礼するのだった。

(Aパート終了)

作業を終えた太郎は、家の中にいたゲンに両肩に手を置かれ、元気付けられる。

ゲン「太郎さん、大丈夫!MACが全力をあげて、弥生さんを月なんかにやりはしない!」

太郎「弥生は、おらの嫁っ子になるんじゃ…!」

すると、ゲンのマックシーバーに通信が。

ゲン「はい、こちらおおとり!」

白川「怪獣の飛行速度が上がりました、予定より早く落下する模様です!」

ゲン「了解!」

父「あぁ、もう駄目だ…!」

すると、突然弥生の両親が嘆き始める。

ゲン「お父さん、大丈夫ですよ!」

父「月から来た子が、また月にけえってしまうんだ…!」

弥生「お父さん!?」

父「弥生、黙っていて悪かった…おめえは…」

母「お父さん、何を言うんだね!?うぅ…!」

父「仕方ねぇ、これも皆運命だ…逆らえはしねぇ」

娘を抱きしめ泣き崩れる弥生の母。父親は、ぽつぽつと真実を語り出した。

父「実は、弥生は…15年めぇのこった、やはり満月の夜だった…ものすげぇ稲光が竹藪の方でしてな、その夜は怖くって怖くってよう近寄らなんだか…次の日の朝、恐る恐る竹藪ん中にへぇってみると…やぁびっくりしたよ、生まれたばかりの赤ん坊が…おら達夫婦は女の子が欲しいと思ってた所だ、はぁこれぞ天からの授かりもんと…それが、弥生だ!」

割れた竹の中で泣き叫ぶ赤ん坊を見て微笑む父。その近くの竹に、三日月形のペンダントが引っ掛かっていた。それこそ、弥生が今でも身につけているペンダントだったのだ。

弥生「お父さん…!」

ゲン「弥生さん、お父さんお母さん、15年もの間弥生さんは人間としてこの地球に暮らしてきたんだ、何処にも帰る事はなんかないんだ」

太郎「そうだよ、弥生はおらの嫁っ子だ!」

やがて弥生の家は静かに消灯し、静かな夜の闇が辺りに広がる。

ナレーション「弥生達親子の悲しみを他所に、時間はたちまちに流れ、月が昇り始めた」

ダンらMACのほか、通常の防衛隊も弥生の家に駆けつけ、ダンの指揮により警戒体制を敷く。梶田もマックブラスターを構えて配備。

すると、近くの村へあの隕石が落下。

ダン「来たな…!」

佐藤「隊長!」

ダン「よし、攻撃!!」

ダン達はすぐにマックガン掃射を行う。大量の銃撃を浴びた隕石は、すぐさま怪獣の正体を現した。

怪獣は頭から蒸気をを勢いよく吹き出し、吠える。

弥生の両親が突っ伏して震えていると、また月の音が。弥生が導かれるように玄関へ歩き出ると、それを認めた怪獣は弥生の家へ近寄り、腹から強力なフラッシュを放つ。

その光を浴びた弥生は美しい十二単衣の姿に変わり、驚くゲン達を余所に歩き出し、振り返る。

一方、外では怪獣の放った光によって物が次々空中に舞い上がる天変地異が起き、大混乱が起こっていた。そしてそこに出来た赤いカーペットの前に弥生が立つと、怪獣はその名を名乗る。

キララ「王女様、お迎えに参りました。さぁ、王女様。月族のキララで御座います」

手招きするキララのもとへゆっくりと歩み出す弥生。

キララ「王女様、さぁどうぞ私めの手に…」

キララは両手を差し出し、弥生を待つ。あと少しで弥生がその手に乗ろうとした時、竹藪の中から静寂を切り裂く一筋の叫びが!

ゲン「レオーッ!!」

ウルトラマンレオが降り立ち、動揺するキララ。慌てて弥生を手に乗せようとするが、レオはその首を掴んで近くの開けた場所へ連れ込み、振り回す。

弥生「戦いをやめて下さい、行きます!私が月に行きます!」

母「弥生!」

佐藤「大丈夫だ、レオは必ず勝つよ!行っちゃダメだ!!」

弥生は覚悟を決めていたが、周囲は呼び止める。そして遂にレオとキララの決戦が幕を開けた。

レオはヘッドロックの状態でキララを押さえつけ、キララに抱え上げられるもののそのまま投げ飛ばす。キララは球状に変化して地面を転がり、レオが構えを取って追いかけると怪獣型に戻る。そして腹からフラッシュを放ち、レオの目を眩ませる。

怯んだレオに続けてキララは口から火花を吐き出して攻撃。レオは後方回転で避けるが、勢い余って近くの高速線路に倒れてしまう。

倒れたレオにキララは球化しての転がり突進で往復。苦しむレオに、キララは怪獣の姿に戻って怒鳴る。

キララ「無駄な抵抗はやめろ!王女様は月に帰ると言っておられる、フハハハハ…!」

レオ「生みの親より、育ての親だ!彼女は地球で育ったんだ!」

キララ「ええい、馬鹿!!産まなきゃ育てられないんだ、グアァ…モノには順序というモノがあるんだ!」

頑固者のキララは頭から蒸気を噴き出して激怒。レオに突進をかけるが、レオはジャンプで躱しキララは転げてしまう。

着地したレオは左腕からウルトラマントを取り出す。キララは火花を吐き出して攻撃するが、レオのマントが攻撃を跳ね返し、キララの口は爆発。更にレオはマントを振り回してキララの腹に巻き付け、動きを封じると共にフラッシュを塞ぐ。

それによりフラッシュ攻撃を使おうとしたキララは自分自身に強烈な光を浴びて自滅し、レオは様々な型の構えを取ってキララの周囲を回る。

やがて月は雲に隠れ、キララのエネルギー源が絶たれた。キララは尻餅をつき、力を失う。

キララ「うぅっ!参った…」

レオ「やめろ!!」

キララ「王女様を、返してくれ…!」

尚もしぶとく弥生を返すよう求めるキララだが、レオは容赦しない。宇宙人だってこの地球に住めることは自分自身が証明しているのだ。レオはキララに飛びかかり、マウントパンチの連打を始める。

弥生「やめて、やめてください!!」

しかし弥生に攻撃を止めるよう頼まれては、レオも戦えない。やむなくキララの上から立ち上がると、キララは両手を差し出して持ち上げるよう求める。レオが立たせてやると、キララは軽く会釈した後背を向け、今度はマントを外すように頼む。

しかし、やがて雲が晴れると、力を取り戻したキララは散々殴られた仕返しかレオに向かってくる。レオも月が出ると同時に警戒し、キララの転がり突進を回避。キララはそのまま工場に突っ込んだ。

爆発の炎の中キララはレオに突撃するが、レオはキララを張り倒し、殴りつけて追撃。投げ、蹴り、チョップ、そのまま捕まえて巴投げの鮮やかなコンボを決める。

転がって逃げるキララだが、レオはレオクロスビームの構えを取ると、両腕から緑色の光線グリーンビームを発射してキララを狙い撃つ。爆風に弥生が顔を伏せると、マントが取れ、真っ黒になった腹部を晒したキララが覚束ない足取りで立ち上がる。

キララ「王女様…!お帰りください…!」

レオがマントを回収して構えると、キララは光で幾つもの幻影を出すと、両目から光線を放つ。その光は弥生のペンダントに命中し、ペンダントは砕け散った。弥生は悲鳴をあげて倒れ込む。キララはかがみ込んで姿を消し、その様子を見たレオは飛び去った。

母「あのペンダント、あれが壊れたんで心を月に持ってかれたんですよ…!」

泣き出す母親。戻ったゲンはダンと顔を見合わせる。

すると月から光が差し、それを浴びた弥生は目覚める。月族の意識が覚醒したのか、弥生は持っていた扇子を開き、舞を舞い始める。

父「弥生…!」

母「私達を見捨てないで!」

弥生は家族を見据えつつ舞を続け、光のもとに立つ。煙が立ち込める中、弥生はどこか悲しげに見守る人々に頭を下げ、光と煙の中に消えた。いても立ってもいられなくなった太郎が駆け出す。

太郎「弥生ーっ!!」

光の中には、弥生と同じ身長になったキララもいた。

キララ「王女様、お待ち致しておりました…」

竹藪の中、足を落として太郎は呼び続ける。その顔は涙に濡れていた。

太郎「弥生ーっ!!弥生…弥生〜っ!!!」

月からの光の中を、キララと弥生は立ち昇る。ゲンは竹の影から、月に振り返る弥生の面影を重ね、神妙な面持ちでそれを見つめるのだった。

余談

民話シリーズ最後の回は、日本最古の昔話である竹取物語。

本話は弥生を育てた夫婦や彼女の婚約者に何のフォローもなく終わるというかなり後味の悪い結末であり、ハードな作風のレオでも有数のバッドエンドと評する声もある。

本話で登場したMAC以外の通常防衛隊は、後に円盤生物への対処を担っている。

弥生役の小野女史は『仮面ライダーV3』のレギュラーヒロイン珠 純子役で特撮ファンにはおなじみである。同作において、山口百子役の丘野かおり女史(山田圭子名義)、白土隊員役の松坂雅治氏と共演している。

当初、弥生役は秋吉久美子女史が演じる予定だった。

この回を最後に白川隊員役を演じた三田美枝子女史は、第40話まで何故か登場しなくなる。

考察

さて、本話を語る上で外せないのは弥生を狙っていたという「悪者」の正体について。よくファンの間で登るのは前々作にて月の文明を滅ぼしたことが語られたルナチクス、ひいてはそれを操っていた可能性のあるヤプール一派だが、キララは劇中彼らに勝ったと述べている。しかしヤプールは既に前々作及び前作で倒されており、それ以降も復活を続けているもののたかだか月の文明如きに倒せるかは疑問符がつく。

しかし、よく考えてみて欲しい。弥生は劇中にて月から声がして来たのは半年前だと言っていた。そして本話が放送された11月から半年前、つまり5月頃。まだレオの戦いが始まったばかりの頃だが、この時丁度月に出現した怪獣がいた事を覚えていないだろうか。

そう、第5話に登場した凶剣怪獣・カネドラスである。

カネドラスは劇中月の裏側を休憩地に地球を狙って活動していた。それに、劇中では全く出てこないが、書籍などにて「メタルニア星」という明確な出身地があることが記されている。単に「宇宙」としても良さそうな所を何故かわざわざ記載しているのである。

これらのことから推察するに、カネドラスはメタルニア星人の用心棒たる侵略兵器あるいは彼らの元締めであり、メタルニア星は嘗て15年前月に攻め込み、第5話時点で月の裏側にあったキララ達月族の文明はカネドラスらメタルニア星の支配下にあったのではないだろうか?そして続けて地球を侵略しようとしたが、カネドラスがレオに倒された事により、勢いを失ったメタルニア星人達は月の文明に敗れ去ったのではなかろうか。ひょっとしたら、メタルニア星はルナチクスやヤプールとも繋がりがあったのかも知れず、カネドラスも角をブーメランにするなど超獣の一種だった可能性すら浮上する。

放送日から逆算した時期が一致しており、何故かカネドラスの出身地が決められていることの裏付けにもなり得る。

これらの奇妙な一致を単なる偶然と流すかは、貴方次第。

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