グラナト伯爵
ぐらなとはくしゃく
グラナト伯爵とは葬送のフリーレンの登場人物である。
概要
勇者ヒンメルの死後、活動を再開した断頭台のアウラと対立関係にある領主。
アウラとの戦いで息子を失っており、魔族への憎しみが深い。
和平を持ち掛けてきたアウラの使者に対しても、招き入れた上で切り捨てる気でいたが、リュグナーの「自分も人間との戦いで父を失った」という発言に動揺し、一度剣をおさめる。
（実際には魔族に家族・親子という概念はなく、リュグナーの言葉は単なる揺さぶりにすぎない）
しかし捕らえた旅の魔法使いを監視していた衛兵が殺されていたことから使者側の目的が和平でないことに気が付く。
状況としては魔族がフリーレンを排除するために衛兵を殺して牢へ侵入するも返り討ちにあったという構図なのだが、魔族の死体は残らないため一見すると「魔法使いが衛兵を殺して脱獄した」という状況にしか見えない。
フリーレンもそう判断して説明なしに姿をくらませたが、伯爵は衛兵に対して無抵抗で捕らえられたフリーレンの様子から「彼女は衛兵殺しが重罪だとわかっている」と気付いており、魔族側が犯人だと即座に判断した。
奮闘虚しく返り討ちに合い、領地を守る結界の解除方法を聞き出そうとリュグナーから拷問を受けるが口を割ることはなかった。
その後は魔族を撃退するために侵入したフェルンとシュタルクに救出され、教会で治療を受け、彼らにアウラの魔法について語った。
一夜明けてフリーレンによってアウラが討伐された場に現れる。
呪いから解放された不死の軍勢の中に、グラナト家の紋章を身に着けた遺体を発見。
フリーレンに深い感謝を伝えた。
