概要
作中ではアーサー王一行が世にも恐ろしい怪獣・殺人ウサギを撃退するために用いられた。
正式名称は「アンティオキアの聖なる手榴弾」(アンティオキアは実在する地名)
見た目はオーブ(ここではキリスト教の儀式に使われる上部に十字架の付いた球体)の形状している(つまり、メイン画像は正しい)。
聖アッティラが多数の敵と戦うために考案した武器
その原材料は主の御心によって慈悲を垂れたまい、肉・野菜・各種香辛料・オートミール・果物の種・etc……となっている。
使い方は主の御心に沿いまず聖なるピンを抜く
それからすぐに3つ数える。多くも無く少なくも無く
4では遅すぎるし2では少なすぎる、5などもっての外である
最後は投げつける聖なるピンを抜いてから三つ数えてからしっかりと握りしめた聖なる手榴弾を敵に目がけて投げつける
そうすれば目障りな敵はくたばる アーメン
やたらとくどい言い回しだがキリスト教史上最大の敵の一人アッティラを聖人として扱う事や、
同じような事を何回も繰り返す聖書の記述に対する皮肉など、キリスト教を知っている人ほど刺さる非常によくできたジョーク。
この為、色々な作品でパロディが用いられるモンティパイソン・アンド・ホーリーグレイルの中でも特に有名なシーンとなっている。
他メディアへの出張
- レディ・プレイヤー・ワン … 作中に存在する数多くのパロディに採用されており、オアシスで使用できる武器として登場した。劇中では主人公のパーシヴァルが購入。
- テラリア … CS版バージョン1.2まで武器として登場。爆発する時の『ハレルヤ!』がなんともシュール。
- wizardry #4ワードナの逆襲 … 「オックおばさんの聖なる手榴弾(HHG of AUNTY OCK)」。オックおばさんはアンティオキア(Antioch)のダジャレ。ちなみに不確定名は「宝石の果実(A JEWELED FRUIT)」。なお殺人ウサギの方は#1から登場している。
- fallout …fallout2とfallout:Newvegasに投擲武器として登場。fallout2のイベントでは殺人ウサギが殺人ネズミになっているが元ネタはこれである。ホーリー・フラググレネードなどという名前で登場しているが、実態は小型核爆弾というとんでもない代物。
- ブルーアーカイブ…下江コハルのEXスキル「セイなる手榴弾」で登場。なおPVでは自販機で販売されている様子も映っている他、ストーリーで殺人ウサギをモチーフにしたタイトルの『カルバノグのウサギ編』が後日配信された。
- フルメタル・パニック!…短編『シンデレラ・パニック!』にて極秘の魔法使い協会「ミスリル」からシンデレラを多角的に支援するために派遣されてきた魔法使いソースケ・サガラ軍曹が「かつてアーサー王が使ったという伝説もある聖なる手榴弾」を使用した。なお、作中の使われ方は「オックおばさんの聖なる手榴弾」に近い。