概要
サクラ大戦の世界では、善の霊能力を霊力と呼び、悪の霊能力を妖力と呼ぶ。
霊力によって動作する霊子甲冑に対し妖力によって動作するものを魔操機兵という。
黒之巣会
神威(かむい)
「神の脅威、神威。」
光武の設計者である山崎真之介こと葵叉丹が悪の道に進んだ後に開発した光武の発展型。
神武に近い大型の機体で、オーラコンバーターの様な大きな霊子機関を装備している。
腕部に、二連の機銃らしきものが装備されているが、いっさい使用されなかった。
黒い叉丹機のほか殺女も赤紫の専用機に搭乗した。叉丹機は魔術の様な技「獣之数字」を使用する。
熱き血潮にでは終盤の叉丹、殺女にはコンバーターの部分に開閉可能なマントのような意匠の羽型のバインダーが追加された。
一方TVアニメでは最終話で叉丹の召喚によって登場。生ものや臓物で作られたTV版の魔操機兵らしく、自己再生能力がある。また、「グォォォォ!」と咆哮らしき音も発する。
また、細長いデザインにされた為、内部に乗るスペースが確保できなかったのか、隣に立って遠隔操作していた。
闇神威(やみかむい)
黒鬼会によって蘇生された山崎真之介と真宮寺一馬に用意された、神威の強化型。
重装備の機体の各部にさらにパーツが増加され、レギュラーサイズの機体の中では最もゴテゴテしている。
叉丹は黒、鬼王は赤の機体を使用したが、資料本などではそのどちらでもない青紫の機体も掲載されている。
蒼角(そうかく)
黒之巣四天王・蒼き刹那の専用機。生身の時と同じくトンファーを武器とする。
水色で、猫背の大型機で、巨大な円筒型霊子機関二基装備している。必殺技は「魁・空刃冥殺」。
熱き血潮にでは刹那が爪で戦うように変更されたのを受けトンファーが廃止され、余計ハイゴックのようになってしまった。
銀角(ぎんかく)
黒之巣四天王・白銀の羅刹の専用機。生身の時とは違いチェーンソーではなく鉄球を武器とする。
銀色で、蒼角とほぼ共通の形状をしている。必殺技は「轟・爆裂岩破」(爆れつハンター?)。
熱き血潮にでは刹那と共に追加シナリオでゾンビのような姿として花組と再戦する。
孔雀(くじゃく)
黒之巣四天王・紅のミロクこと細川ミロクの専用機。胸からも手が生えているのが特徴。
左手は機銃になっており、脚部はなく下半身のスカート部は着物の裾のような形状である。必殺技は「雷破」。
熱き血潮にでは光る、半透明の扇子を武器とする。
天照(あまてらす)
黒之巣会首領天海専用の黄金の大型魔操機兵。銀角・蒼角の下半身から孔雀の上半身が生えた形をしている。
胸の手はなくなったが、乳首が物凄く尖っている。必殺技は「六星剛撃陣」。
熱き血潮にでは百式改の様な顔に小林誠のジ・Oの様なボディ、さらには背後にありがたい(?)光輪が出るようになった。
天海の能力により、倒されても自分自身を復活させる事が出来る(叉丹がやってるのかもしれないが)。
降魔
火輪不動(かりんふどう)
葵叉丹の配下、黄昏の三騎士の一番手、降魔「猪」の魔操機兵。必殺技は「爆炎・荻烈砲陣」。
猪は馬鹿にされると怒りでパワーアップするが、おだてられると増長し、弱体化する。
氷刃不動(ひょうりんふどう)
ナルシストの降魔「鹿」の魔操機兵。必殺技は「氷魔・紅葉落とし丹」。
鹿は褒めて伸びるタイプなので、戦闘中に馬鹿にされると、慌てる。
紫電不動(しでんふどう)
おかまの降魔「蝶」の魔操機兵。必殺技は「雷舞・電死牡丹」。
叉丹をめぐって殺女と対立する蝶だが、熱き血潮にでは通信に割り込んで罵声を浴びせてきた米田に、逆に惚れてしまった。
黒鬼会
智拳(ちけん)
黒鬼会のマシンを設計するマッドサイエンティスト、五行衆・木喰の魔操機兵。
小型浮遊砲台「円空」を射出する機能があり、必殺技「皓矢念輪演武」によって巨大化させ、強化することができる。
後の紅蘭の天武を鑑みれば、太正十四年の地点で両陣営でオールレンジ兵器が開発されていることになる。
五鈷(ごこ)
放火魔、五行衆・火車の魔操機兵。自爆用小型戦車「火乱」を操る。必殺技は「紅蓮火輪双」。
容量が火の車だったのか、ゲーム内では智拳と同型機となった。
本編では料亭やお祭り会場を燃やす等の活躍をした。
八葉(はちよう)
神崎邸を襲撃した五行衆・土蜘蛛の魔操機兵。必殺技は「九印曼荼羅」。
本人を模した複数の腕を持ち、また敵機の間を通り抜ける能力がある。
赤坂地下での戦いで爆散したと思われていたが、ミカサ上で二度に渡って花組と再戦する。
大日剣(だいにちけん)
自称五行衆筆頭、金剛の魔操機兵。蛮カラな搭乗者に合わせ鉄製の木刀のようなものを武器としている。
肩に「百」ならぬ「日」の文字が書かれている。必殺技は胸の砲門から波動を放つ「鬼神轟天殺」。
筆頭を名乗る能力は伊達ではなく、五行衆の中でもただ一人最後の武蔵での決戦まで戦い続けた。
1の大神を凌ぐ「かばう」能力を持つほか、部下の脇侍改部隊「黄童子」までが「かばう」能力を持っている。
宝形(ほうぎょう)
影山サキとして帝国華撃団に潜入していた五行衆・水狐の魔操機兵。必殺技は「雪花波紋十軌」。
八葉と半分同型で、淡い青色をした機体。分身を作り出す能力を持っているが、五行衆では一番先に倒された。なま足がセクシー、エロい
神皇(しんのう)
怨霊の空中要塞・武蔵の最深部に安置されていた、太古の超大型魔操機兵。
誰が、いつ建造したのかは不明。上半身は人型だが、下半身は巨大な球体の様なものが付いている。
京極慶吾と合体し、意外と軽快に動き回る。
大久保長安の配下
シカミ
大久保長安によって遠隔操作される大型魔操機兵。能面をモティーフとしている。
機械を狂わす黄金の蒸気を噴射する能力を持っているが、単独行動する能楽師の幽霊がどこでどうやって最新鋭のメカを作成したのかは謎に包まれている。
ハクシキ
シカミと同型の大型魔操機兵。同じくケンタウルス型のボディで、上半身と下半身が繋がっていない。
より強力な黄金蒸気散布能力をもち、耐久性にも優れる。
蒸鬼
大久保長安の尖兵たる無人魔操機兵。
刀を持つ「緑」、右手が砲の「青」、槍を振り回す「赤」の三種が登場した。
ダグラス・スチュワート社
ヤフキエル
ダグラス・スチュワート社が秘密裏に開発した対降魔用・無人自動操縦型霊子甲冑(実質は魔操機兵)。
陸軍の一部と結託したブレント・ファーロングが花組を排斥し主力とするために日本に導入された。
背中の翼を腕に装着することができ、鋭いブレードは降魔を一撃で切り裂く威力がある。
しかしながら、その実態は降魔その物。中身は降魔の肉で出来ており、外見は装甲のみのフェイク。降魔との戦いは全てマッチポンプだったのだ。
最終的にはブレントの巨大人型蒸気を中心として出撃中のヤフキエル全機が合体し巨大降魔となった。
ヤフキエルII
中身が生ものなのかどうか「荒野のサムライ娘」と「君あるがため」で設定が食い違っている。
ブレント亡きあとの亜米利加で製造された新型のヤフキエル。背部にウイングとカノン砲を装備している。
量産型として機構を簡略化したタイプの他、背中の羽と別に腕部にブレードを装備した重装備仕様のヤフキエルII-X、その強化型のヤフキエルII-WX、ヤフキエルII-EXが存在する。
ゼラキエル
ゲティスバーグ近郊のダグラス・スチュワート社巨大工場地下格納庫で建造中の機体。圧倒的火力を誇る。
ヤフキエルIIを大型化させたような形の巨大機動要塞で、作中では上半身のみが登場した。
オファニム
こちらもヤフキエルの量産タイプとされているが、かなり小型でちびっこサイズのガウォーク(どちらかというとオーガスのほうの)と言った形態のマシーン。
短剣や角、あるいは火焔放射など多彩な装備バリエーションがある。