解説
特急、急行などの列車の前面、及び後尾に掲げられる、列車名を記した図案の事。
中でも、プレート状のものを指す。
最後尾に付ける物は、テールマークとも呼ぶ。
ヘッドマークを掲げる列車としては、SL列車やブルートレインが代表的である。
近年では新車の導入に伴いヘッドマーク自体が省略されるケースも増えている。
その中でも例外と言えるのがJR北海道とJR四国で、現在増備されている特急型車両にほぼすべてヘッドマーク表示器(LED式含む)が装備されている。
これは同一の車両で複数の列車に充当しているため、それを分かりやすく区別するためとされ、かつての国鉄特急列車の扱いに近い。
定期列車だけでなく、イベントや臨時列車に使用される場合も多い。
私鉄では阪急電鉄や京阪電気鉄道、京王電鉄と西武鉄道がイベントでよく取り付ける傾向がある。
かの銀河鉄道999も、ヘッドマークを掲げている列車の一つ。
pixivでは、様々な創作ヘッドマークも見られる。
ヘッドマークの権利
ヘッドマークのデザインは、運行会社が商標権を保有している。
実際にヘッドマークを使った商品には、「○○(運行会社名)許諾済」と記されており、国鉄時代に運行を終えた列車でも承継したJRグループ各社が共同で保有している例が多い。