曖昧さ回避
コーヒーフレッシュのスジャータ
♪スジャ~タ、スジャ~タ♪スジャ~タ、スジャ~タ♪スジャ~タ、スジャ~タ♪
めいらくグループが発売しているコーヒーフレッシュ製品。上記のスジャーターを名前の由来とする。キャッチフレーズは「褐色の恋人・スジャータ」。
特筆すべきはそのCMのタイミングである。おもにAMラジオにおいて毎正時の直前に決まって放送され、時報を兼ねる形になっていた。
正時直前に♪スジャータ、スジャータ…と入るコーラスは本製品や、AMラジオのシンボルでもある。
しばしば勘違いされるが、「スジャータ」はあくまで製品名であり、会社名ではない。印象的なCMや、後述する物流トラックなどが知られているため、独立した企業だと思われやすかったのかもしれない。
「ターャジス」の物流トラック
めいらくグループの冷蔵冷凍トラックは、上からクリーム色、銀色、緑色の三色でカラーリングされた印象的な車体に、ターャジスという朱色のロゴを掲げている。
巨大ソフトクリームを抱えた「スジャータ坊や」が描かれたレア車両も日本全国に5台ほど(2018年時点)あるらしい。
おまえは何を言っているんだとお思いかもしれないが、実物を目撃した人ならご存じの通り、めいらくの物流トラックは本当に車体右(運転席側)のロゴが「ターャジス」なのである。
これは「車が走る方向に合わせて、順番に文字が目に入るように」という配慮から生まれたデザインで、めいらく以外にもこのような車の先頭側から左右逆転のロゴを書き込んでいる社用車というのは存在する。
しかし、実際のところ人間の認知能力は「1文字ずつ拾い上げて読む」のではなく、「単語など何文字分かをまとめて解読する」形で文章を読むようになっている。
例えば「みさなん、こんちには」はパッと見だと「みなさん、こんにちは」と読めるのに、「はちにんこ、んさなみ」は視線や画面を左右に動かしても文章として成り立って見えない。
「ターャジス」もまた、トラックの進行方向とは関係なく「スジャータ」という文字列として認知されないため「発音不可能な謎のロゴを掲げたトラック」として知られるようになってしまったのである。
新しい車両は両面とも「スジャータ」表記に更新されているため、「ターャジス」はそのうちに目にすることができなくなってしまうのかもしれない。
参考:あのトラックの謎に迫る
関連タグ
飲み物 コーヒー ミルク(但し、スジャータは乳製品ではない)