概要
鳥綱ハト目に属する鳥類の総称。総じて植物食。体に比べて頭が小さく、胸骨、胸筋が発達してずんぐりとした体型が特徴。
警戒心が強い。古代から人に飼育されてきた種であり、神話などにも登場している。
特筆した帰巣本能の持ち主として知られ、その性質を利用して『伝書鳩』として用いられる。嘗て通信機器が未発達だった時代は、情報の伝達手段として伝書鳩は重要な存在だった。
平和の象徴とされる事もあるが、実際は縄張り意識が異常な程強く、非常に気性が荒い鳥である。
種類によってはストレスが過剰になったり、新しい仲間が加わったりすると仲間同士で殺し合いも辞さない程。
また、所構わず糞をして建物や銅像を汚し、更に堆積した糞を媒介に人命に関わる病原菌やダニの拡大を引き起こす困った奴でもある。
皆さん外でハトを見かけても絶対に餌を与えてはいけません。
一部のハトは食用としても知られ、嘗て某大陸系タレントが公園に群がるハトを見て「どうして誰もあれを捕まえて食べないのか」と発言した逸話は有名。
因みに公園に群がるハト(所謂「ドバト」)は非常に不衛生な環境に生きて居るので、食用としてはお勧め出来ない。
小ネタ
- 平和の象徴とされるのは旧約聖書に由来する。ノアの箱舟の話において、一羽のハトが箱舟にオリーブの枝を持って降り立ち、洪水の終焉を告げたという。そのほか、聖書においてハトは神の使いとして登場することが多い。
- マジックで使われるのは小鳩(コバト)と呼ばれる改良品種で、一般的なハトより一回りほど小さい。一般的に想起される白いハトもこの小鳩であることが多い。