概要
教会と言うと、キリスト教徒の共同体(エクレーシア)、宗教団体のことを指すが、Pixivにおいては主にキリスト教の教会堂(宗教上の建造物、カテドラルやチャペル等)を指す。なのでこのキリスト教の教会を描いたイラストによく付けられるタグである。
クリスチャン共同体としての教会(エクレーシア)は、「父なる神の民」「キリストのからだ」「聖霊の神殿」であるとされる。
キリスト教の場合
カトリック
カトリックだと「神との対話場所」のような位置づけであることから、内装を荘厳なものにしている事が多い。
プロテスタント
一方でプロテスタントの聖書主義だと「聖書についての講義場所」のような位置づけであることから、比較的簡素なものが多い。あるいは、見分け方として、バージンロードの色が「カトリック=赤、プロテスタント=白」だったり、十字架を見ると「カトリック=キリスト像付き、プロテスタント=キリスト像なし」になっている。
オーソドクス
正教会(オーソドクス)の教会は「神の宮」であり「祈りの家」であるという位置づけである。祭壇や内装にイコンが配されているのが特徴。
正教会の教会堂では立ったまま祈りがなされるが、これは復活したハリスティアニン(クリスチャン)の姿を象ったものである。
「座る」という姿勢は「君臨」や「教授」を象徴するとされ、ハリストス(キリスト)の側のものとされるため用いられない。
しかし老人や障害者といった正当な事情がある人の場合は座っても問題ない。
非キリスト教の場合
天理教や金光教なども宗教施設の名称として「教会」を用いている。
結婚式で使われる「教会」は実際はキリスト教の施設ではない。
「結婚式教会(ウェディングチャペル)」という日本独自の形態のものであり、
カトリック、プロテスタント、正教会など既存のキリスト教のどのスタイルにも当てはまらない。
要はキリスト教の教会堂に似せてあるだけである。法律上でも「商業施設」という扱いである。