タグとしては「エデン」が多く使われている。
概要
CV:諏訪部順一
オリオン座の青銅聖闘士で15歳。
高貴な育ちで品のある振る舞いの自信家。
意外にも一人称は「僕」。
思い込みが激しく、極端で融通のきかないところがあるが筋は通った考え方の持ち主。
お坊ちゃんゆえか精神的に弱・・繊細である。
父や姉が闇属性であるにもかかわらず彼の属性は他の聖闘士と同じ自然属性の雷。
聖衣石は左手のグローブの甲部分に付いている。
幼少期から激しい修行を積んできたらしく、青銅聖闘士の中で圧倒的な強さを見せる。
第一期では敵ボスの息子として、ある種ストーリー上のもう一人の主人公であった。
最後まで光牙たちの「仲間の一人」になることはなく、自分の意思で闘うことを選んでいた。
一期終了時点で家族全員と想い人を失っている。
第二期の第一話、52話では何故かクロノテクターをまとい敵のパラサイトらとともに居並んでいたが57話でスパイとして潜入していたことが判明。が光牙達とは行動を別にするようである。
技
- フォルゴーレ・ルネッサンス
- トニトルス・ヘラカーロス
- トニトルス・サルターン
- ヒーラ・マスティーア
- トワノ・トルナード
雷撃と竜巻を発生させてぶつける。
- オリオンズ・デヴァステーション
強力な雷撃を地面に這わせるようにぶつけて相手を吹き飛ばす。
第一期におけるエデン
パライストラでは何故か制服が1人だけ違う色・デザインだった。
周囲とは距離を置いており、基本的に上から目線で、教員にも慇懃な態度。
聖闘士ファイト優勝候補No.1と言われており、自分でも自負していたが、聖闘士ファイトが火星士の侵攻によりなし崩しに中止になると、早々にその場を1人で立ち去った。
そのうち仲間になるであろう、一輝ポジションの強キャラと思われていたが・・・
プリンス・エデン
13話でマルスの息子だったことが判明。
マルスを「父上」、姉のソニアを「姉上」と呼んでいるが、彼らに何か含む所のあるような態度もみせており、彼らとは家族というより上司と部下のような接し方をしている。
エデンの母はメディアだがソニアとは生母が違う。
ミケーネやアモールから「プリンスエデン」と呼ばれていた。
回想シーンで初登場した彼の幼少期姿はなんと短パンに蝶ネクタイ姿である。
幼少時は姉・ソニアの心の揺れを気遣ったり、アリアに花を持って行ったりする素直で優しい面もあった。後述の通りピアノを嗜む一面もあり、異母姉ソニア同様音楽を愛する面もあった模様。
幼少期に母のメディアに連れられて封印中のマルスとはじめて対面、「神と人類の新世紀を作りお前はその王となる」とする彼の理想話を聞かされそれに心酔しており「アリアを新しい世界のアテナとして争いの無い世界を作る」理想象のために働こうとしていた。が、マルスがメディアに語っている目的はややズレており、またアリアによればマルスの行動は「地球の小宇宙を吸い取ることで土地を荒らし、争いを引き起こす」ことに繋がるとのことであり、
またそもそも本作品のアテナ自体、人間に憑依するのでもなく、アテナ本人が人間の肉体をもって誕生するものなので、途中での代替わりや襲名する類いのものではないのでこのあたりも彼は家族に偽情報を掴まされていた可能性が高い。
アリア
普段は冷徹で感情の起伏も少なく見えるが、アリアには強い思いを抱いている。
幼少期からアリアを喜ばせようと花を差し入れたりプレゼントをしていたが彼女の望みとはズレていたため喜んでもらえることはなく挙げ句「光牙達との旅が楽しかった」とまで言われてしまう始末であるが、マルス側では唯一彼女に優しく対応していたのが彼だけということもあり彼女に嫌われてはいなかった。
幼少時一度アリアに「湖のほとりに咲く花を見せたい」と思い、無断で彼女を連れ出したこともあったが、メディアに見とがめられ断念していたことがある。
それでもアリアの意志がマルスの意志に反する事実を受け入れられず光牙らにそそのかされたと思い込んで光牙らへ攻撃しつづけ、あげく24話では自分の意志でコアを破壊しようとするアリアに向かって「ア"リア"ァァ〜!」と半泣き声で叫ぶ始末であり、お坊ちゃんならではのメンタルの弱さも露呈した。
27話で闇の遺跡の幻影と向かいアリアの気持ちを考えていなかった自身に反省するもアリアは彼の眼前でマルスに殺害され、当のエデンは「アリアー!」と叫びながらマルスの力で連れ帰られソニアに引っ張られていき彼女を看取ることも叶わなかった。このショックは非常に大きかったらしく29〜34話と5話に渡って体育座りして涙ぐんでいた。→体育座の聖闘士
離反
35話で見かねたソニアやミケーネに鉄拳制裁を受けるも、結果的にそれがマルスへの疑念を深めることとなり、またアリアの残留思念が宿った花びらの導きにより彼女の願いをやっと理解することになり、36話で父に反旗を翻す決意を固め、37話で処女宮に乗り込み父の友人でもある乙女座のフドウと対決、その際光牙達には「仲間になるつもりはない」と言いつつ先に吹っ飛ばしている。フドウに苦戦するものの、アリアを守れなかった後悔と彼女の願いを叶えたいという想いでセブンセンシズに覚醒し、フドウを吹っ飛ばす。また何故か髪が白っぽくなっていた。
その後十二宮上部を目指す途上で、姉ソニアの死亡を察知するが、彼女の遺体を見守っていた蒼摩にももはや怒ることはなく、逆に彼に先を行く様促したあと暫く彼女の側につき、ミケーネが討たれたのを察知するとソニアに「姉上、行きます」と声をかけ先へ進む。魚座のアモールと対峙するが、彼とは幼少時対面したきりであったため叔父であったことは知らなかったようである。アモールにはまったく歯が立たなかったが、ユナがアモールを食い止めて先へ行く様勧めたため先へ進んだ。
アモールにより光牙とともに火星へ飛び、光牙に取り憑いたアプスにより魔傷を受けるも殺される寸前でメディアに救われたが、彼女の野望を拒否して立ち向かったがアリアの杖の力でで母に自ら手をかけることは止められる。しかしエデンの離反により自分の野望が潰えたことを悟ったメディアは再度アプスと対戦したエデンを庇って消滅し、わずか1日足らずの間にエデンは家族全てを喪うこととなった。
第二期におけるエデン
57話で登場、聖域近くの花園でアリアらを弔いピアノを弾いていた。(何故か屋外にグランドピアノを持ち込んでいたが…)
「家族やアリアを生き返らせる」という餌でパラス陣営への勧誘を受け、一端裏切ったフリをして3級パラサイト・クラブ(インパルスメイス)のエデンとなるが、パラサイト側にもスパイではないかと疑われていた。エウロパの指示で光牙と戦うが、武器は性に合わなかったらしく早々にポイしている。
テーベが彼を散々に挑発したため彼を打ちのめし、早々にスパイであったことを光牙たちに打ち明ける。その際「目的のためとはいえ薄汚れた鎧(クロノテクター)を纏うのは屈辱だった」と吐き捨てた。
新生聖衣を目覚めさせテーベをフルボッコにした後は、光牙と行動を別にした。
新聖衣は他のキャラに比べると形状の変化は少ないが、布状のパーツがなくなっている。
余談
キャラクターデザインが旧作のキャラなどに似ていると言われていたが、実際「聖闘士星矢ぴあ」での馬越発言によると原作者や旧作のキャラデザの画風を意識してデザインしたということである。
ただし上記の通り性格は大幅に違っている。