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アルヴィン(TOX)

あるゔぃん

アルヴィン(Alvin)とは、RPG『テイルズ オブ エクシリア』およびその続編『テイルズ オブ エクシリア2』の登場人物である。

概要

CV:杉田智和

性別:男性

年齢:26歳

身長:182cm

キャラクターデザインは藤島康介

ラ・シュガル国の首都イル・ファンの研究所で軍の最高機密を知ってしまった事で、ミラと共に軍に追われていたジュードを助けた謎の男。

フリーの傭兵を自称し、恩を売れば金になるという事でミラの護衛として一行に加わった。

軍に追われる二人に一体何をしでかしたのかとよく尋ねるが、実際は2人が研究所にいたことや、ミラが巨大兵器「クルスニクの槍」を壊そうとしていた一部始終を目撃しており、それを隠している時点で既に怪しさ全開である。

上記の件以外にも、シルフモドキ(鳥)を使って頻繁に何者かと連絡を取る、度々意味深な視線を向ける等と序盤からプレイヤーにとってこの上なく胡散臭い。レイヴンなんて眼じゃないくらい胡散臭い。

 

性格は基本的に気さくで面倒見は良く、よく冗談や軽口を言う。まだ旅に慣れていないジュードやミラに旅や戦闘の知識を教えたり、四大を失って戦う力を失い剣すらまともに振れなかったミラに剣術を教えたりと、2人からは非常に頼もしく思われていた。

一方で自分が話したくない事は全く話さず、話題を別方向に持って行こうとしたりはぐらかして、常に他人と一定の距離を置いている。己の目的の為には仲間を裏切る事も厭わず、物語の裏で常に暗躍している。そのため度重なる離反や敵との内通によって仲間たちとの溝を深めていくことになる。

他人に勝手なニックネームをつける癖があるらしく、ジュードを「優等生」、エリーゼを「お姫様」、ローエンを「ジイさん」などと呼ぶことがある。

巻いている長いスカーフはお気に入りのものらしい。

「テイルズ オブ」シリーズは多くの作品でパーティメンバーに1人は裏切るキャラクターがおり、アルヴィンもキャラクターデザイン公開の時点で「今回の裏切り担当」と噂されていたが、彼の場合あまりに裏切る描写が顕著であったためクズヴィンとあだ名されるなどネタ的に散々な評価である。アル憫

戦闘

武器は両刃大剣。戦闘タイプは銃剣士。

右手で大剣、左手で銃を使う独特な戦闘スタイルをとり、必要時にはこれらを合体させて技を強化する。攻撃力が非常に高く、敵のガードを崩すのが得意。精霊術は一切使えず、普段は銃による火力を精霊術の一種と偽っている。

見た目通りパーティの中ではHP・攻撃力・体力が最も高く、特に序盤の戦闘では攻撃の要。

固有特性は「チャージ」で、技発動後、ボタンを押しっぱなしにすると「チャージ状態」となり、この状態ではセットしている技が「チャージ技」に変化する。

固有サポートアビリティは「ブレイカー」で、ガード頻度の高い敵でもガード状態をブレイク(解除)し、スタン(気絶)状態にする。ガード頻度の高いガード種の敵に有効。

正体(ネタバレ注意)

その正体はミラの命を狙うアルクノアの構成員であり、20年前に旅船ジルニトラと共にリーゼ・マクシアに漂流したエレンピオス人である。名家スヴェント家の子息であり、本名はアルフレド・ヴィント・スヴェント。

クルスニクの槍を起動させるために「カギ」の在処を探る任務を受けおっており、またミラ=マクスウェルの監視も兼任していた。共にリーゼ・マクシアへ渡ってきた病床の母のため、ひたすらに故郷へ戻るための行動を続けていた。

内心では事態に流されているままの自分を自覚し、自ら道を切り開くミラの強さに憧れ、段々と成長していくジュードに対して嫉妬の感情を覚えていた。ジュード達を救うのにクルスニクの槍を起動させたミラを、断界殻を開きエレンピオスへ帰るために見殺しにするも断界殻は開かず、後にミュゼと裏で取引する。エレンピオスの存在を知ったジュード・レイアを口封じのために殺そうとした。

ジュードの説得の末に姿をくらまし四象刃と行動を共にするが、終盤において「ただ仲間と共に居たい」という願いのため、裏切り続けた仲間に歩み寄ろうとする成長の兆しを見せた。

一年後

続編の「テイルズオブエクシリア2」では、衣装等が変わって再登場する。

現在は商人として働いており、新しい商売を軌道に乗せるべく、日々奮闘中。一年前の旅で一皮剥け、自分の素性を隠して他人を騙すことはもうやめると強く決意しているが、これまでの人生経験から、人間関係での身の振り方で悩んでいる。

たまにからかうことがあっても、前作のようにパーティメンバーに対して距離を置くようなニックネームで呼ぶことがなくなっている。

キャラクターエピソードではそんな彼の葛藤や商売パートナーであるユンゲルスとの関係について描かれている。ヒゲを生やすなど容姿がより胡散臭くなっているが、人当たりの良い相棒に対して自分は「コワモテ担当だから」らしい。

公式設定資料集やスピンオフ作品などで彼の壮絶な過去についても知ることが出来、それを踏まえた上でゲーム本編に触れると彼の行動や言動にまた違った一面を感じる事ができるかもしれない。

詳しくは過去の欄を参照(ネタバレ注意)。

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他の記事言語

Alvin

過去

現在、スピンオフ小説は2本ある。

一つは公式資料集の「ミラ=“マクスウェル”の生まれた日」、そしてテイルズオブマガジンで連載されていた「アルヴィン・クロニクル」がある。

ミラ=“マクスウェル”の生まれた日編

以下エクシリア公式設定資料集で判明したアルヴィンの過去を紹介。

※かなり生々しいので閲覧注意

無理な人は直ぐに関連イラストへ!!

マイルドにするためにわざと伏せ字を使っている

公式設定資料集おまけ小説「ミラ=“マクスウェル”の生まれた日」にて記載。

概要としては約6歳ぐらいのミラがマクスウェルとしての自覚と覚悟を備えた日の話であるが、アルクノアの生活等も書かれている。

アルヴィンの母レティシャは出産してから色々病気を抱えるようになって並行して心も弱るようになっていたため、アルヴィンと母と父の三人は、療養を兼ねて旅船ジルニドラで家族旅行をした。

ところが断界殻の近くで事故が起こり、この時アルヴィンは父親が波に飲み込まれて消えるのを目撃した。

事故後、アルヴィンとレティシャ、現アルクノアメンバーは何とか助かったが、レティシャはその後リーゼ・マクシアでの生活でこなせる仕事がないため、夫を亡くした今唯一頼れる兄弟(または義兄弟)のジランドにすがるようになる。

そして二人は何時しか肉体関係を持つようになり、ある日アルヴィンは母親とジランドのイチャイチャを目撃してしまった。

※このことはまだ当時幼かったアルヴィンが初めて「お楽しみ」というものを知るきっかけになってしまう。

しかし、母親はアルヴィンにばれてないと思っておりずっと嘘をついていた。

そして一回目を目撃後、再びイチャイチャ後のジランドの部屋にいる母(レティシャ)を発見してしまう。

そんな日々が過ぎたある日、四大とミラは当時のアルクノアの実験場を破壊した。

この時アルヴィンとレティシャは命からがらなんとか逃げたが、夫の次はジランド(とジランドが建てた研究所)という支えを失ったレティシャは精神を大変痛めており、TOXでジュード達がシャン・ドゥで初めて出会った時のようになってしまった。

…とアルヴィン絡みの話は此処で終わるが、あまりにも内容がアレなため、この部分はみんなのトラウマになっている。

ちなみにこの小説には幼いアルヴィン以外にも若い頃のエリンやディラック、赤ん坊の頃のジュード、幼い頃のミラも登場する。

その後も、テイルズオブマガジンでアルクノア時代の彼の話が読めた。

アルヴィン・クロニクル編

アルヴィンを主人公としたエクシリア公式外伝小説で、

内容としては各話アルヴィンが聞き手に対して過去を語るという形式の全6話構成の短編。

第1話~第3話は、第4話~第6話はエリーゼ。

※2012年10月号~2013年2月号まで連載、現在は終了。

《第1話~第3話》

TOXEDから数ヶ月後、アルヴィンが仕事の合間にジュードに会いに来て昔話をする。

  • 第1話

テイルズオブエクシリアの序盤、イル・ファンの研究所でアルヴィンが何をしていたかを話すという内容。ちなみにこの時にジュードに対してかつて抱いていた気持ちをカミングアウトする(変な意味ではない)。

  • 第2話

第1話の続き。アルヴィンの商売の方向性を決めたきっかけを話す。

  • 第3話

第2話 、第1話の続き。

《第4話~第6話》

エクシリアの断界殻開放後、カラハ・シャールへ学校帰りのエリーゼに会いに行き、学校の近くのカフェで彼がエリーゼにエリーゼぐらいの歳(10~14歳)の話をするところから始まる。

アルエリ絡みは該当記事参照。

  • 第4話

トラヴィス家から密書を盗んで友人とアルクノアの基地である旅船ジルニトラに戻るまでの話。

  • 第5話

トラヴィス家から密書を盗んで来た話の続きとアルヴィンとジランドの関係を中心とした話。

  • 第6話

王になる前のガイアス&ウィンガルが登場。

アルヴィンにア・ジュールのスパイ疑惑が沸き、ジルニトラの牢で閉じ込められたり友人の手引きで脱出する話。

以上、詳しく気になったらぜひ自分で読んでみよう。

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