概要
グレイル傭兵団の創設者であり団長でもある。蒼炎の軌跡の主人公であるアイクとミストの父親。
かなりの実力者であり、蒼炎の軌跡では唯一クラスが勇者であるユニットであり(余談だが同作ではシリーズで勇者の下位クラスである傭兵というクラスはない)実力はかなり高いものあると思われる。しかしながら作中では利き腕を傷つけていることや、元々剣を扱っていたが、斧に得物を変えていること、更にはユニットとして登場するのが序章のみ(この時はスキル手加減を持っているため実際の実力はわからない)であるためどれほどの強さであるかはわからない(ただし後述のように強さの目安となる会話は存在する)。
序盤でメダリオンを求める漆黒の騎士と一騎打ちをし、負傷、その時の傷が元で死亡する。
なお、彼の名誉のために述べておくと漆黒の騎士には鎧の加護があり、通常の武器ではダメージを与えることができない上、グレイルの得物が斧であり、漆黒の騎士の剣に対しては不利である、というため、この状態のグレイルでは勝ち目はなかった、と言っていいだろうが。
グレイルの正体
元デインの四駿の一人であり神騎将ガウェインである。囚われていたリーリアからメダリオンを託され、妻であるエルナと共に逃亡、傭兵として活動を始めた。
しかしあるとき、メダリオンに触れたことから暴走し、多くの人、更には妻であるエルナを殺してしまったことから自らの利き腕を傷つけ、剣を扱うことをやめた(漆黒の騎士との戦いでラグネルを使うことを勧められたにもかかわらず使わなかったのはそのためである)。
メダリオンの怖さについてはよく知っていることからエルナ同様に正の力が強いミストにメダリオンを渡しアイクに決して触れさせないようにしているのはそのためである。
なお、漆黒の騎士はガウェインであった頃の部下である。暁の女神の終盤でアイクと漆黒の騎士が戦う際に「あの頃の師と戦うことができた」とアイクに述べていることから実際に当時のグレイルがかなりの手練れであったのは間違いないと思われる。