キハ201系
きはにひゃくいちけい
JR北海道の通勤形気動車。同社の731系電車と協調運転が可能。
概要
JR北海道が1996年(平成8)に製造、1997(平成9)年から配属・運行している通勤形気動車。731系通勤形電車と併結して協調運転が可能であり、731系と走行性能をあわせる為に同社の特急形気動車に匹敵する大馬力車となっている。また、走行系統はキハ261系特急形気動車設計･製造の基となっている。
車体･走行装置
車内装備や運転台の装備、増解結用の装置といった装備は731系とおおよそ同じである。(言うまでもないが運転に必要な免許は当然異なる。)
定格出力450馬力のディーゼルエンジンを１両に２基(※)搭載しており、駆動方式は変速１段直結４段の液体式となっている。台車は国鉄末期・JR初期以降の新造車では一般的なヨーダンパー付ボルスタレス台車を採用しており、空気バネを使用した車体傾斜装置が装備されている。
通勤形気動車としては凄まじいほどの高性能車であることが祟ったのか製造価格が１両あたり４億円と特急形を含む他の気動車の一般的な価格(１両あたり約２億円前後)の倍となっており、初期製造分の１２両(４編成)以降製造されていない。
※・・・本州内の特急形を除く気動車では１両あたりディーゼルエンジン１基という構成が多い。