概要
初代、2代目はスズキが発売する軽自動車「ワゴンR」のパーツを共用し、軽自動車の全幅・全長をひと回り拡大した新設計プラットフォームを用いて開発された、登録車(普通自動車登録)のコンパクトカーであった。コンパクトトールワゴンの中では早い時期に登場し、日産・キューブやトヨタ・bBなどが登場するきっかけにもなった車ではあるが、販売台数では大きく水をあけられていた。
2代目においては日本国内では派生車種としてシボレー・MWが設定しており、日本国外では「ワゴンRプラス」として販売。また、オペルでもオペル・アギーラ(初代)の名称で製造販売されていた。日本国外では一貫して「ワゴンR+(プラス)」の名称が使用され続けているのに対し、日本国内では2005年8月の一部改良で現在の名称になるまでに3回も変更された(ワゴンRワイド→ワゴンR+→ワゴンRソリオ→ソリオ)。
3代目(ソリオとしては2代目)では国内専売車種となり、使い勝手とコスト削減を考慮してスライドドアを含めたサイドドア4枚をパレットから流用(前ドアサッシは異なる)するものの、内外装の殆どが新規開発となり、メカニズムを3代目スイフトと共用したことで、商品性を向上。結果、販売台数も大幅に増えた(販売開始から2011年12月末までの販売台数は36,902台)。三菱自動車工業へは「デリカD:2」としてOEM供給も行われている。