円環の理
えんかんのことわり
劇場版叛逆の物語のネタバレを含みます
発言者は巴マミ。
エピローグの世界では、神格化した鹿目まどかによって、魔法少女は魔女化する寸前に救済され消滅するシステムが構築されている。
そのため、魔力を使い果たした美樹さやかは、ソウルジェムが濁りきった後、消滅した。
その際、マミは「逝ってしまったわ、円環の理に導かれて……」と語り、このシステムを「円環の理」と称した。
まどかに導かれて消滅した魔法少女は、この後どうなるのかは不明だったが、叛逆の物語にて人としての意識を保ったままであることが明らかとなった。
魔女となる魔法少女を円環の理に導く際にまどかと共に訪れ、その際には魔法少女としての力と魔女としての力の両方が扱えることが明らかとなった。
しかし、突然この新しい用語が語られたため、戸惑った視聴者も多いだろう。
ティロ・フィナーレよろしく「マミさんが即興で創作したもの」というネタが広まっていたのだが、
オトナアニメvol.21の虚淵氏へのインタビューによると、「書き換えられた世界において、魔法少女たちに口伝されている伝承」という設定との事である。
これによって誤解は解けたものの、一度付いたイメージはなかなか無くならない物でもあるので…。
ちなみに表記揺れとして「円還の理」が存在する。
アニメ放映時点では漢字表記が不明だったが、コミックス版の表記から「円環の理」で確定した。
最終回放映前に収録されたBD/DVD特典トークCDのキャスト座談会「魔法少女たちのお茶会」では、
悠木碧らは恐らく結末をボカす為という事情から「まどかが神格化する」ことを指して「コトワリになる」という言い換えで笑いを誘っていた。テレビ放送前の、ファンが面白おかしく取り上げる以前からキャスト間で既に半ばネタ扱いされていた語のようである。
2011年夏に開催された第80回コミックマーケットにて販売された、アニメ公式スタッフらの同人誌「ティロフィナーレ本」でも、巴マミのCVを務めた水橋かおりの寄稿ページ(P.67)は…
「円環の理」と書いて「マドカマギカ」なる読み方がされるのもたびたび見られる。
叛逆の物語では円環の理の紋章らしきものが登場している。
紋章の周囲には魔女の口づけが現れている。
紋章には「DAS EWIG WEIBLICHE(永遠にして女性的なるもの)」と魔女文字で書かれている。(ゲーテのファウストより)