「なんだ霊夢か。勝手に居間まで上がってくるなっていつも言っているだろ?」
「生き物の身体は…道具じゃない。この店では取り扱わないものだ」
概要
種族 | 人間と妖怪のハーフ |
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二つ名 | 動かない古道具屋(香)・古道具屋店主(儚)・香霖堂店主(求) |
古道具屋のキュリオスフェロー(鈴)・知足不辱の古道具屋(茨) | |
職業 | 道具屋店主 |
能力 | 道具の名前と用途が判る程度の能力(求) |
未知のアイテムの名称と用途がわかる程度の能力(香) | |
住んでいる所 | 香霖堂 |
登場作品 | 香霖堂 主人公・三月精・儚月抄・書籍文花帖・鈴奈庵・茨歌仙 |
テーマ曲 | キュアリアス上海古牌(幻想麻雀香霖堂ステージ曲) |
森近霖之助は、古道具屋「香霖堂」の店主。
『東方』の主要人物(設定上キャラ以外)で恐らく唯一となる男性キャラクターかつ男性主人公である(人外を入れるなら、雲山・旧作キャラの玄爺も一応該当する。)。
また、『東方』で数少ない、常に眼鏡をかけているキャラクターでもある。(他は旧作の朝倉理香子と二ッ岩マミゾウ、宇佐見菫子)そしてこれまた『東方』では珍しいアホ毛を生やしたキャラでもある。(もう1人は封獣ぬえ)
人物
幻想郷でも珍しく人間向け、妖怪向け両方の品を扱っている人物。
魔理沙が生まれるより前に霧雨魔理沙の実家で人里にある大手道具屋「霧雨店」で修行をしていたが、ここでは自分の能力を活かせないと考えて独立。結界の外から来た品や忘れ去られた古の品などを扱う古道具屋「香霖堂」を開業した。
しかし、蒐集癖があるため非売品が非常に多い(たとえ品物が売れなくても、その種族上生活にはほとんど困らないため、そもそもあまり売る気がない)。
原作者のZUN曰く、「商売人というより趣味人」。
稗田阿求には『幻想郷縁起』で「商売人向けな性格ではない」とバッサリ切り捨てられている。
本人も多少自覚はあるが、商売というより趣味で店を開いているスタンスは変化しておらず、金を払う気が全くない霊夢や魔理沙が「ツケ」で買い物をしたり、店の商品を勝手に持っていったりしてもあまり気にしていない。
とはいえ一応商売する気はあるようで、店主としての礼儀をわきまえ、売り時だと思った時には積極的に商品をアピールすることもあるようだ。
また姿はかなり若いが、人間と妖怪のハーフなので人間よりケタ違いな寿命を持ち、博麗大結界成立以前から生きている。その為に知識が豊富で博麗神社の由来なども知っているらしい。
魔理沙や霊夢、その他の少女達からたびたび花見や宴会に誘われているが、基本的に喧騒があまり好きではない為、多くの人物が宴会などに誘っても滅多なことでは腰を上げない。しかし蒐集には精を出しているようで、商品補充のために幻想郷でも危険地帯とされる無縁塚などには頻繁に足を運んでいる。
作中でもよく語らう魔理沙や霊夢とはかなり付き合いが長く、特に魔理沙とは非常に縁が深い。
魔理沙にとって彼は自分が物心ついた頃からの幼馴染であり、鉄くずの蒐集家になったきっかけに当たる。
彼女のトレードマークである星の魔法を習得したのも霖之助の影響による物。
霊夢と知りあった経緯は不明だが、霊夢は彼の服を勝手に拝借したり自分専用の湯飲みを店に置いており、服やお祓い棒の制作も依頼している(ツケで)。彼自身は霊夢のことを魔理沙同様に騒がしいと愚痴りながらも暖かく迎え入れているようだ。
ちなみに霊夢が親しげに会話するのは魔理沙と霖之助が相手の時ぐらいである。
種族
同じく人妖(獣人)である上白沢慧音が後天的に人妖になったのに対し、霖之助は生まれたときからの先天的な妖怪と人間のハーフである。父母のどちらが妖怪で人間であるかはわかっておらず、親妖怪の種族も判明していない。
人間と妖怪のハーフで人間の病気(体の病気)にも妖怪の病気(精神の病気)にも免疫があるという体質や、人間より遥かに長命で老化などの変化がないなどの特徴が明らかになっている。また、食事は飽く迄愉しみの為だけに取るもので、生命維持の為に食事を取る必要がない。能力などは妖怪寄りだが、生活様式は人間寄り。妖怪と人間の特徴半々と云うよりは双方の良いとこ取りといった感じである。
性格
温厚で、喧騒を嫌い、一人でいることを好む。
いわゆる思考派で、基本的に物事を深く考え、考察するのが趣味。それもあって知識はかなり広く、その知識量や考察力を一種のステータスだと自負している節があり、その為によく霊夢や魔理沙に質問されたり、蘊蓄を語ることもあるが、人を見透かすような目をした八雲紫などは苦手としているようである。
自分のことを「荒っぽいことはできないたち」と称しており、 雪かきなどの体力仕事も普段からやらない。
またいくら考えても理解出来ないことは気にしないようにしている。「そうでもないと幻想郷では生きて行けない」とのこと。またその思考は科学的ではなく魔術的で、いわゆる幻想的な解釈の仕方をする。そのために科学的見地から見ればお門違いな考察が多いが、科学的な知識も持ち合わせてはいるようだ。
また魔理沙同様の蒐集家で、彼の店兼自宅である香霖堂には、店の商品以外にも非売品の貴重な道具や本、さらには便利だと判明したため売るのが惜しくなった元商品などが多く存在している。 魔理沙のように集めることだけが目的にならないか自分でも不安になっている。
『三月精』では霊夢が霖之助に大きな卵を見せたら持ってかれるのではないかと推測したり、萃夢想では魔理沙が霖之助にとある物を見せたら持ってかれそうだと考えたりと、蒐集癖は周りの人物にもある程度知れ渡っているようだ。
容姿
銀髪ないし白髪の前下がりボブ。一本だけ跳ねあがったくせ毛(いわゆるアホ毛)が特徴。
金色の瞳に眼鏡をかけており、眼鏡は下だけ黒い縁がついたやや楕円形の物を着用。黒と青の左右非対称のツートンカラーをした洋服と和服の特徴を持っている服装で、首には黒いチョーカーを付けている。
能力
道具の名前と用途が判る程度の能力
その名の通り、道具の名前とその用途が判る能力である。
ただし「名前」と「用途」しか分からず、使用方法については門外漢。本人は「まぁ、道具なんて用途さえわかれば何とかなるもんだが」と言うが、何とかなった例は少ない。
正確には霖之助いわく「道具自身が持つ記憶を読み取る能力」であるらしい。
ちなみに名づけられていないもの(未発見の恐竜の骨など)の場合、名前は分からないが「名前が無い」ということはわかるらしい。
霖之助はこの能力について「道具に対する深い愛情」によるものと記しており、後天的な能力である可能性もある。
マジックアイテムの作成
能力ではないものの、技能として非常に強力なマジックアイテムの作成技術を持っており、魔理沙のミニ八卦炉・霊夢の巫女服やお祓い棒は霖之助の手によるものである。
また魔術的な知識にも長けていて、伝説の金属をも難なく加工する冶金技術や、アイテムを構造的にではなく概念的に合成するという錬金術師的な技能も有しており、これによって使用法が判らなかったアイテムの効果だけを他に付与して使用するといったこともできる等、こちらの技能のほうが本来の能力より余程チートだったりする。
戦闘能力
危険度が極めて高いとされる無縁塚に普通に行き来したり、ミニ八卦炉という山一つ焼き払える火力の道具を作った実績はあるが、実際の戦闘は描写された事がないため不明。
弾幕ごっこに関しては「大人や男性がするのは無粋」ということでやらない。
ZUNもそれについては女の子がする遊びで、そこに大人の男が介入してしまっては遊びでなくなってしまう、という考えから「霊夢達と弾幕で戦う事はできない」とコメントしていたものの、後になって「いや、(弾幕)撃つかも」という趣旨のコメントを残している。
総合すると(基本的な)戦闘能力は持っているがそこまで強い力ではない、もしくは身を守ることにのみ特化しているということになる。
もしくは前述のマジックアイテムによる武装で戦う(つまり素の戦闘能力は低いが武器を装備して戦えるようになる)とも考えられる。
なお、草薙の剣(天下を取る程度の力)に主と認められてその力を使いこなす事を夢見ており、(草薙の剣自体に宿る力は別として)もし本当に剣を使いこなせるようになったなら最強クラスの戦闘能力を手に入れるのかもしれない。
二次創作
便利な道具屋
何かしらの道具の説明キャラに当てられることが多い。
人妖問わず様々な道具を扱っていることから、物語に必要な道具(主に外の世界産)を登場させる役割。銃火器は勿論、伝説級の武器や道具、更にはゲームや漫画のアイテムまでもが普通に商品棚に並んでいたりする。それが転じて河城にとりの機械や、八意永琳の薬に並ぶ迷惑な道具を扱うトラブルになることも。
また、長く生きていることから道具だけでなく八雲紫と並んで幻想郷について語る役に割り振られたりする。
主人公たちの溜まり場と化しているアイテム屋という非常に便利な立ち位置から、同人ゲームでは、装備品やアイテムを扱う道具屋兼、能力を使った鑑定士として扱われている。
「カップリング対象」としての霖之助
東方では珍しい名前のある男性キャラクターということもあり、NLカップリングの男性キャラとして描かれることもある。カップリングについては原作で面識のある少女とのものがあれば、そうでないキャラとのもあったりと多種多様。
しかし、原作の草も食べない朴念仁さのせいで、好意に気が付かないどころか逆にフラグを折りに行くフラグクラッシャー(フラグクラッシャー霖之助)として描かれていることも多い。
尚、「りんのすけ」という名前による語呂のためか、現在は魔理霖、霊霖、紫霖、慧霖、菫霖など名前が後ろにくることが多い。
カップリング対象としては関係性が明確な魔理沙が筆頭、次いで霊夢、八雲紫といった感じで、これは原作における彼らの描写が関係していると思われる。(膝の上の聖域)
カップリングというより、魔理沙や霊夢に対する態度は保護者とかそっち寄り。
更には原作での絡みは全く無いものの、共通点が多い上白沢慧音がそこに継ぐ人気を誇る。詳しくは慧霖や森近一家参照の事。
最近では絡みの多い宇佐見菫子もじわじわと増えてきている。
露出キャラ「こーりん」
登場当初は原作通りの気むずかしい変人だったり、セリフ有りで登場した初の『東方』男性キャラということで焼きもちをやかれてたりしていたが、第2回最萌人気投票で鈴仙・優曇華院・イナバとの対戦時に最初に投稿された支援イラストが褌一丁で屹立しているというもので、参加者たちに強い印象を与え、それ以来八雲藍と並ぶ原作と似ても似つかない露出狂キャラにされた。
小説の単行本化が様々な事情でなされていなかった(当初の発売予定日から延べ2年半近く延期された)為、かつては原作どおりの性格の霖之助は極めて稀な存在となっていたが、ファン活動等による原作キャラの普及で今ではほぼ改善されている。
現在では、褌キャラは「こーりん」と呼び、区別するというのが暗黙の了解になっている、が変換が面倒だからという理由でこーりんと呼ぶ人もいるため注意。また、下記の東方M-1出演時にもコンビ名表記は「こーりん」である。
オタクなヘンタイ
眼鏡を掛けていることからかオタクキャラとしてコメディリリーフを担う場合がある。美少女好き、エロ本(エロ同人誌)を所持しているなど。悩める少女たちがオトナへの階段を登れるように色々とアレなモノを進めることも。
ブティック・コーリンドー
二次創作(公認)ゲーム東方LostWordに2020年冬ごろになって登場(リリース初期から絵札や細かい会話には登場していた)。「ブティック・コーリンドー」として多くの少女たちの素晴らしい新衣装を作成しているようである。
お気に入り(?)
・趣味人
・自分の趣味を仕事にした生活
・生命維持が必要ない仙人じみた生き方
・少女達に自分の薀蓄を披露する
・気難しい変人
・霊夢や魔理沙に対する言動
・香霖堂の連載自体が神主の幻想郷への価値観を綴った感じのもの
その人物像や性格、生き様から「作者であるZUN氏の理想像を投影したキャラクター」なんて言われていたりする。
ちなみにZUN氏のツイッターアカウントも「kourindou」 である。
関連イラスト
関連タグ
詳しい公式資料は下記(※外部サイト)も参照。
公式
二次設定関連
まさに霖之助 フラグクラッシャー霖之助 霖之助ホイホイ USCR
紫「霖之助さんのスルースキルは私が育てた」 フラグクラッシャー撃墜法 霖子 / 森近霖子(性転換キャラ) 香霖衣変
霖之助メインの二次作品
霖之助マンガ さんたすいっち すくすく霖之助 ホームレス霖之助 東方M-1ぐらんぷり 千龝樂
カップリング関連
※親記事はすべて「東方Projectのカップリング一覧」に統一されている。
(ゲーム版の)主人公 | 霊霖 魔理霖(こーまり) 霊魔霖 |
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東方紅魔郷 | ルー霖 大霖 チル霖 美霖 こぁ霖 パチュ霖 咲霖 レミ霖 フラ霖 |
東方妖々夢 | レティ霖 橙霖 アリ霖(上霖) リリ霖 ルナサ霖 メル霖 リリカ霖 妖霖 妖忌霖 幽々霖 藍霖 紫霖 |
東方永夜抄 | リグ霖(薔薇色のノーマルカプ) ミス霖 慧霖 てゐ霖 鈴霖 永霖 輝霖 もこ霖 |
東方花映塚 | 文霖 メディ霖 幽香霖 小町霖 映霖 |
東方風神録 | 秋霖 静霖 穣霖 雛霖 にと霖 もみ霖(椛霖) 早霖 神奈霖 諏訪霖 |
東方地霊殿 | キス霖 ヤマ霖 パル霖 勇霖 さと霖 燐霖 空霖 こい霖 |
東方星蓮船 | ナズー霖 多々霖(傘霖) 一霖 雲霖 水霖 星霖 白霖(聖霖) ぬえ霖 |
東方神霊廟 | 響霖 芳霖 青霖 屠自霖 布都霖 神子霖 マミ霖 |
東方輝針城 | わか霖 蛮霖(赤霖) 影霖 弁霖 八霖 正霖 針霖 雷霖 |
東方紺珠伝 | 清霖 霖瑚 ドレ霖 サグ霖 クラ霖 純霖 ヘカ霖 |
東方天空璋 | エタ霖 ネム霖 あう霖 成霖 里乃霖 舞霖 隠岐霖 |
東方鬼形獣 | 瓔霖 潤霖 久侘霖 八千霖 磨霖 袿霖 早鬼霖 |
東方虹龍洞 | ミケ霖 たか霖 山霖 魅須霖 典霖 めぐ霖 千亦霖 百々霖 |
格闘組 | 萃霖 衣玖霖 天霖 ここ霖 菫霖 |
書籍組 | 朱鷺霖 阿霖 サニ霖 ルナチャ霖 スター霖 華霖 依霖 豊霖 小鈴霖 |
その他 | 森近一家 はた霖 秘封霖 先代霖 EX霖 コいこコ霖 モブ霖 旧作霖 |