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SiNiSistar

しにしすた

同人サークル「Uu(ウー)」が開発した18禁同人ゲーム、およびそれを原作としたアダルトアニメ。
目次 [非表示]

教会から呪われた地に派遣されたシスター「ラビアン」がモンスター退治に挑む、シンプルな2Dアクションゲームです。


シスターが死ぬゲーム。それがSiNiSistar

恐ろしい存在に襲われる絶望感や、死への憧れ、被虐的な官能がテーマです。


2D "R"Action Game


概要

グラフィックデザイナーのねんない氏(デザイナー)と、彼の友人みーくん氏(エンジニア)の同人サークル「Uu(ウー)」が開発した18禁同人ゲーム。DLSiteで販売されている。


開発自体は構想も含めると2015年以前からあり、ちまちまとドットを打ち、システムを組んで細々と開発が続けられた。2018年には動作確認版として進捗報告も兼ねて体験版が配信。そして2019年8月31日に無事製品版が発売された。


長い期間、ユーザーの支援やお題箱を用いたリョナ案をフィードバックしつつ開発した事で、細部において非常にクオリティの高いダークファンタジーの世界が、2Dドット絵で表現され尽している。


商業・同人問わず古今の名作ゲームに影響を受けた作風となっている。

明言されている商業ゲームとしては、悪魔城ドラキュラバイオハザードシリーズダークソウルブラッドボーンメタルスラッグ3スウィートホームクロックタワースプラッターハウス、Hunt:Showdownなどが挙げられている。

各所には他ゲームへのオマージュやパロディなども盛り込まれており、中にはそのまんまな敵が出てくることも。


アップデートで2020年7月に新ステージ”畜産区画”が、2021年7月に”実験室”が追加された。

本編クリア後のボーナスステージであり、いずれも難易度は高めである。


2021年11月30日には、全年齢向けに仕様変更した『SiNiSistar LiteVersion』も発売された。やられ時の立ち絵グラフィックを非エロなものに差し替えてエログロ描写を抑えたほか、クリア特典を削除されている。DLSiteのほか、Steamでも販売されている。

なお、別売りの追加パッチを当てることで、通常の18禁バージョンにアップデートすることも可能。


2024年には、本ゲームを原作としたアダルトアニメも発売されている。


タイトルについて

主人公シスターが死ぬから『SiNiSistar(シニシスタ)』というゲームタイトルであるが、シスターを示す「Sister」でなく「Sistar」と表記されている。これは、キリスト教文化圏プレイヤーへの配慮である。また、ラテン語で「不吉」を意味する「シニスター(sinister)」と掛け合わせた造語ともなっている。


18禁バージョンは「2D "R"Action Game」と銘打たれているが、この「"R"」とは「リョナ」を示す。本作は純粋なリョナゲーとは毛色が違うため、リョナの言葉を使うと購入者にゲーム内容が正しく伝わらないと危惧されたこと、作者自身がリョナという言葉を好んでいないこと、などを理由に「"R"」と表記されている。


内容

2Dドッドアクションゲームであり、ステージを攻略してボスを倒して新しいステージを解放していく。ステージクリア型の頃の悪魔城をベースにしている。

ステージ数は通常全7ステージ。18禁版ではのちのアップデートで2ステージ追加されている。


主人公

SiNiSistar 2

名前:ラビアン

CV:天知遥

魔物の被害に悩まされる「廃都ケッサリア」へ所属教団から単身遣わされたシスター

詳しくは独立項目を参照。


特徴

本作の最大の特徴は主人公ラビアンがとにかく死ぬ。ひたすら死ぬ。惨たらしく死ぬ。えげつなく死ぬ。

体験版だけでも捕食のオンパレードであり、容赦の無い魔物の暴力、その先に待っている美少女の凄惨な末路は、エログロ狂気を感じるリョナゲーの新境地となっている。

また、あどけない表情を見せる巨乳シスターが異形の魔物に胸も柔肌も粘膜も胎内も脳内も蹂躙される様は、単なるゴア・グロゲーにとどまらない「被虐的な官能」を見事に表現している。

また、お題箱からフィードバックを経て実装されたものもあり、リョナラー定番のシチュは網羅してあり、さらに一般的なリョナゲーでは描かれないであろう「その後」も堪能することができる。


ねんない氏のci-enブログでは「開発せよプラン」の支援者特典として、特典専用に作られたり、ゲームでの実装を見送られたやられ(動画や立ち絵ドット)が限定公開されている。

本作のやられ描写やドット絵に魅了された人は、課金する価値があるかもしれない。


アクション

主人公ラビアンが取れる行動が剣による攻撃と弓矢による遠距離攻撃。

剣は基本攻撃であり、これで多くの魔物を倒していく。しかし本作は一撃でHPの半分を奪う攻撃を放つ敵も配置されており、全てを剣で倒そうとするのは難しくなっている。

弓矢は剣では届かない敵は勿論飛び道具を使う敵や強力な攻撃を持つ敵への対抗手段として有用だが弾数があり、打ち尽くすと敵のドロップか死亡以外で補充が出来ない。

敵の攻撃パターンには法則があるため、それを考慮しながら剣と弓を使い分けて立ち回りする場面も多く、シンプルなアクションゲームであるが、思ったよりも思考を要する場面もある。

しかし後述するとおり、イージーモードもあるため、アクションゲームが苦手なプレイヤーも遊べるように配慮されている。


なお、ラビアンがあの手この手で死ぬとはいえ、ゲームの難易度自体は高くない。

敵の攻撃を知っていれば対処できるが、知るためにダメージを受けたり死んだりするとR-18要素が挟まるため、言わば適度に死なせるシステムになっている。

またコンテニューの際は同じエリアからの再出発になり死亡のデメリットは少ない。むしろHPも矢も補充されるためメリットが多めに調整されている。

初見殺しの回避や拘束攻撃からの脱出も難易度が高いだけで不可能ではない等、死んで覚える「死にゲー」ではないが、死亡演出が魅力的であるため実質「死に(たくなる)ゲー」である。


クリア後はギャラリーモードと無限矢が解禁されてステージの開始エリアを選択できるようになる。加えてアップデートにより初期選択可能なイージーモードとしてHPと攻撃力を上げる剣が追加実装。

併用すると行きたい場所まで迅速に移動してダメージモーションを長く味わえるというリョナ好きの要望にも応える要素となっている。


夢と現が曖昧な場所で異形に囚われて陵辱されて、およそ戦えないような体で脱出を強いられる場面もあるが、奪われた剣に辿り着けば戦う意思と肉体を取り戻すことが出来る。


BGM

本作のBGMは全てオリジナル曲である。

エンディングクレジットでは「エンジニア」としか表記されていないが、みーくん氏が全曲制作したもの。


1990年代のファンタジー系レトロゲー的にありそうなゴシックでクラシック風味の曲が多いが、ホラーゲームによくあるアンビエント風な曲もある。いずれもメロディアスでかつ、不穏な雰囲気と悲壮感を醸し出しており、本作の世界観を盛り上げている。


ねんない氏のci-enブログで、サウンドトラック(mp3ファイル)とみーくん氏による曲解説が無料で公開されている。興味のある人は覗いてみるとよいだろう。


余談だが、みーくん氏は敵キャラクターの声も担当している(こちらもノンクレジット)。


ステージ

ステージ1 死人の森

小教会から出立したラビアンがまず足を踏み入れる、鬱蒼とした森。

森の中は生きた死人「ゾンビ」が徘徊しており、新鮮な獲物であるラビアンを捕らえようと襲ってくる。

また沼の中にはスライムが潜んでおり、迂闊に進めばラビアンも周辺に転がる屍の仲間入りだろう。

そして森を抜け、石室の中に入ると、得体の知れぬおぞましい魔物が牙を剥く。

この先に何が待ち受けるのかを暗喩するように。


ステージ2 平和の大樹

死人の森を抜けた先に広がる、さらに深まった樹海ともいえる領域。

草花や菌糸類が瘴気を撒き散らし、それらの影響で異形に成り果てた人間が、ラビアンに襲いかかってくる。

そして、この恐るべき魔の領域と化した森の中心には、かつて「平和の大樹」と呼ばれた樹木に寄生している、禍々しい魔物がラビアンを待ち受けていた。


ステージ3 砦の抜け道

呪われた地を目指して進むラビアンは、廃砦を通り抜けるため地下道を進む。

しかしそこは人を喰らって餌とする、恐るべき巨大蜘蛛の巣窟に成り果てていた。

蜘蛛の巣を切り払い、巨大蜘蛛と対峙するラビアン。

だが周囲の暗闇の中に、どれほどの数の蜘蛛が潜んでいるのかを、彼女はまだ知らない。


ステージ4 廃村

辛くも抜け道を脱出したラビアンがたどり着いたのは、滅んだはずの小さな村であった。

誰も暮らしていない村で生活を営むのは、異形に成り果てたかつての村人たち。

体内に寄生した生物を撒き散らす村人たちに襲われ、追われながらラビアンはひた走る。

そうして逃げ延びた村の地下には、村人たちが育てていた醜悪な怪物が潜んでいた。


ステージ5 聖堂下水道

ラビアンは下水道を通って、目的地への潜入を試みる。

しかし下水道は、邪教の神官によって召喚されたおぞましい大きな軟体生物、蛞蝓としか言えぬ怪物の巣窟である。

蠢きのたくり押し寄せる蛞蝓どもを切り払い、ラビアンは下水道を駆け抜ける。

呪われた地の中心は、近い。


ステージ6 ケッサリア聖堂

ついにラビアンは、「上位存在」を信仰する邪教によって支配された大聖堂に挑む。

邪教徒の操る魔術、邪教に使役される魔物達が、不遜な侵入者であるラビアンへと次々に襲い来る。

周囲に横たわる修道女たちの成れの果てが、敗れた時の運命をラビアンに突きつける。

そして聖堂の最上部を目指すラビアンをじっと見つめる「上位存在」の瞳…。


ステージ7 聖職者の悪夢

これまでの戦いは全て、化け物に陵辱される聖職者の見た悪夢に過ぎなかったのだろうか。

名状しがたきラスボス「上位存在」を前に、ラビアンの最後の戦いが始まる。


追加コンテンツ 回想

ラビアンが最後の戦いに勝利した後、垣間見ることができる記憶。

それはこれまで辿った末路か、それとも運良く辿らなかった末路か。

更なる悪夢に打ち勝った後には、その中での末路の記憶も追加されるだろう。


追加ステージ1 畜産区画

廃村から分岐した場所に広がるのは、狂い果てた牧場であった。

変種の寄生生物を無数に産み出す肉塊。その寄生生物に乗っ取られた異形の農夫。異形の豚。ここでは人間すらも家畜に過ぎない。

そしてラビアンも囚われると、人間以下の扱いを受ける運命を辿ることになる…。


追加ステージ2 実験室

大聖堂のエレベーター最深階には、多数の機械やカプセルが並べられた実験室が存在する。

人と魔の融合。生命の尊厳すらも陵辱する研究がそこでは行われていたのだ。

実験に失敗して上位存在に身体を乗っ取られた邪教徒たち。邪教に乗っ取られる以前にケッサリア聖堂で職務に従事していた聖職者たちの成れの果て。非常に醜悪でかつ凶暴な実験室の管理者。

冒涜的な実験を阻止すべく乗り込んだラビアンであったが、最後に驚愕の事実を目の当たりにすることになる。


追加アップデート

Ci-enでのクリエイター活動応援キャンペーンにおいて追加衣装の開発を公約として掲げ、入選を達成。純白の衣装「White」が実装されている。

また前述の通り、既存のステージの別エリアという形で廃村の別区画である畜産区画が、続いて聖堂の別区画である実験室が実装された。


2021年7月の最新アップデートv3.0.1で開発が終了。


以降は次回作『SiNiSistar2』(仮称)の完成を目指して開発中。

センシティブな作品


開発秘話

開発初期は『Daimonas Odeon(デモナス オデオン)』というゲームタイトルだった。ギリシャ語で「悪魔の劇場」と言う意味合いがある。中期には『Odeon Cage(オデオン ケージ)』と改められていたが、最終的に現在のタイトルに変更となった。


本作の舞台である「廃都ケッサリア」の名称は、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場するサブフライトシステムケッサリア」から採られている。→ねんない氏のツイート


アダルトアニメ

2023年12月、アダルトアニメ制作・販売会社エイ・ワン・シーのレーベル「魔人」より、本作のアダルトアニメDVDの発売が告知された。


まず第一話(第一巻)が2024年1月26日に発売。同年3月29日に第二話(第二巻)が発売された。

今後はダウンロード版も発売予定である。

現時点では全2巻構成となっており、続巻が作られるか否かは、売上や購入者の要望次第であると作者の弁


アダルトアニメ化に当たって作者は「バッドエンドであること」「ラビアンのCVを変えない」という要望を制作会社にした以外はノータッチであり、「めっちゃ手の込んだ二次創作という感じで、一つの表現として楽しんで頂けたら嬉しい」とコメントしている。


ゆえに、アダルトアニメ版のラビアンの声優も、原作ゲーム版と同じく天知遥が演じている。


アダルトアニメの劇中音楽においても、みーくん氏作曲のゲーム版のBGMが使用されている。

なお、DVDのメイン画面でBGMをオフにすることも可能。


アダルトアニメ化に際して、一部の敵キャラの名称やキャラデザが変更された。

特に現実に存在する生物に近いデザインのモンスターについては、アダルトアニメ業界における「獣姦」の規制に引っかかるため、エロシーンやリョナシーンになると人型の姿へ変化するように表現されている。

また、実在する生物の名称については、劇中のセリフがピー音で聞こえないようにされ、DVDのレーベル面に記載されているモンスター名も伏せ字にされるなど、徹底した自主規制が行われている。


その他

本作発売後、ねんない氏はインディーズADVNEEDY GIRL OVERDOSE』(以下ニディガと表記)でゲームグラフィック(ドット絵)を担当した。これは、ニディガでゲームシナリオ・企画・原案を担当したにゃるら氏が本作のファンであり、ねんない氏とは初対面だったにもかかわらず仕事を依頼したとのことである。→にゃるら氏が執筆したnoteの記事

なお、ニディガのグラフィック制作作業は、本作のアップデート開発及び『SiNiSistar2』の開発と並行して行われた。

また、ニディガの登場人物である「超絶最かわてんしちゃん」の公式Twitterに投稿されるピクセルアートの制作も担当。さらに、にゃるら氏のTwitterに投稿されるあめちゃんのピクセルアートも制作している。


その後は二ディガのヒットもあり、ねんない氏は売れっ子のドッターとなっている。


関連タグ

ゲーム リョナゲー 同人 ドット絵

シスター 巨乳

異形 モンスター

R-18G リョナ エログロ

シニシスタ:SiNiSistarのカタカナ表記(表記揺れ


本作に登場する特殊嗜好タグ

本作はドット絵とはいえ、グロテスクな敵や猟奇的なやられ描写が多数登場する。そのため本作(特に18禁版)をプレイする際には苦手な特殊嗜好がないか注意する必要である。


敵キャラクター・地形など

ゾンビ 村人 邪教徒 スライム  植物人間 キノコ人 蜘蛛 蛞蝓 (寄生豚・豚人間) 寄生生物 カギムシ 合成獣ムカデ人間) レギオン ドッペルゲンガー (上位存在)

泥沼   ピッチフォーク 鉄の処女 牢屋 カプセル


敵の攻撃・やられ・状態異常など

服ビリ 胸出し パンチラ 抱きつき 押し倒す 噛み付き 捕縛 捕食 リンチ(集団暴行) 溺死 転落死 擬似フェラ 触手 触手姦 触手貫通 花粉 胞子 植物姦 植物化 キノコ化 変身クリーチャー化) 寄生 蜘蛛糸 マミフィケーション 異種姦 蟲姦 獣姦 スライム姦 産みつけ 苗床 断面図 孕ませ ボテ腹 出産 丸呑みギチギチ) 圧迫 取り込み 同化 バキュームベッド 乳揉み 乳吸い 母乳 授乳 搾乳 膨乳 超乳化 巨乳首 無理矢理キス エナジードレイン 拘束 監禁 寝込み 洗脳 催眠 淫紋 快楽堕ち 儀式 視姦 レイプ 輪姦 耳姦 石化 首吊り 首絞め 斬首 晒し首 刺殺 下半身切断 串刺し エロ処刑  刻印 肉繭 目から怪光線 融解 蒸発  溶解 壊死 頭部破壊 屠殺 四肢切断 解体 肉塊 乗っ取り ビンタ 投げ 踏みつけ 圧死 培養槽 閉じ込め 合成人工生命体) 百合 百合キス 百合ックス


関連サイト

steamの販売コーナー(全年齢)


裏設定(ネタバレ)

※以下、スクロールした先に、ゲーム内での裏設定やストーリーのネタバレがあります。


























女性聖職者であるラビアンが、単身で廃都ケッサリアへ遣わされた理由だが、派遣された自身の教団から、敵の邪教の生贄として捧げられていたという裏設定がある。つまり、彼女が無事に生還できる可能性は最初から全くなかったのである。

ラビアンが身に纏う露出の高い衣装は、戦闘服であると同時に生贄の衣装であることも、作者によってたびたび言及されている。


その他、プレイヤーが各々好きなように感じ取って欲しいとの意向から、敵キャラクターの名前や設定はゲーム中で明かされておらず、ステージの設定などもゲーム中で語られていない。だが、ねんない氏のci-enブログでは、設定からイメージソース(元ネタ)になった作品まで詳細に解説されており、世界観への理解を深めることができる。

全てを書き連ねるとキリがないためここでは羅列しないが、気になった方や考察が好きな方はCi-enブログを覗いて見て損はないだろう。


※以下、さらにゲームの核心へ踏み込んだネタバレ。


























ゲーム内のラビアンはラスボスの「上位存在」に最初からずっと操られていた。

すなわち「ラビアンを操作するプレイヤーは上位存在だった」というメタフィクションな裏設定が盛り込まれている。上位存在の姿は「巨大な目」であり、これは「ゲームのプレイ画面を見ているプレイヤーの目」のメタファーである。この巨大な目をした上位存在は「大セーレとの名前がある。

リョナゲーやエロゲーなどでは、純粋にゲームをクリアすること以外に、自機キャラをわざと敵や罠に突っ込ませて死なせたり敗北させたりして、やられ描写を楽しむ目的もある。本作ではそのプレイヤー心理を盛り込んで前述のような設定が創作されたのである。


ラビアンが挑む各ステージは大セーレが作り出した「終わらない悪夢」である。ゲームクリアの最終目的は、ラスボスである大セーレを倒して、ラビアンを悪夢から脱出させること。


大セーレはステージ5クリア後にマップ上に出現、ステージ6の終盤から登場している。


ステージ7の部屋にラビアンが足を踏み入れると、そこは自身の拠点である教会内部と全く同じ光景が広がっており、そこで待ち構えていた雑魚敵の蛞蝓になんの抵抗もせずにやられ(18禁版と全年齢版でやられ描写が異なる)、教会の窓に大セーレの目が出現。別次元に移行して大セーレとの直接対決が開始されるという展開がある。

これはステージ7に辿り着くまで上位存在たる大セーレ(=プレイヤー)に操られていたことを示す伏線となっている。

別次元の大セーレに敗北すると、教会パートに切り替わる。そこでは大セーレに見つめられながらラビアンが蛞蝓に犯されているシーンが流れる。その後、再び別次元に切り替わって大セーレ戦に再挑戦となるが、それでも敗北し続けた場合、教会でラビアンが上位存在を孕む→ラビアンは出産して上位存在が現実世界に降臨、と事態が徐々に悪化。そこからもう1度大セーレ戦に負けて教会パートに戻ると、悪夢は現実に変わり果て、ラビアンは延々と上位存在を産み続ける母体となってしまうというバッドエンドを迎えて、完全にゲームオーバーとなってしまう。

なお教会パートの挿入は18禁版のみ。全年齢版ではこの教会パートが削除されており、大セーレ戦で負けると即ゲームオーバーとなる。


18禁版については大セーレを倒してステージ7をクリアしても、「追加ステージ」と言う名の新たな悪夢をラビアンに与えられ、彼女はめげずにこれらの悪夢に挑むことになる。

追加ステージ1で、ある条件を満たした際に送られる場所で大セーレが登場している。もっとも見つけてもラビアンに対して何もしてこず、彼女が置かれた状況をただ楽しんでいるだけかもしれない。

さらに追加ステージ2のラスボス戦では、ある条件を満たして敗北するとステージ7のような教会パート(エロシーン)が挿入されたのち、再戦が可能となっている。作者は、この描写についての真意をCi-enブログなどで一切明かしていないため、独自考察は控えることにする。


以上のことから、18禁版のステージ7の教会パートを除き、ゲーム中でラビアンが敵に殺されたり犯されたりしているのは夢の中での話であり、現実世界の出来事ではない、という解釈が可能ではある。


だが作者も明言している通り、プレイヤー各人が好きなように『SiNiSistar』の世界観を解釈して楽しむとよいだろう。



アダルトアニメ版での解釈

アダルトアニメ版では、ラビアンの陵辱シーンおよび死亡シーンは、彼女が見ている「白昼夢」であるとの解釈が採用されている。白昼夢から目覚めた現実世界のラビアンは敵をいとも容易く撃破している。

しかし第二話では、ラビアンが敵に陵辱された白昼夢から目覚めて敵を撃破しても、服は破損した状態のままであるなど、白昼夢と現実の境界がだんだん曖昧になっていく。そして話の後半になると、現実の敵を倒せずひたすら逃げる羽目になる。そして、最後に遭遇した敵によって心身共に徹底的に蹂躙され、バッドエンドとなってしまう。

もし続巻が発売されなければ、ラビアンが「白昼夢」を見ていた謎は明かされず、この敵に蹂躙される「現実」で物語が終了することになる。

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