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クリムガンの編集履歴

2020-08-04 20:18:12 バージョン

クリムガン

くりむがん

クリムガンとは『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。

基礎データ

全国図鑑No.621
ぶんるいほらあなポケモン
タイプドラゴン
たかさ1.6m
おもさ139.0㎏
とくせいさめはだ / ちからずく / かたやぶり(隠れ特性)

他言語版の名称

英語 Druddigon
イタリア語Druddigon
スペイン語Druddigon
フランス語Drakkarmin
ドイツ語 Shardrago

概要

ポケットモンスターブラック・ホワイト』(第5世代)で初登場したポケモン。

名前の由来はおそらく「クリムゾン」+「顔」。「岩」の可能性もある。

ちなみにレッドヘッドロックアガマという似たようなカラーリングのトカゲがいるが、此方が外見のモデルだろうか?


上述の名前の由来通り、「真っ赤」な「顔(と角)」を持ち、首から下は青、腹は黄土色である。赤い頭は岩よりも硬い皮膚に覆われており、これと爪を武器に獲物の捕獲や敵との戦いに挑む。

このように他のドラゴンタイプとは一風変わった顔つき(爬虫類ヅラ?)をしているのも特徴。


翼は図鑑によると飛行用ではなく体温を高めるために使うというディメトロドンスピノサウルス等の背鰭に近いがひこうタイプの技自体は多少は覚える)。

全体的にドラゴンタイプの中でもかなりゴツイ外見をしている。見た目通り性質は凶暴だが、意外にもズル賢い。


イッシュ地方における生息地は「リュウラセンのとう」だが、塔の周囲の草むらと、塔の第1層でのみ出現する。塔の第2層以降には出現しない。

分類は「ほらあなポケモン」だがBW当初では、チルタリスと並んで数少ない草むらに出現するドラゴンタイプだった。

が、どうやら塔の中をねぐらにしているらしく、爬虫類らしく寒さに弱い生態である為、冬になると草むらには出現しなくなる(塔の第1層なら冬でも出現する)。


この他の地方でも洞窟の中に出現する傾向がある。近年の世代の図鑑説明ではその点について深く掘り下げられ、ドリュウズディグダなどのもぐらポケモンやイワークの掘った穴に侵入することが判明。トンネル内を駆けずり回ったり、逆に静かに待ち伏せしたりと貪欲に獲物を狙う。穴がどれだけ狭かろうが全く気にせずに敵に頭突きを見舞う破天荒な面も。

一応「あなをほる」は覚えるのだが、どうも自分で巣穴を作る気は無さそうである。


なお、野生の個体は偶に「りゅうのキバ」を持っていることがある。


モチーフはステレオタイプのドラゴンといった感じだが、中でも特にゲルマン語圏の伝説に見られるドラゴンに着想を得ている可能性がある。ゲルマン系のドラゴンは地を這う大蛇の怪物と混同された経緯からか、飛行能力を持たず洞穴を住処にしていることが多く、クリムガンの特徴と合致する。


外見はとは言い難いが特性が「さめはだ」だった為、変更されたとはいえ初期設定は鮫型ポケモンだったのか?


ゲーム上の能力

HP攻撃防御特攻特防素早さ
7712090609048

種族値の合計が485と、同じ無進化のバクガメスジジーロンに並びドラゴンでは低め。この2種とドラミドロが現れるまでは、クリムガンがドラゴンタイプ(の最終進化形・無進化)で最も素早さが低かった。

ついでに大半がその世代での専用技や新技・固有特性などを何かしら与えられているドラゴンタイプにおいて、登場時点で固有の特性も専用技も一切持っていなかったという特徴がある。


このようにかなり不遇とも言える一面を持つものの、能力値自体は決して悪くない。

性能としてはドラゴンタイプでありながら重戦車型ステータス・未進化と、当時まで相応の素早さを備えていたドラゴンポケモンの常識を覆す特徴を持っている。

特攻が低い以外はバランスが良く、扱いやすい部類ではある。耐久面はHPが足りないのでまずまず。

技に関してはドラゴンらしく恵まれている方。


特性のうち「ちからずく」は一定の追加効果が発動しなくなる代わりに、その技の威力を3割増しにする特性。「いのちのたま」とのコンボも有名。

相手の能力を下げたり、状態異常にする技などが主な適応範囲。

いわなだれかみくだくほのおのパンチかみなりパンチダストシュートアイアンテールなどが主に効果が発揮される技。

但しドラゴン技唯一とも言える追加効果ありの物理技であるドラゴンダイブはピンポイントで習得できない。何故だ。殺気が出せないのだろうか…。


特殊技も少なからず習得は可能なのだが、それでもやっぱり対象になる一致技が無い。

そもそもドラゴンらしく技が豊富と言えども特殊技の幅が狭く、かえんほうしゃヘドロばくだんきあいだまラスターカノンあくのはどうと物理技で代用が効きそうな技がズラリと並んでいるので結局意味がなかったり。攻撃と特攻の差が開きすぎである。


攻撃重視で育てる場合、オノノクスという強力なライバルが立ちはだかるのも問題である。

素早さの低さは「トリックルーム」で使えるという利点があるが、ステータスがほとんどオノノクスに劣るのが痛い。

それでもタマゴ技を中心にふいうち」「へびにらみ」「よこどりといった、他のドラゴンポケモンは覚えられない技を豊富に覚えてくれる。

また、特性「さめはだ」と単ドラゴンタイプ特有の耐性の多さを生かし、耐久型、起点作り担当のドラゴンというありそうで無かった戦い方ができるのだ。


ちなみにBW2のソウリュウジムでは、シャガの前に待ちうけるジムトレーナーの中に、耐久型クリムガンを使うベテラントレーナーの姿を見ることができる。いわゆる「まもみが」(まもる+みがわり)型であり、鬱陶しいことこの上ない。クリムガンの耐久が生かされるとどれほど厄介かがよくわかる。


なお隠れ特性は「かたやぶり」。これは相手の防御系の特性を無視して攻撃できるというラムパルドカイロスも持っている非常に優秀な特性。

「じしん」の通りがよくなる他「がんじょう」も潰せる。ただし火力は据え置きになるため注意したい。


第6世代では「へびにらみ」が命中率100%になるという強化が施された…がでんきタイプに通らなくなってしまった。お陰でちくでん持ちも麻痺させられる強みが無くなった(ちくでん持ちは全員でんきタイプの為)

また「ふいうち」の対はがね等倍化及び「ダストシュート」の命中強化など、地味ながら強化はされている。


…が、第7世代では彼に恐ろしいまでの仕打ちが待ち受けていた。

まひ状態の弱体化(事実上へびにらみの弱体化)・ふいうち(というか先制技自体)の弱体化・さめはだの仕様変更(同時に倒れた時に先にこちらが倒れた扱いになる)と解禁前から既に大幅弱体化が確定していたというとんでもない状態に陥ってしまったのだ。

完全に雷親父親子のとばっちりである。

不遇ドラゴン

そして追い討ちをかけるかのように強力なフェアリータイプポケモンが追加されてしまう

一体クリムガンが何をしたと言うのか…。


ただし「いのちのたま」を用いた「ちからずく」型はライバルがいるとはいえまだ健在であり、不遇ポケモンの仲間入りは何とかギリギリの所で逃れている。また「でんじは」と異なり「へびにらみ」の命中率は下がっていない。

後の世代で独自の強化を願うばかりである…。


第8世代では登場が見送られてしまっていたが、追加DLC『鎧の孤島』にて解禁された。

ダブルウイングうっぷんばらしを習得しフェアリータイプが数を減らした為、前世代よりは楽な環境であるがおいうちやよこどりが削除されてしまった。また、ほえるを没収されたためので、ステルスロック&ほえるコンボが出来なくなった。(ドラゴンテールは変わらず覚えるが、フェアリー相手だと無効になってしまうので注意。)


アニメ

ゲームでは地味な一方で、アニメでは何故か目立った活躍が多く、特にBW編ではオノノクスやサザンドラより出番が多い。

役回りも味方、強敵、噛ませ犬、敵役、ちょい役とかなり忙しいポケモンである。


エミー

BWシーズン1の27話、新人トレーナーのエミー(CV:阿澄佳奈)のポケモンとして登場。

トレーナーデビューしてまだ間もないエミーが、父親と交換したポケモン。

もう少し馴染んでから旅立とうと思っていたところ、サトシ達と出会った。

デビュー間もないがロケット団の襲撃から体を張ってエミーを守るなど、既に信頼関係は十分築けている。

かえんほうしゃやきあいだまりゅうせいぐんをぶっ放していた。

親愛なるパートナー


シャガ

BWシーズン2の17話、原作通りシャガがアイリスとのバトルで繰り出した。

アイリスのカイリューの攻撃を何度も跳ね返し、ゲームの中ではほとんどありえなかった相手に勝利を得た。

きっと血の滲むどころじゃない特訓があったのだろう・・・。

シャガのクリムガン


イブキ

BWシーズン2の52話、デコロラ諸島でサトシと再開したときに色違いの個体を捕獲。

BWシーズン2特別編2では、フスベシティでアイリスと再会、その時のバトルで繰り出した。

こちらもアイリスのカイリューに白星を挙げている。


使用するトレーナー


関連イラスト

Druddigon - the Brutal Dragon

クリムガン【2020.7.8】腹ぺこクリムガン


関連タグ

ポケモン一覧 ドラゴンタイプ ポケモンBW

ガバイト(洞穴ポケモン仲間)

オノノクス(同タイプの強力なライバル)

ハガネール…共に愛らしい顔を持ち、共にちからずくを持ち、共にタイプ一致の威力100・命中率75のちからずく対象技とのスッキリしない関係を持つ。「ドラゴンダイブ」と「アイアンテール」の記事も参照。


デスクリムゾン キングクリムゾン

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