概要
ながいさわこ原作で1995年から1998年まで講談社の週刊漫画雑誌モーニングで連載された、平成初期でありながらも昭和の雰囲気が漂う日常コメディ4コマ漫画。4コマ漫画ではあるが、コマ内に線を引き縦割りにしてコマを多くした描写を用いている。
2020年にJコミックテラスから電子書籍化。
その後に同じ雑誌で連載された続編として『かめ2』(かめかめ)もあるが、こちらは電子書籍化されていない。
登場人物
- 前田ひろし
音羽のボロアパート・和光荘に住む大学生。ある日、段ボールに入っていたかめを拾った事で賑やかな日常を送る事に。
- かめ
元々は老夫婦の元で飼われていた「ぼげ」と鳴く亀。段ボールに入れられ捨てられた後に前田ひろしが拾い、「かめ」と呼ぶ度に振り返るのでそのような名前が付けられた。モモ缶が好物。
子供のように無邪気な性格をしていて、青木君と特撮ヒーローごっこ遊びをよくする。
人間と比べて体格が小さいので顎で人物を見分けている。
- ぽて太
かめよりひと回り小さく、眉毛のようなシワが付いた亀。「ぷぎゅる」など鳴き方のバリエーションがかめより多い。
元々、大富豪の家で飼われていたか、気配りのできる礼儀正しい性格をしている。その頃はアンドリューと呼ばれていた。
- 青木君
前田ひろしの同級生。陽気で子供っぽい性格からか、かめとはよく遊び相手となっている。その後の成り行きでえりちゃん(18)と恋仲になる。
- 佐伯直子
編み物が趣味で服や衣装をよく作って人にプレゼントする、着ぐるみ研究会部長でもある美人の大学生。但し、作る服のセンスが無い。
- 佐伯直人
佐伯直子の双子の弟。ファッションセンスが姉と同じ感覚で周りの学生から姉思いで我慢して着ていると思われている。
ぽて太に対しては生意気そうな顔をしているという理由で意地悪をしてくるのでぽて太から嫌われている。
- 磯貝教授
前田ひろしが通う大学の教授。かめ達を溺愛していて特にぽて太からには恐れられている。かめ達の偏愛ぶりから「磯貝病」と呼ばれている。