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すっくと狐とはホラーMに連載されていた吉川うたた作の漫画である。

コミックスは全14巻、文庫版が全7巻、次世代編が全8巻出版されている。

作品解説

ひのえんま生まれの少女・松下実花と稲荷の玄狐・唱の恋物語を扱ったホラー漫画。

人外×少女にカテゴライズされる異類婚姻譚もの。

話によって中心になっている妖怪・幽霊が違い、バリエーション豊かである。

また、髪の毛=力の象徴であるため、出てくる狐は長髪であることが多い(敵に髪を切られるエピソードもある)

登場人物

松下実花(まつした じっか)

丙午(ひのえんま)生まれの高校生。

短髪のボーイッシュな女の子。真っ直ぐな性格で、人間だけでなく人外にも好かれる。

七ツ森神社の玄狐・唱と鳥居を飛び越え、彼の長い間失っていた力を復活させた。

初めは唱と衝突することが多かったが後に相思相愛となり、唱に嫁ぐ(正式に嫁ぐ前から周りからはほぼ嫁扱いされていた)

次世代編では双子の母親になっている。

唱(となう)

七ツ森神社の稲荷神。玄狐。

地面につくほど長い黒髪と色黒の肌をしている。生まれは外つ国(とつくに/おそらく中国)で、あちらに異母兄が居る。

神社に訪れた実花を見初めて求婚する。

元は実花さえ無事ならそれでいい、という乱暴な性格だったが実花や周りの人間と接する内に少しずつ変わっていった。

実花と出会う前に恋人が二人居た。唱曰く内一人は実花の前世らしい。

上杉弓弦(うえすぎ ゆづる)

実花の親友。

弓道部で、弓矢を妖怪に対して用いることもあった。

特に女性が霊的なものを見ることが出来る家系に生まれ、幼い頃から一般人に見えない様々なものと関わり、そのせいで周囲から浮いていたところを実花に救われた。

お淑やかな美少女だが、実花のこととなると物怖じせず狐や妖怪にも一喝を入れる。

次世代編では草太と結婚した。

中森草太(なかもり そうた)

実花の幼馴染。

初めは唱のことが見えなかったが、とある山で実花らと共に唱に助けられてから見えるようになった。

その後も度々実花らと行動を共にする。

いわゆるイケメンだが性格的には単純な面が目立つ。

次世代編では弓弦と結婚。

叶(かのう)

数珠掛神社の稲荷神。赤毛の狐。

お調子者かつ比較的お人よしで現代人に近い性格をしている。人間に対しては友好的。

子供の頃の弓弦を助ける等、彼女とも因縁がある。

与(あとう)

夜ノ森神社の稲荷神。白狐。

身勝手な願いばかりする人間を毛嫌いしている。唱に密かに想いを寄せていた姉の小刑部姫のこともあり、実花や唱には特に辛く当たる。

後に敵対関係は解消された。

見た目は他の狐と変わらない青年だが、狐の中ではまだ若い部類らしく子供扱い、坊ちゃん扱いを受けることが多い。

言葉遣いも古風な部分がある唱や叶に比べて丁寧な現代語に近い。

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  • 銀の草原

    唱×実花。ブログ整理がてら、新シリーズ記念に書いた三年くらい前の話を引っ張ってきました。たぶん最初で最後のすっくと。でも一生好きだよすっくと。神話の世界はタカマガハラに影響されたところが大きいですが、セラムンと同じくらい、妖(人ならざるもの)に対する思い入れとかそういうものの原点はおそらくここにもあるんだと思います。恐るべし狐病。 タイトルはしっくりくるものが思いつかないので(仮)で;; 『きっとまた出会えるよね、私たち。ねえ 唱』

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