概要
とわだ型補給艦は、海上自衛隊が運用している補給艦である。基準排水量8,100トン、全長167メートル。護衛艦の燃料や、護衛艦搭載ヘリ用の航空燃料、弾薬、糧食などを海上補給する能力を持つ。
同型艦は3隻。
- 1番艦「とわだ」(1987年就役)
- 2番艦「ときわ」(1990年就役)
- 3番艦「はまな」(1990年就役)
従来の海自が運用してきた補給艦と比べ、移送用ウインチや給油用のデリックポストが大型化されており、護衛艦への迅速な洋上補給を可能としている。
その一方で搭載できる物資、燃料は諸外国の補給艦と比べて多くはない。数々の海外派遣に参加してきたものの、それらの欠点が露呈し、外洋では使い辛いことが判明した。後に本型を拡大発展させたましゅう型補給艦が建造されることとなる。
艦後部にはヘリ用の広大な飛行甲板が設けられており、2017年まで海自が運用してきた西側諸国最大級のヘリMH-53Eシードラゴンの発着艦も可能。ただし格納庫は無いため、ヘリの常時搭載はしない。