概要
江戸時代後期に記録のある文字焼き(もんじゃ焼き)から派生し、大正時代から昭和10年代にかけて、東京を中心に流行した軽食である。
名称は、同商品を売る屋台が「どんどん」と太鼓を鳴らしていたことから、あるいは、作るそばから「どんどん」売れたことから名付けられたともいわれるがはっきりしない。
1931年(昭和6年)頃、東京の屋台や縁日で「どんどん焼き」が評判になって、昭和前期頃までは東京・下町界隈などでもよく見られた。しかし、戦後廃れて、東北地方の一部などにはローカルフードとして残っている。
屋台で販売される例が多く、歩きながらの飲食に適したように棒に刺したり巻き付けたりして提供される。