後述の通り本来は一連のタームであり、半ば冗談めいたものとして後づけされる。
概要
元ネタは少年マガジンで連載されていた『MMR マガジンミステリー調査団』(MMR)である。
数々のトンデモを世に放ち、「シリアスを装ったギャグ漫画」とまで呼ばれたこの作品は、
マガジン屈指の迷作・怪作としてよく知られている。
その中で特に有名なのが「キバヤシ断言」の場面である。
リーダーのキバヤシが、他の団員や読者の不安や恐怖をかき立てるようなもったいぶった説明をした後、
「つまり、○○は××だったんだよ!!」
などと科学的根拠に乏しいトンデモを勢いよく断言。
これに対し、団員たちが、
「な、なんだってー!?」
と揃って瞠目しながらひどく驚いてみせるというやり取りである。
この場面は断言するキバヤシの顔におどろおどろしい効果がついていたり、
驚く団員たちが眼が飛び出そうなくらい恐慌しているなど、
非常に大げさな演出がなされており、本作を代表する場面となった。
その後、掲示板において誰かのトンデモ発言に対し冗談半分の突っ込みを入れる際、
この様式にならうことが多くなった。
AAも作成されるなど今ではすっかりおなじみのやり取りとなり、
「な、なんだってー!?」もターム化することになった。当タグはそれを絵と閲覧者のやり取りという形で移入したものである。
表記
表記については元ネタでも一定しておらず、末尾が「!!」「!」であるものや、
「なんだってー」が「何だってー」であるものや、
場合によっては「なんですってー!!」と丁寧語であるもの、
「なんだって!」と伸ばさないものすらある。
このためpixivにおいても表記が一定しておらず、
いくつか表記揺れが存在する。ただし「なんだってー」という形のタームとして有名になったため、丁寧語や伸ばさない形のものはない。
またこれとは別に、「ΩΩΩ<な、なんだってー!!」などと一行AAがついているものもある。
これは掲示板での書き込みの際、
行数を取る大形AAを省略するために開発されたものを流用したものである。
このような揺れがあるため、検索の際は「なんだってー」で検索すると効率がよい。
使用状況
絵の内容が閲覧者の発想を超える突拍子もないもの(トンデモとは限らない)である時、
有り得ない推測や仮説に基づくものである時、またなかなか知られていない事実を知らされて感心した時、
描かれたキャラの性格や作者の作風からしてその内容やキャプションの説明はおかしいとされた時につけられる。
また元ネタであるMMRのネタ絵につけられることもある。
余談
『MMR』における初登場は第2回で、キバヤシ本人がナワヤの報告に対して発言した。
キバヤシ自身が使用したのは、この時と最終章の計2回のみ(この後ナワヤももう1回発言しているので、最後の発言者はキバヤシではない)。
なお作画担当者の『MMR』以前の作品『あいつはアインシュタイン』でも頻繁に使われていたセリフなので、単なる作者のクセである模様。
また同じ作画担当者の後の作品『マジシャン探偵A』でもキバヤシにそっくりな「超常現象研究部員」がこの台詞を発しており、セルフパロディとしても使われている。