概要
『あんさんぶるスターズ!』のキャラクター葵ひなた×転校生ちゃん(あんず)を組み合わせたNLカップリング。
思春期らしい照れが垣間見えるゆうたと違い、ひなたは転校生に敬語を使わず、同級生のようにフランクに接している。
それゆえか特に目立ったイベントがあるわけでもなかった。
返礼祭までは。
これはNLクラスタのあんスタユーザーに衝撃を与える事件であった。
事件が起きたのは「衝突! 思い還しの返礼祭」、「魔物たち/第三話」。
返礼祭当日、転校生は噴水前で、観客に配るチョコレートを持ったひなたに出会う。
チョコレートに関する話の流れで、ひなたは転校生の本命が気になり、誰が一番好きなのかを尋ねる。これに対し転校生は本心から「みんな大好き」と答えた。
「残酷だな~、あんずさん。みんなから好き好きオーラを浴びせられてるのに、ぜ~んぶ跳ね返しちゃうんだ」
「可哀想だな~、みんな」
そう言われた転校生は「『アイドル』と『プロデューサー』だから、そういう関係になっちゃ駄目」と返す(ここに、椚の戒めが生きていることが見て取れる)。ひなたは「偉いなぁ、ちゃんと分別を守ってるんだっ♪」と明るく返した、が。
「ふぅん、そっかぁ……。本命チョコを、贈ってくれないくせに」
「愛してもいないくせに、偉そうに俺たちをプロデュースしてたんだ?」
かつて自分が取っていた「大事だからこそ遠ざけている」姿勢を、転校生からいけないことだと教えられていたひなたは、だからこそ転校生がその姿勢でいることに不満を持ったのかもしれない。
しかし、夏に椚から戒めを受けていた転校生にとっては、「愛されることを目的としてはいけない」と「愛されることを拒んでは愛するアイドルを傷つけてしまう」の板挟みになってしまったことになる。
会話はその後、ひなたが講堂に向かわなければならなかったので終了し、ひなたはバレンタインのお返しとして「いつもありがとう」と転校生にチョコレートを渡すシーンで「魔物たち/第三話」は完結した。
ユーザーにとっては、ひなあんというCP、そしてひなたという人物そのものに対するアプローチも変えざるを得なくなった、重大なイベントとなった。
※作品を投稿する際には『あんスタNL』タグも併用することをお勧めします。