概要
アバローのペンダントとはちいさなプリンセスソフィア及びアバローのプリンセスエレナに登場するペンダントである。特にソフィアではキーアイテムとして扱われる。
起源
アバローのペンダントは遥か昔に作られた魔法のペンダント。
今はなきマルー王国のマルー人が何世紀も前に作ったものと言われている。
さらに起源をさかのぼると、全ての魔法が生まれたのは「神秘の島」とされている。
神秘の島でクリスタルマスターが作りあげた魔法のクリスタルがソフィア達の住む世界エバーレルムのマルー人の魔法使いに伝わり、アバローのペンダントが作られたと考えられている。
持ち主とその遍歴
現在のペンダントの持ち主はソフィアだが、元々は違う人達が持っていた。
古代マルー人が作ったアバローのペンダントはアバロー王国に発見され王家の宝物とされてきた。
そしてプリンセスのエレナが15歳の誕生日に母親からお守りとしてプレゼントされるが、程なくして、悪い魔女シュリキがアバローの王室を襲う。
ペンダントの力によりエレナは命を守られるがその身をペンダントの中に閉じ込められてしまう。
当時の宮廷魔術師アラカザールはシュリキからペンダントを遠ざけようとした結果、彼の手からも離れ
アイルワース王国に渡り、プリンセスシャーロットが一時期、手にしていたと言われている。
(77話)
どういう経緯かは不明だが、その後エンチャンシアに渡ったペンダントは王家の家宝となりアラカザールがティリーに渡したとされている。
国王ローランド2世はおとぎ話と思って信じていなかったが、ティリーはペンダントの秘密に気付き、最初の「物語の守り人」になる。
その後、ペンダントを外したティリーは再び城の宝物庫に保管したと思われる。
ローランドが新しい娘、ソフィアの贈り物を選んでいる時にペンダントの中のエレナが小さなプリンセスに持ち主になってほしいと願い、ペンダントを光らせた結果、ローランドはアバローのペンダントを選び、ソフィアにプレゼントした。
「エレナとアバロー王国の秘密」ではソフィアがペンダントからエレナの救出に成功しペンダントを返却しようとするが、エレナはソフィアにプレゼントしたため現在もアバローのペンダントはソフィアが所有している。
よって持ち主は、エレナ→ プリンセスシャーロット→アルカザール→テイリ→ソフィア→アンバー→プリンセスアイビー→ソフィア→セドリック→ソフィアとなる。
能力
良い事をすると持ち主を助ける新たな力を与えてくれたりするが、反対に悪いことをすると呪われてしまい良くないことが起こったりする。
ペンダントがソフィアに与えた力(働いた力)
動物とおしゃべりできる |
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人魚になれる |
体を小さくすることができる |
動物に変身できる |
困ったとき、プリンセスを呼んでくれる |
「秘密の図書室」へ導いてくれる |
ソフィアが困っているプリンセスを助けにいく(77話「びじょとゴブリン」以降) |
「神秘の島」へ行くためにユニコーンを呼んでくれる |
ペンダントがセドリックに与えた力
58話「やさしいセドリックさん」ではセドリックがアバローのペンダントの偽物を作り、ソフィアのペンダントを手に入れる事に成功する。
その時得た力は、
体が大きくなる |
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空高くジャンプできる |
何でも凍らせることができる |
重いものを持ち上げることができる |
しかし、これらの力を悪いことに使おうとしたので、呪われてしまった。
ペンダントがエレナに与えた力(働いた力)
持ち主の命の危険を感じた時、ペンダントの中でかくまう(中にいる間は時間が止まっているので年をとらない) |
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守護精霊(ズーゾ)と話ができる |
「先祖のお祝いの日」にだけゴーストを見たり声を聞いたりできる |
魔法を使うことができる |
ペンダントの呪い
カエルの声になってしまう(ソフィア) |
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小さくなった体が元に戻らない(ソフィア) |
悪いプリンセスを呼びだす(アンバー) |
手がベトベトになり離れない(セドリック) |
口がくちばしになってしまう(セドリック) |
腕が鉄になってしまう(セドリック) |
持ち主の使命
秘密の図書室にある『物語が終わっていない本の主人公を助けて本を完成させる事』
ソフィアは、ティリーおばさんから「物語の守り人」を引き継いだ。
ペンダントの弱点
ペンダントは強い魔力をもっているが、唯一炎のドラゴン、エバーバーンが出す炎で壊すことが可能だと言われている。
これはプリンセスアイビーが試みようとしたが失敗に終わり、ソフィアとエバーバーンは友達になったので今はペンダントの存在を脅かすものはないに等しい。