概要
波国における羅刹機の一つ。
羅刹機は羅国の修羅神と同様に意志を持っており、覇気を動力としているが、修羅とともに戦うことを前提にして作られているため、大きさは約3メートルと小型である。外見はエクスティムのカラーリングを施されたヤルダバオトに近いが、最大限に力を発揮すると熱で装甲がヤルダバオトのように赤くなる。
波国におけるシンディ・バード一派の拠点にして修練の場である「覇龍の塔」の最上階に安置されていた。
この羅刹機の主となるには、覇龍の塔内部に満ちる覇気が作り出した「強者の幻影」たちを全て打ち倒し、最上階でアルクオンと戦って勝利する「覇龍の修練」を乗り越える必要がある。
さらにただ戦って勝つだけでは不足であり、その主となるには「アルクオンをねじ伏せるだけの力」と「アルクオンの意志に応えるだけの強い心」を両方とも兼ね備える必要がある。
アルクオン自身は特に後者を重視しており、強い覇気=強い意志力の持ち主に反応して勝手に動き出すことがある他、主を選ぶ戦いにおいて数に拘ることもない(単独でアルクオンを撃破することは求めない)。
波国がエンドレス・フロンティアに飛ばされて後、ヴァールシャイン・リヒカイトの意志に感応して塔を飛び出し消息を絶つ。
アレディ・ナアシュがこの捜索とネージュ・ハウゼンをエスピナ城へ送り届ける任務のために旅に出る……と言うのが本編のプロローグである。
アインストの意志に導かれるままエンドレス・フロンティア各地を転戦、最終的にヴィルキュアキントから別空間のアインストレジセイアへ到達。
ヴァールシャインの意志により「朽ちない強い体」として半ば乗っ取られた状態でアレディと対峙するが、その覚悟を受け取りアインストの意志とは無関係にアレディ一行との戦闘を開始。
最終的にはその戦いの中で、自身を打ち倒すほどの「力」と、より高みを目指すため己に立ち向かう「心」を認め、アレディを自らの主に選びアインストを拒絶、旅に加わった。
なお、覇龍の修練は引き続き行われているが、アレディ達が旅の中で培った記憶をもとに新たな強者=エンドレス・フロンティアの強豪たちが出現するようになり、さらに最上階にはスヴァイサーの幻影が配置されるなど、難度が一気に跳ね上がっている。
メカニックデザインは斉藤和衛。
スペック
分類:羅刹機
全高:3m級
重量:不明
装甲材質:不明
動力:覇気
所属:なし→アレディ・ナアシュ
技
羅刹連拳
羅刹幻殺甲
羅刹剛鉄甲
羅刹覇龍吼
必殺技
羅刹断撃拳
覇皇魔滅拳(アレディ・ナアシュとの合体攻撃)